2018シーズン開幕まであと少し!RE雨宮のD1マシンは900psを目指したモンスターRX-7
更新日:2024.09.09
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RE雨宮と言えば、言わずと知れたロータリーエンジンチューニングで名高いチューニングショップです。
そのRE雨宮が2004年から参戦し続けているのが、ドリフトのカッコよさを競うモータースポーツ競技である「D1グランプリ」です。参戦初年度から一貫してFD3S型マツダ・RX-7で参戦し続けているRE雨宮。2014年度には単走シリーズチャンピオンを獲得し、昨年もラウンド6で単走優勝を果たすなど常に一線級の戦闘力を持つRE雨宮のD1車両を今回取材してきました。
そのRE雨宮が2004年から参戦し続けているのが、ドリフトのカッコよさを競うモータースポーツ競技である「D1グランプリ」です。参戦初年度から一貫してFD3S型マツダ・RX-7で参戦し続けているRE雨宮。2014年度には単走シリーズチャンピオンを獲得し、昨年もラウンド6で単走優勝を果たすなど常に一線級の戦闘力を持つRE雨宮のD1車両を今回取材してきました。
- Chapter
- 目指せ900ps
- リアラジエータ化
- 雨さんへインタビュー
- RE雨宮 D1 マシンギャラリー
目指せ900ps
取材時は3月31日~4月1日に大阪で開催されるラウンド1&2に向けて急ピッチで車両を制作している最中でしたが、エンジンは3ローター仕様の20Bをさらにサイドポート加工やセラミックアペックスシールを用いてチューニング。TRUSTのT88-34Dタービンで加給し、700PSを発生する仕様となっています。しかし、このエンジンは暫定の仕様であり、夏ごろをめどに4ローター化をして900PSを目指すというから期待したいところです。
リアラジエータ化
また、今回の最大の変更点と言えるのが、リアラジエータ化。
前後重量配分の最適化やリアのトラクションの確保のための措置ですが、リアハッチが潰されてエアを取り込むスリットが付けられた姿は、大きなインパクトを与えています。迫力のワイドボディキットは市販もされているので、外観のレプリカを作りたくなりますね。
雨さんへインタビュー
そんな大迫力のRX-7ですが、実はD1グランプリの参戦車両の中では少数派。その理由などをRE雨宮代表の雨宮勇美氏に聞いてみました。
――参戦車両にロータリー車が少ないのはなぜなんでしょうか?
「やっぱりロータリーエンジンは壊れやすいんですよ。そしてピーキーだから大変なんです。だからワンミスが即負けにつながっちゃうD1だと使いにくいんじゃないかな。」
――参戦車両にロータリー車が少ないのはなぜなんでしょうか?
「やっぱりロータリーエンジンは壊れやすいんですよ。そしてピーキーだから大変なんです。だからワンミスが即負けにつながっちゃうD1だと使いにくいんじゃないかな。」
――RX-7ならではのポイントはありますか?
「FDはノーマル状態でもボディ剛性が高いので、動きがかなりピーキーなんです。だからロールケージは剛性アップのためというよりも乗員保護のために付けている感じですね。それだけにドライバーもかなり神経を使うんじゃないかな。そういう意味でも断熱フロントガラス『クールベール』は、ドライバーの集中力を維持する上で効果があると思いますよ。スタート前はエアコンも使えませんからね。」
「FDはノーマル状態でもボディ剛性が高いので、動きがかなりピーキーなんです。だからロールケージは剛性アップのためというよりも乗員保護のために付けている感じですね。それだけにドライバーもかなり神経を使うんじゃないかな。そういう意味でも断熱フロントガラス『クールベール』は、ドライバーの集中力を維持する上で効果があると思いますよ。スタート前はエアコンも使えませんからね。」
――RE雨宮ではRX-7でレース参戦もしてきましたが、その辺りのノウハウは生きていますか?
「クルマの作り方はタイムアタックやレース車両と大きく変わらないですよ。強いて言うならアライメントが違うくらいですかね。これもRX-7本来のポテンシャルが高いという証明かもしれません。」
「クルマの作り方はタイムアタックやレース車両と大きく変わらないですよ。強いて言うならアライメントが違うくらいですかね。これもRX-7本来のポテンシャルが高いという証明かもしれません。」
2018シーズンも全8戦で争われるD1グランプリ。今年も鮮やかなブルーのRX-7が表彰台に登ることを期待して応援したいと思います。