車好きの夢を具現化するHKS。新社長水口氏インタビュー

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HKSといえば、国内を代表するチューニングメーカーであり、会社を語る際にはチューニング関連に目を奪われがちになります。しかしその高い技術力は、とどまることを知らず、電子制御部品やエンジンパーツの設計&開発、さらには、ディーゼルから天然ガスエンジンへの改造、バイフューエル事業など、時代の先端を行く研究&開発も数多く手掛けています。そのHKSの新社長に就任した水口大輔氏を紹介しましょう。
昨年末、日本を代表するチューニングパーツメーカーとして知られるHKSの新社長に水口大輔氏が就任されました。
水口社長は、タービンキット開発部署を皮切りに、チューニング、レース、それらに関わる商品開発とマーケティング、さらには環境技術開発と、その時代時代にHKSの中核を担う主要部署で経験を積み重ねてきた人物。その経歴から、今回、社長に推挙されたということです。

そんな水口社長がHKSに入社した当時は、多くのクルマ好きがモアパワー、モアスピードを求めたチューニング全盛期でした。若き水口氏は、タービンキットの開発チームに配属され、スカイラインGT-R(BCNR33)を素材に、0-300㎞アタックや筑波サーキットでのタイムアタックに明け暮れたといいます。
2009年から携わっているガスエンジン開発事業は、2011年の震災をきっかけに加速した、石油に変わる新エネルギーへの転換政策によって、自動車メーカーやガス会社、大学などと共同で研究・開発、そして生産を行うHKSにとっても、非常に重要な分野となっています。

最新の高効率エンジンの制御技術、熱効率の追求など、高度な研究開発が行われているなかで「これはチューニングの分野にも使えるな」といった、ヒントが見つかることもあるそうです。

エンジンの環境、効率の追求と同時に、パワーや速さなどの要素もチューニングのトップブランドとしては見逃せない部分。とりわけ、筑波サーキット最速タイムの樹立は、HKSにとって特別な意味を持つことでもあります。

その最速タイムを狙って動き出したプロジェクトが、トヨタ86 GTS800プロジェクトです。先代社長の発案でスタートしたこのプロジェクトは、筑波最速タイムはもちろん、その実現のため、86のFAエンジンで800psを引き出すことも目標としています。

限界への挑戦は、得られたデータが今後の商品展開の礎となる開発作業。かつて、水口社長が携わったスカイラインGT-R(BCNR33)のタイムアタッカー、T-002がそうだったように、ここからまた多くのパーツや、その後のチューニングトレンドが産まれることになるでしょう。

速さやパワーと並行して、乗り心地や快適性を高めるためのチューニングパーツを開発し、新たなユーザー層の発掘を狙うなど、新社長が主導するプロジェクトはすでにいくつも進行しています。

HKSは、水口新社長の体制下でも、引き続き、車好きに夢を見させてくれる企業であり続けることは間違いなさそうです。

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