レーシングドライバー井出有治が感じた”クムホ ECSTA(エクスタ)"の実力

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KUMHO ECSTA Racing(2016)

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メルセデスやBMW、日本勢ではニッサンやスズキにも純正装着タイヤを供給しているクムホは、世界の約180カ国で商品を展開するグローバルプレーヤーだ。商品ラインナップも豊富で、スポーツ系の「エクスタ」を筆頭にコンフォート系の「ソルウス」、ベーシックな「センス」など、スポーツモデルから商用車まで守備範囲は広い。
では、そのタイヤ作りにはどのようなフィロソフィ、あるいはキャラクターが見出せるのか?
今回は、Formula Nippon、F3、F1、スーパーGTなど、さまざまなカテゴリーで活躍。2014年度から「エクスタレーシングチーム」に加入、韓国のスーパーレース選手権に参戦しているレーシングドライバーの井出有治選手に話を聞いた。



Chapter
井出選手が走る”スーパーレース”とは
井出選手の感じたECSTAのアドバンテージ
レース用と変わらないロード用ECSTAのキャラクター

井出選手が走る”スーパーレース”とは

まずは、日本の富士スピードウェイもシリーズ戦に組み込まれているというスーパーレースへの参戦経緯から--。

井出「きっかけは、現地のレーシングスクールにインストラクターとして出向いたことですね。そこでクムホさんからお誘いがあって、エクスタレーシングチームに加入という流れです。

もちろん、スーパーレースにも興味はありました。マシンは排気量6.2リッターのV8エンジンをスペースフレームに組み込んだストックカーで、主催者供給によるワンメイク。

2016年は全車キャデラックのカウルで統一されていましたが、2015年は現代ジェネシスでした。

タイヤの指定はありませんが、我々は当然エクスタのレース用です」

井出選手の感じたECSTAのアドバンテージ

F1や日本のGT選手権、フォーミュラ・ニッポンなどさまざまなカテゴリーで活躍してきた井出選手にクムホというタイヤメーカーはどのように写っていたのだろうか?

井出「初めてクムホさんのタイヤで走ったのは、02年のフランスF3でした。その前年まではF1にもタイヤを供給していた欧州メーカーのワンメイクだったので、供給先が変わると聞いたときは、当時のチーム、ボクも含めたドライバーは『大丈夫なのか?』という不安もありました(笑)。

でも、いざ使ってみたら問題なんてなかった。というより、性能的には何も遜色がありませんでした。

実際、スーパーGTでも06年の鈴鹿でクムホさんのタイヤを履いたマシンが優勝していますから、クムホさんといえばモータースポーツのイメージが強かったですね」
現在は、エクスタのレース用タイヤでスーパーレースを戦う井出選手。そのパフォーマンスをどう評価しているのかというと--。

井出「ひと言で表現するなら、バランスの取れたタイヤですね。絶対的なグリップ力が高くてライバルチームのタイヤと比較しても良いタイムが出るのですが、強みはそれだけじゃない。

タイムアタックではないレースでは、一時のグリップ力だけじゃなく、それがどれだけ長続きするかも重要になるわけですが、エクスタのレーシングタイヤは終盤まで安定したグリップ力を発揮します。

スーパーレースは予選アタックで使用したタイヤを決勝でもそのまま使わなければならないので、これは大きなアドバンテージだといえます」

レース用と変わらないロード用ECSTAのキャラクター

とはいえ、それはあくまでレース用タイヤの話。素人の感覚からすれば、実際に公道で使われるロードカー用のエクスタとは必ずしもリンクしないのでは?という疑問も出てくるのだが、基本的なキャラクターは変わらないという。

井出「これは、どんなタイヤメーカーにもいえることですが、レース用であろうと公道用であろうと作り手のクセ、というか固有のキャラクターは出てくるものなんです。

だからたとえば数字に現れるようなグリップ力、耐摩耗性といった個別の性能はレース用と公道用で大きな隔たりがあるわけですが、メーカーのタイヤに対する考え方、大げさにいえばフィロソフィが影響するような部分は変わりようがない。

それはグリップの出し方やコントロール性に関わる過渡特性の性格付け、ケースの剛性感といったあたりになりますが、そういう意味だとエクスタはレース用と公道用でとてもよく似ているといえますね」
つまり、レース用で体感できる魅力、キャラクターは公道用エクスタにも当てはまるということなのだろうか?

井出「そうですね。サーキットで公道用エクスタ(ECSTA V720)をテストした経験もありますが、長時間ハードに攻め込むような走らせ方をしても安定したグリップ力を発揮してくれました。

扱いやすい、というキャラクターはレース用と何ら変わらないと思いますよ。そのあたりの魅力はようやく知られるようになったようで、ボクの回りでもスポーツ走行用にエクスタを選ぶ人が増えています。

スポーツ系のタイヤというと高価なモデルが主流にならざるを得ないのが実際のところですが、エクスタは価格と性能という点でも非常にバランスが優れた選択だと思いますね」
聞けばスーパーレースでエクスタを採用するチームは、いまや参戦当初より大幅に増加。表彰台に上がる回数も格段に増えているという。

ちなみに、井出選手は単にドライバーとして参戦するだけでなくレース用エクスタの開発にも協力している。

井出「ええ、色々とテストしています。クムホさんのエンジニアは開発時の変更点を細部まで教えてくれるので、ボク自身へのフィードバックもあって勉強になっています。

スーパーレースも、マシンがシンプルな作りなので結果はドライバーの腕次第。その意味ではやり甲斐があって楽しいのですが、イベントとしてはまだまだ発展途上です。

ただタイヤの開発にせよスーパーレースにせよ、進化のペースは速いので今後の展開についてはぜひとも期待していただきたいですね」
【井出有治選手】
Formula Nippon、F3、F1、スーパーGTなど様々な経歴をもつドライバー
www.yuji-ide.com

【スーパーレース】
韓国を代表するカーレース。年8戦行われ韓国のみならず日本や中国でも開催しておりトップカテゴリーのスーパー6000は6.2リッターV8の迫力あるレースが特徴。

【エクスタレーシングチーム】
クムホタイヤが運営するレーシングチーム。スーパーレース2015,2016とチーム総合優勝を達成。

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