ヤリスクロスの車検費用相場を徹底解説｜各項目の詳細や安く抑える方法も紹介

車検費用	内訳
57,050円〜71,550円※	基本料		13,000円〜27,500円
	法定費用	自賠責保険料	17,650円
		重量税	24,600円
		印紙代	1,800円

※車検基本料の相場は大手車検業者(マッハ車検、ホリデー車検、らくらく車検、コバック車検、車検の速太郎、アップル車検)の車検基本料金より算出

※別途整備料金がかかる場合があります

まずは、ヤリスクロスの車検費用について費用相場を詳しく紹介していきます。

車検費用は、車の経年によって法定費用や整備費用が変わるため、一般的に年式が古くなるほど車検費用が増加する傾向があります。

ヤリスクロスは2020年に初代が発売された比較的新しい車種のため、現時点では経年による車検費用が大きく変わることはありませんが、長く乗っていると車検費用が変化することは覚えておきましょう。ここでは、年式ごとの車検費用の相場を紹介します。

	車検費用相場
	合計	車検基本料金	法定費用
13年まで	57,050円〜71,550円	13,000円〜27,500円	44,050円
13年超	66,650円〜81,150円	13,000円〜27,500円	53,650円
18年超	70,250円〜84,750円	13,000円〜27,500円	57,250円

※別途整備料金がかかります

車の年式が古くなると、法定費用の中でも重量税に変化が生じます。13年を超えた車両に対してはさまざまな性能が低下していると見なされ、通常より高い重量税が課されます。また、18年を超えるとさらに税額が増加するため、法定費用の負担が大きくなるのが特徴です。

13年、18年での重量税の増加割合は、以下の通りです。

	自家用乗用車（軽自動車を除く）
新車登録〜12年目	4,100円/0.5トン
13年〜17年目	5,700円/0.5トン
18年目以降	6,300円/0.5トン

法定費用の主な要素は自賠責保険料、重量税、印紙代ですが、このうち自賠責保険料は年式にかかわらず車種ごとに統一されています。そのため、年式による影響が最も大きいのは重量税です。

また年式が古くなるにつれて、車両の各部品が劣化し、交換や修理が必要になる可能性が高まります。特に、ハイブリッドシステムやバッテリーなどの特殊な部品は、ヤリスクロス特有のものとして高額な整備費用がかかることがあります。

ブレーキやサスペンション、エンジン部品なども劣化が進むため、古い車両ほど整備費用がかさむ傾向があることに注意しましょう。

このように、年式が新しければ整備費用が少なく済む可能性がありますが、年数が経過するにつれて車検費用全体も高くなっていくことを考慮する必要があります。

ヤリスクロスはモデルによって、車検費用相場に違いが出ることがあります。

エコカー減税の対象になるモデルもあるため、そちらも含めた重量税は以下の通りです。

モデル	重量税
Z“Adventure”（ハイブリッド車） Z“Adventure”（ハイブリッド車・E-Four） Z（ハイブリッド車） Z（ハイブリッド車・E-Four） G（ハイブリッド車） G（ハイブリッド車・E-Four） X（ハイブリッド車） X（ハイブリッド車・E-Four） U（ハイブリッド車） U（ハイブリッド車・E-Four） GR SPORT（ハイブリッド車）	15,000円
上記以外のモデル	24,600円

モデルによって10,000円ほどの違いが出るため、チェックしておきましょう。

ヤリスクロスの車検費用の内訳には、車検基本料金や法定費用、整備料金などが含まれます。ハイブリッドシステムを搭載しているモデルもあるため、特別な点検が必要な場合もあり、車検費用が高額になる場合もあります。それぞれの費用について詳しく見ていきましょう。

車検の基本料金は、車を預けて検査してもらうための費用で、整備工場やディーラーによって料金が異なります。ヤリスクロスに限らず、車検では、車の状態をチェックする検査や、必要な部品交換などの作業が行われます。これらの作業にかかる費用が基本料金に含まれています。

ヤリスクロスの場合、他の車種と比較して特に高額ではありませんが、ディーラーでの車検は、一般的に整備工場に比べて料金が高くなる傾向があります。これは、ディーラーがメーカーの最新設備や技術を持っているためです。

また、ハイブリッド車のヤリスクロスでは、ハイブリッドシステムの点検も必要となるため、料金が変動する場合があります。

自賠責保険料は、自動車損害賠償責任保険の略で、法律で加入が義務付けられている強制保険です。車検の際には、この保険の有効期限が切れている場合、更新手続きが必要となります。

ヤリスクロスのような普通自動車の自賠責保険料は、車種や保険期間によって決まりますが、他の普通車とほぼ同じ料金設定となっています。

保険料は政府によって統一されているため、どの整備工場やディーラーで車検を受けても同じ料金になります。ヤリスクロスは、2年間で17,650円となります。

重量税は、車の重量に応じて支払う税金です。ヤリスクロスは1,110kg〜1,190kg程度の比較的軽量な設計のため、重量税も低めです。ハイブリッド車はエコカー減税の対象となることが多く、ヤリスクロスもグレードによってエコカー減税を受けられます。

ヤリスクロスでエコカー減税が受けられるモデルは、以下の通りです。

エコカー減税が受けられるモデル

・Z“Adventure”（ハイブリッド車） ・Z“Adventure”（ハイブリッド車・E-Four） ・Z（ハイブリッド車） ・Z（ハイブリッド車・E-Four） ・G（ハイブリッド車） ・G（ハイブリッド車・E-Four） ・X（ハイブリッド車） ・X（ハイブリッド車・E-Four） ・U（ハイブリッド車） ・U（ハイブリッド車・E-Four） ・GR SPORT（ハイブリッド車）

ヤリスクロスはモデルによって重量が多少異なりますが、どれも1,000kg〜1,500kgの範囲内なので重量税は変わりません。2年間で24,600円です。

印紙代は車検を受ける際に必要な法定費用の一部で、車検の申請書や検査に必要な書類に貼付するものです。

印紙代は、車検をどこで受けるかによって多少の差が生じることがあります。通常の車検であれば、軽自動車や普通自動車ともに一定の料金が設定されていますが、ユーザー車検などの場合は異なる場合があります。

ヤリスクロスの車検でかかる印紙代は、1,800円です。車検を受ける場所や条件によって1,600〜2,200円ほどの金額差が生まれる可能性があります。

整備料金は、自動車の法定点検や一般点検において、車両の各部を点検し、摩耗した部品を交換したり、調整したりするための費用です。ヤリスクロスでは、ブレーキパッドの摩耗、エンジンオイルの劣化、ワイパーゴムのひび割れなどが確認されると、交換が必要となる場合があり、それによって料金が変動します。

また、ハイブリッド車であるヤリスクロスは、ハイブリッドバッテリーの劣化も考慮する必要があります。バッテリーの容量が低下している場合、交換が必要となり、高額な費用が発生することがあります。

車検は定期的に必要な大きな出費ですが、工夫次第で費用を抑えることが可能です。ここでは、ヤリスクロスの車検費用を安くするための方法をいくつかご紹介します。

楽天Car車検のような車検比較ポータルサイトを活用すれば、自宅周辺の複数の整備工場を簡単に検索し、見積もりを比較検討することができます。口コミやサービス内容もあわせて確認できるため、価格だけでなく、信頼できる実績や充実したサービスを提供している業者を見つけることができます。

ヤリスクロスの車検で、より良いサービスを受けたいとお考えなら、ぜひ車検比較サイトをご活用ください。ハイブリッド車に精通した整備士がいるかどうか、過去の修理実績や口コミなどを参考に、最適な業者を見つけることができます。

車検には、車検チェーン、ガソリンスタンド、ディーラーなど、さまざまな選択肢があります。

車検チェーンやガソリンスタンドは、スピーディーかつリーズナブルな価格が魅力です。

一方、ディーラー車検は、メーカーの純正部品を使用し、専門的な知識を持った整備士が対応するため、高い品質が期待できます。特に、ハイブリッド車のような専門的な技術が必要な車両は、ディーラーでの点検がおすすめです。

以下は、ヤリスクロスの場合のディーラー車検と車検チェーン・ガソリンスタンド車検の費用の目安を比較した表です。

	費用の目安	メリット
ディーラー車検	80,000円〜140,000円	クオリティが高く、メーカー純正のサービスが受けられる
車検チェーン店の車検	53,990円〜68,050円	価格が安く、全国展開のサービスで手軽に利用可能
ガソリンスタンド車検	60,000円〜80,000円	安価かつスピーディーな車検が受けられる

※別途整備料金がかかります

それぞれの車検にはメリットがあり、車種や状態、そしてニーズによって、最適な選択肢が異なります。

費用を抑えたい場合は、車検チェーンやガソリンスタンドがおすすめです。

一方、ハイブリッド車のように高度な技術が必要な場合は、ディーラーの専門的なサービスが安心できるでしょう。

また、新車に近い状態の車は、比較的状態が良いので、コストパフォーマンスの高い車検チェーンやガソリンスタンドを選ぶのもひとつの手です。

ヤリスクロスは現時点では比較的新しい車種ですが、年式が古くなると車検費用が上昇したり燃費が悪化したりして、維持費が気になる方も多いのではないでしょうか。

そんなときは、新車や中古車への乗り換えも選択肢のひとつです。最近の車は、安全性能や燃費性能が大幅に向上しており、長期的に見ると維持費を抑えられる可能性があります。

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こちらの記事では、ヤリスクロスの車検費用相場や車検にかかる費用の内訳、車検の費用を安く抑える方法などを紹介しました。

車の車検は、費用と品質のバランスが大切。民間車検は、費用を抑えられることが魅力です。一方ディーラー車検は、純正部品を使用し、メーカーの専門知識を持った整備士が対応するため、高い品質が期待できます。

どちらを選ぶかは、車の状態や予算、重視する点によって異なります。愛車の状態をしっかりと把握し、安心して乗り続けられるよう、ヤリスクロスの車検を進めてみてくださいね。