軽自動車の車検の費用は?普通車との違いを解説

整備士

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軽自動車の車検にかかる費用は、普通車と比較して安くなることが多いと言われています。ボディサイズにも制限があり、排気量も660ccまでと決められている軽自動車ですが、なぜ普通車よりも車検費用が安くなるのでしょうか。普通車との違いを解説します。

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吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
軽自動車の車検を受ける費用
軽自動車の法定費用
軽自動車の車検基本料
軽自動車の点検・整備費用
そもそも軽自動車とは? 普通車との違いは?
軽自動車の車検が安くなる3つの理由
理由①:自動車重量税が安いから
理由②:軽自動車の部品、消耗品の価格は安いから
理由③:オイル交換の費用が安いから
軽自動車の車検費用が高くなるケース
軽自動車の車検費用を安くする方法
方法①:複数の車検業者で見積もりを取る
方法②:日頃から車のメンテナンスを行う
軽自動車の車検内容
軽自動車におすすめの車検業者3選
楽天Car車検:安い車検業者を一括比較
ニコニコ車検:とにかく安い車検業者
ホリデー車検:安くて早い車検業者
軽自動車の車検費用を把握しよう

軽自動車の車検を受ける費用

軽自動車の車検にかかる費用は、おおよそ5~8万円といわれています。

普通車の車検にかかる費用が6~10万円程度が相場といわれていることから、軽自動車の車検は普通車と比較して安くなることが多いようです。

車検費用の内訳は、以下の3つに分けられます。

・法定費用
・車検基本料
・点検・整備費用

ここからは、それぞれの車検費用が軽自動車でどのようにかかってくるか見ていきましょう。

軽自動車の法定費用

法定費用とは法で定められた固定の費用であり、どのような業者を選んで車検を依頼したとしても金額は変わらず一律となっています。

軽自動車の車検を受ける場合、法定費用は以下の表のようになっています。

  費用
自動車重量税 最大8,800円
自賠責保険料 19,730円
(24ヶ月契約)
印紙代 最大1,800円
合計 最大30,330円
初年度登録からの年数やエコカー減税対象車かどうかで金額は変動しますが、軽自動車の法定費用は最大でも30,330円になります。

一方、普通車のコンパクトカーの場合、法定費用は最大で60,010円かかります。軽自動車の法定費用は安いということがわかるかと思います。

軽自動車の車検基本料

車検の基本料とは車検を行う業者が独自に決めている手数料やレッカー代、手続きを行う費用のことです。

法定費用と異なり業者によって金額はさまざまであり、事前に見積もりを取ることでそれぞれの金額がどの程度か把握することができます。

車検基本料は軽自動車が安いこともあれば、普通車との間に値段の差がない場合もあります。

軽自動車の点検・整備費用

点検・整備費用とは、車の点検を行う手数料および、劣化や損耗がみられる部品を交換する際の部品代と工賃となります。

基本的に、交換しなければならない部品が増えるほど部品代と工賃がかさむことになります。交換しなければならない部品が少なければ金額は安くなります。

部品の交換費用も一般的に軽自動車のほうが安い傾向にあります。

そもそも軽自動車とは? 普通車との違いは?

そもそも、軽自動車と普通車では同じ車とはいえ、規格や扱いが異なります。

現在でいう軽自動車という規格は昭和24年に誕生したものであり、以下のような制限があります。

  軽自動車 普通車
(3ナンバー)
普通車
(5ナンバー)
全長 3.4m以下 4.7m以下 4.7m超
全幅 1.48m以下 1.7m以下 1.7m超
全高 2m以下 2m以下 2m超
定員 最大4人 最大10人 最大10人
排気量 660cc以下 2000cc以下 2000cc超

軽自動車の車検が安くなる3つの理由

軽自動車の車検が安くなる理由は、主に以下の3つです。

・自動車重量税が安いから
・軽自動車の部品、消耗品の価格は安いから
・オイル交換の費用が安いから

それぞれの理由の詳細を解説します。

理由①:自動車重量税が安いから

軽自動車の車検が安い最大の理由は自動車重量税が安いからです。

自動車重量税の税額は自家用乗用車の場合、以下のとおりです。

  軽自動車以外 軽自動車
新車登録〜12年目 0.5トンあたり4,100円 一律3,300円
13〜17年目 0.5トンあたり5,700円 一律4,100円
18年目以降 0.5トンあたり6,300円 一律4,400円
たとえば、新車の軽自動車の自動車重量税は1トンの普通車の新車と比べて約40%の金額になります。

理由②:軽自動車の部品、消耗品の価格は安いから

軽自動車の車検費用が安くなる理由として、点検時に交換することになる部品や消耗品の価格が安くなる傾向がある点も挙げられるでしょう。

例えば、タイヤを交換するにしても軽自動車のタイヤは普通車と比較してインチ数も小さいことがほとんどです。そのため、価格も安くなっているのです。

理由③:オイル交換の費用が安いから

軽自動車の車検費用が安くなるのは、軽自動車のオイル交換の費用が安いからでもあります。

エンジンオイルやオートマオイルといった消耗品を交換する場合、軽自動車はエンジンオイルのタンク容量が小さくなります。

そのため、オイル交換にかかる費用も安くなることが多いのです。

軽自動車の車検費用が高くなるケース

軽自動車の車検費用が高くなるケースがあります。それは、軽自動車が新車として登録されてから13年が経過した場合です。

軽自動車の重量税は、エコカー減税の対象ではない場合、以下のとおりです。

  軽自動車税
13年未満 6,600円
13年以降 8,200円
18年以降 8,800円
そもそも、製造されて10年以上が経過した軽自動車は、部品の劣化や損耗が進んでいます。

車検のために受ける点検・整備の段階で交換しなければならない部品が多くなることが予想されます。

交換したり修理したりしなければならない箇所が増えれば、部品代と工賃が上乗せされることになり、その分車検にかかる費用がかさむことになるのです。

特に、18年が経過した軽自動車の場合、部品を交換するにも新品の部品を入手すること自体が難しい可能性がもあります。場合によっては整備に長い時間がかかるケースもあるでしょう。

軽自動車の車検費用を安くする方法

軽自動車の車検費用には、法定費用と基本料、点検整備の費用があることは前述した通りです。

そのうえで軽自動車の車検費用を抑えるならば、国が定めている金額の法定費用以外の部分である基本料と点検整備の費用を削ることになります。

具体的には、以下のような方法で軽自動車の車検費用を安く抑えることができます。

・複数の車検業者で見積もりを取る
・日頃から車のメンテナンスを行う

それぞれの方法の詳細を解説します。

方法①:複数の車検業者で見積もりを取る

依頼する業者を初めから1つに絞るのではなく、いくつかの業者に見積もりを依頼することで車検費用を抑えることが可能です。

たとえば、楽天Car車検というサイトは複数の車検業者から見積もりを取るのに適した比較サービスです。

方法②:日頃から車のメンテナンスを行う

故障している箇所がでないよう、日頃から小まめにセルフメンテナンスを行うことも車検費用を抑えるポイントの1つです。

例えばエンジンオイルやオートマオイルなどは専門的な知識や技術がなくても点検が可能であり、定期的にチェックしておくだけでエンジントラブルを引き起こしづらくすることができます。

その他の箇所でも日頃からメンテナンスを行っていれば、部品の故障を抑えることができることから、車検時にかかる部品の交換代を抑えることができるでしょう。

軽自動車の車検内容

そもそも車検とは、自動車が保安基準を満たしているかどうかを確認するため、一定期間ごとに国土交通省が検査を行う制度のことです。

このことから、普通自動車であっても軽自動車であっても検査内容に変化はありません。

検査の項目は、主に以下のとおりです。

・車検証の記載事項と持ち込まれた車が同じものかどうかの確認
・外観検査
・排ガス検査
・サイドスリップ検査
・ブレーキ検査
・スピードメーター検査
・ヘッドライト検査
・下回り検査

軽自動車におすすめの車検業者3選

数ある車検業者の中でも、軽自動車で車検を受けたい時におすすめなのは以下の3つです。

・楽天Car車検
・ニコニコ車検
・ホリデー車検

それぞれについて詳しく解説します。

楽天Car車検:安い車検業者を一括比較

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安い車検業者を一括比較

楽天Car車検では全国4,500店舗以上の車検業者を一括で比較することが可能です。

土日祝でも車検を受けられるか、輸入車でも車検を受けられるか、自宅から近いか、などさまざまな条件で絞って検索することが可能です。

さらに、参考車検価格や業者の口コミまで比較できるため、車検業者選びに最適のサービスと言えます。

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車検基本料
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ニコニコ車検:とにかく安い車検業者

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ニコニコ車検

 

とにかく安い車検業者

ニコニコ車検はとにかく安いことに定評がある車検業者です。

車検基本費用は国産車であれば11,000円(税込)均一になっており、これは大手の車検業者と比べても1万円ほど低価格になっています。

安いからといって点検項目が充実していない、ということもなく、ディーラー車検並の112項目の点検を受けることが可能です。

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金額が比較的安く、迅速に車検を進めてくれることが出来た。

アフターケアをもう少し安心して依頼出来るとより助かると思う。

車検基本料
11,000円
車検スピード
1〜2日
店舗数
8
地域
東京・神奈川・埼玉
土日祝対応
クレジットカード対応

ホリデー車検:安くて早い車検業者

株式会社ホリデー

ホリデー車検

 

安くて早い車検業者

ホリデー車検は安く、そして車検が早いことが魅力的な車検業者です。

車検を複数人で分担して行うため、60分程度での車検が可能になっています。

また、ホリデー車検では立ち会い車検を導入しているため、ユーザーが望めば料金の安い最低限の車検にすることも可能です。

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とにかく安心できるし安い、対応が良いです。丁寧に説明してもらえて納得して車検を受けられました。

車検基本料
20,130円〜
車検スピード
60分〜
店舗数
220以上
地域
全国
土日祝対応
◯※休みの店舗もあり
クレジットカード対応
店舗により異なる

軽自動車の車検費用を把握しよう

軽自動車の車検は、普通車と比較して費用そのものは安くなることがほとんです。

しかし、手続きの流れや検査の内容は普通車と同じであり、軽自動車だからと言って検査にかかる時間が短縮されることもありません。

軽自動車の車検は普通車で車検を受ける場合と同様、余裕を持って準備を進めておいたほうが良いでしょう。

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