違法です!ホイールからはみ出すロングナットなどに関する法規制を解説
更新日:2024.09.09
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カスタムは、クルマの楽しみ方のひとつであり、さまざまなアフターマーケットパーツも存在します。しかし、使い方によっては違法改造になってしまうこともありますから、DIYでカスタムする場合は、その点も含めてパーツ選びを行いたいですね。
ロングナットなどのホイールからの飛び出し
過日、必要以上に長いホイールナットを装着しているクルマを見かけました。各ホイールからボルトがはみ出しています。しかも、当然ながらフェンダーからも数センチ飛び出しています。昔のマンガやスパイ映画の秘密兵器?のような代物です。
こうした本当の理由はオーナーでなければ知るよしもありませんが、ジムカーナなどタイヤの交換を必要とし、さらに単独で走行するモータースポーツの場合、ロングナットを使うことで交換の際の手間を少なくするというメリットが生まれます。
とはいえ、それはクローズドコースでの話しで、一般公道では突起物とみなされることになりますので、いうまでもなく違法改造となります。
こうした本当の理由はオーナーでなければ知るよしもありませんが、ジムカーナなどタイヤの交換を必要とし、さらに単独で走行するモータースポーツの場合、ロングナットを使うことで交換の際の手間を少なくするというメリットが生まれます。
とはいえ、それはクローズドコースでの話しで、一般公道では突起物とみなされることになりますので、いうまでもなく違法改造となります。
はみ出しタイヤの規制は緩和となったが
関連して法的な部分を記述すると、フェンダー部からタイヤがはみ出すいわゆる「ハミタイ」は、これまで完全に違法でした。
しかし、平成29年6月22日より規制が変更となり、"最外側がタイヤとなる部分については、外側方向への突出量が10mm未満の場合には「外側方向に突出していないもの」とみなす”と記載されています。
※独立行政法人 自動車技術総合機構からのお知らせ より抜粋
つまり、タイヤがフェンダーから1cmはみ出すぶんまでは認めるが、ホイールなどタイヤ以外が突出したらNGということになり、今回のホイールも完全にアウトです。
そもそもこうした突起物は、歩行者に危害をおよぼす可能性が高く、絶対に装着すべきアイテムではないのです。
しかし、平成29年6月22日より規制が変更となり、"最外側がタイヤとなる部分については、外側方向への突出量が10mm未満の場合には「外側方向に突出していないもの」とみなす”と記載されています。
※独立行政法人 自動車技術総合機構からのお知らせ より抜粋
つまり、タイヤがフェンダーから1cmはみ出すぶんまでは認めるが、ホイールなどタイヤ以外が突出したらNGということになり、今回のホイールも完全にアウトです。
そもそもこうした突起物は、歩行者に危害をおよぼす可能性が高く、絶対に装着すべきアイテムではないのです。
ハミタイOKになった背景
平成29年6月22日の規制変更によって、今回とりあげた”回転部分の突出禁止規定”とともに、”排気管の開口方向規定要件”も廃止されました。
ざっくり言えば、排気口の向きの制限を撤廃するもので、ボディサイドに出口がある排気管でも、規定を満たしていればOKになります。これは間違いなく、海外からの圧力による規制緩和と考えます。
ホイールは欧米のスーパースポーツカー、排気管は北米メーカーの一部車種に、これまでの日本の法律をクリアできないものがあったことから、輸入促進の為にこうした改正が行われたと推測します。
しかし、カスタマイズする側からすれば、車検適応のレギュレーションが広がったわけで、より魅力的なカスタマイズアイテムの開発に繋がるともいえますし、ある意味では歓迎すべき改正です。
しかし、今回挙げた”走る凶器”となるようなカスタマイズは論外!であると最後に付け加えておきましょう。
ざっくり言えば、排気口の向きの制限を撤廃するもので、ボディサイドに出口がある排気管でも、規定を満たしていればOKになります。これは間違いなく、海外からの圧力による規制緩和と考えます。
ホイールは欧米のスーパースポーツカー、排気管は北米メーカーの一部車種に、これまでの日本の法律をクリアできないものがあったことから、輸入促進の為にこうした改正が行われたと推測します。
しかし、カスタマイズする側からすれば、車検適応のレギュレーションが広がったわけで、より魅力的なカスタマイズアイテムの開発に繋がるともいえますし、ある意味では歓迎すべき改正です。
しかし、今回挙げた”走る凶器”となるようなカスタマイズは論外!であると最後に付け加えておきましょう。