日本にもFRコンパクトハッチバックがあった!トヨタ スターレットってどんな車?
更新日:2024.09.09
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現在、トヨタのコンパクトハッチバックといえばヴィッツですが、欧州(ヤリス)ではWRCにも参戦するなどスポーツ色も備えたモデルとなっています。そのヴィッツの前任が、スターレット。現在では考えづらい、FRのコンパクトハッチでした。
トヨタ スターレットとは?
※画像は2代目モデル
トヨタ スターレットは1978年から1999年まで生産されたコンパクトカーで、初代はパブリカの派生スポーツモデルとして、1,973年にデビュー。当時は、パブリカ スターレットという名前でした。
しかし、1978年になるとパブリカとパブリカ スターレットを統合、スターレットとして独立しました。2代目移行のスターレットは、現在のヴィッツと同様、エントリーモデルとして人気を集めます。
ボディタイプは初代がノッチバックの2ドアクーペと4ドアセダン、2代目モデルより3ドアと5ドアのハッチバックになりました。
駆動方式は、2代目モデルまでがFR、3代目よりFFに変更されます。もともと、スポーツ色の強かったスターレットはモータスポーツユースも多く、FF化された3代目モデルでは、ターボエンジンを搭載するグレードも用意。ボンネット上に大型のエアインテークが設けられ、外観のインパクトは走りの予感を大いに感じさせるものでした。スターレットのターボモデルは、高出力エンジンと相まって、最終型となる5代目まで人気の中心でした。
それではトヨタ スターレットの、5世代に渡る歴史を振り返ってみましょう。
トヨタ スターレットは1978年から1999年まで生産されたコンパクトカーで、初代はパブリカの派生スポーツモデルとして、1,973年にデビュー。当時は、パブリカ スターレットという名前でした。
しかし、1978年になるとパブリカとパブリカ スターレットを統合、スターレットとして独立しました。2代目移行のスターレットは、現在のヴィッツと同様、エントリーモデルとして人気を集めます。
ボディタイプは初代がノッチバックの2ドアクーペと4ドアセダン、2代目モデルより3ドアと5ドアのハッチバックになりました。
駆動方式は、2代目モデルまでがFR、3代目よりFFに変更されます。もともと、スポーツ色の強かったスターレットはモータスポーツユースも多く、FF化された3代目モデルでは、ターボエンジンを搭載するグレードも用意。ボンネット上に大型のエアインテークが設けられ、外観のインパクトは走りの予感を大いに感じさせるものでした。スターレットのターボモデルは、高出力エンジンと相まって、最終型となる5代目まで人気の中心でした。
それではトヨタ スターレットの、5世代に渡る歴史を振り返ってみましょう。
トヨタ スターレットの歴史 ー初代から5代目モデルまで
KP4#/KP5#型初代モデル(1973年4月-1978年1月)
トヨタ スターレットの初代モデルの名称は、パブリカ スターレット(1973年10月まで)。1961年より1978年までトヨタ自動車ラインナップのエントリーモデルであったパブリカの、2代目モデルの上級モデルとして誕生しました。
デザインはイタルデザインのジウジアローが担当し、パブリカよりも華やかでモダンな印象でした。
デザインはイタルデザインのジウジアローが担当し、パブリカよりも華やかでモダンな印象でした。
KP6#型2代目モデル(1978年2月〜1984年10月)
ボディタイプをファストバックから、当時人気の2BOXハッチバックに変更。ライバル車がFFに移行するなか、FRを採用しました。
走行メカニズムでは、全グレードに前輪ディスクブレーキやロックトゥロックが3回転のクイックなステアリングギアボックスを採用。ワンメイクレースの開催もありチューニングカーや競技車のベースとして簡素装備で軽量なベーシックグレードが好まれました。
スターレットファンの心を掴んで離さないのは、FRハッチバック最後のモデルとなったこの2代目ではないでしょうか。
走行メカニズムでは、全グレードに前輪ディスクブレーキやロックトゥロックが3回転のクイックなステアリングギアボックスを採用。ワンメイクレースの開催もありチューニングカーや競技車のベースとして簡素装備で軽量なベーシックグレードが好まれました。
スターレットファンの心を掴んで離さないのは、FRハッチバック最後のモデルとなったこの2代目ではないでしょうか。
EP7#型3代目モデル(1984年10月-1989年12月)
スターレットは3代目よりFFに変更されました。モデルチェンジ直後はNAエンジンのみの搭載。ホットバージョンは、1.3L直4SOHC12バルブEFIの2E-ELU型エンジンで、オンロード仕様のSi系と競技仕様のRiに搭載されました。愛称は「かっとびスターレット」。
その後、インタークーラー付ターボを装着、最高出力110ps/6,000rpm、最大トルク15.3kgf・m/3,600rpmを発揮しました。
NAよりも速いことから、ターボモデルには「韋駄天ターボ」の愛称が用意され、シリーズ内で搭載エンジンの違いにより、2つの愛称が使用される珍しい車種となりました。
その後、インタークーラー付ターボを装着、最高出力110ps/6,000rpm、最大トルク15.3kgf・m/3,600rpmを発揮しました。
NAよりも速いことから、ターボモデルには「韋駄天ターボ」の愛称が用意され、シリーズ内で搭載エンジンの違いにより、2つの愛称が使用される珍しい車種となりました。
EP8#型4代目モデル(1989年12月-1996年1月)
4代目モデルでは衝撃吸収安全ボディ”CIAS(サイアス)”を採用。エンジンは全車ハイメカツインカム(狭角4バルブDOHC)エンジンを搭載。
インタークーラー付ターボを装着した4E-FTE型エンジンは135psとパワフルで、任意にブースト圧を低く設定出来るLOWモードスイッチが用意されました。
インタークーラー付ターボを装着した4E-FTE型エンジンは135psとパワフルで、任意にブースト圧を低く設定出来るLOWモードスイッチが用意されました。
EP9#型5代目モデル(1996年1月-1999年8月)
衝撃吸収安全ボディはCIASからGOA(ゴア)に進化。ABSやエアバッグなども標準装備し、今日のコンパクトカーでも安全装備標準装備の先駆車となったモデルです。
新しい試みとしては、現代のクロスオーバーにも通じるSUV型スターレットの存在です。グレード名はRemix(リミックス)。当時人気だった日産 ラシーンの対抗馬でした。
新しい試みとしては、現代のクロスオーバーにも通じるSUV型スターレットの存在です。グレード名はRemix(リミックス)。当時人気だった日産 ラシーンの対抗馬でした。