なぜ、キャラバンではなくハイエースがカスタムベースの王座となったのか?
更新日:2024.09.09
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トヨタ、日産のワンボックスカーである、ハイエースとキャラバン。一見すると、非常によく似た両者であり、どちらもカスタムベースとしてよく使われますが、キャラバンよりもハイエースのほうが多いようです。その理由は、どんなところにあるのでしょうか?両車を比較しながら探っていきたいと思います。
トヨタ ハイエースとはどんな車?
1967年以降、世界130カ国で累計販売台数は602万台と、トヨタのベストセラー車種のひとつでもあるハイエース。荷室の広さと耐久性が支持され、ビジネス用途のみならず、レジャーや趣味のトランスポーターにも使われています。
もちろん現在でも製造・販売は続いており、現行の200系は5代目となっています。
もちろん現在でも製造・販売は続いており、現行の200系は5代目となっています。
日産 NV350キャラバンとはどんな車?
日産版ハイエースとも言われるキャラバン。トヨタに遅れること、6年後の1973年に登場し、現在のモデルはハイエースと同じ5代目になります。
価格、車体寸法、動力性能もほぼハイエースと互角。唯一違うのは販売台数で、2016年の年間国内販売台数は、約60,000台のハイエースに対して、キャラバンは約21,000台と、大きく差をあけられています。
価格、車体寸法、動力性能もほぼハイエースと互角。唯一違うのは販売台数で、2016年の年間国内販売台数は、約60,000台のハイエースに対して、キャラバンは約21,000台と、大きく差をあけられています。
ハイエースとキャラバンの価格と最大荷室長は?
両車の価格と荷室のスペースを比べてみました。やはりお互いライバルを意識してか、ほぼ互角です。
・価格
ハイエース(DX /ロングバン/標準ボディ/標準ルーフ/標準フロア):2,221,560円 (2WD ガソリン 6AT)
キャラバン(バンDX /ロングボディ/標準幅/標準ルーフ):2,245,320円 (2WD ガソリン 5E-ATx)
・荷室寸法
ハイエース(DX 標準ボディ 2WD):3,000mm(最大荷室長)×1,320mm(荷室高)×1,520mm(荷室幅)
キャラバン(バン プレミアムGX 5人乗):3,050mm(最大荷室長)×1,325mm(荷室高)×1,520mm(荷室幅)
少なくともカタログ値で両者の甲乙をつけるのは難しいようですね。
では、なぜハイエースのほうがカスタムで人気なのでしょうか?
・価格
ハイエース(DX /ロングバン/標準ボディ/標準ルーフ/標準フロア):2,221,560円 (2WD ガソリン 6AT)
キャラバン(バンDX /ロングボディ/標準幅/標準ルーフ):2,245,320円 (2WD ガソリン 5E-ATx)
・荷室寸法
ハイエース(DX 標準ボディ 2WD):3,000mm(最大荷室長)×1,320mm(荷室高)×1,520mm(荷室幅)
キャラバン(バン プレミアムGX 5人乗):3,050mm(最大荷室長)×1,325mm(荷室高)×1,520mm(荷室幅)
少なくともカタログ値で両者の甲乙をつけるのは難しいようですね。
では、なぜハイエースのほうがカスタムで人気なのでしょうか?
なぜ、ハイエースのほうがカスタムで人気なのか?
まず考えられるのは、販売台数の違いです。カスタムパーツメーカーは、販売台数の多い(ユーザーの多い)車種に力を注ぐ傾向にありますから、ハイエースに分があることになります。
販売台数の多さからくる修理のしやすさ(中古部品が見つかりやすいなど)もカスタムカーにとってのメリットですし、耐久性の高さと、故障の少なさもユーザーに大きな影響を与えているといってよいでしょう。
また、2004年の100系から200系へのフルモデルチェンジのタイミングでワイドボディが登場。これにより、ますます車内空間が快適になり、ライバルと差別化ができたとも言われています。
最近では、リビングのようにカスタムしたり、車中泊専用車としてミニキャンピングカーのようなカスタムをしたりと、まるで自宅の部屋のようにカスタムするのが人気のようです。
部屋のようにカスタムするのは、それなりの出費が必要ですが、動く自分の部屋と考えると、以外に安いもの。カーライフの楽しみかたのひとつとして、家を改築するかのように、クルマをカスタムする、そんな趣味も良いかもしれませんね。
販売台数の多さからくる修理のしやすさ(中古部品が見つかりやすいなど)もカスタムカーにとってのメリットですし、耐久性の高さと、故障の少なさもユーザーに大きな影響を与えているといってよいでしょう。
また、2004年の100系から200系へのフルモデルチェンジのタイミングでワイドボディが登場。これにより、ますます車内空間が快適になり、ライバルと差別化ができたとも言われています。
最近では、リビングのようにカスタムしたり、車中泊専用車としてミニキャンピングカーのようなカスタムをしたりと、まるで自宅の部屋のようにカスタムするのが人気のようです。
部屋のようにカスタムするのは、それなりの出費が必要ですが、動く自分の部屋と考えると、以外に安いもの。カーライフの楽しみかたのひとつとして、家を改築するかのように、クルマをカスタムする、そんな趣味も良いかもしれませんね。