街で見かける10万円の中古車…あのタマ、本当に買っても大丈夫?
更新日:2024.09.12
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中古車と言ってもピンキリですが、なかには10万円、あるいはそれ以下の中古車が、街中や街道沿いの中古車屋さんの店頭に並んでいることがあります。売り物であるからには使えるのは確かですが、安いからには理由があるはず。そんな車を買っても大丈夫なのでしょうか?
10万円以下は原価が無いようなもの
通常、中古車というのは、なんらかのかたちで仕入れて、利益を乗せて販売されます。
車体を100万円で仕入れたら、それに法定費用や保管、整備登録代などもろもろの経費に、手数料や利益を乗せなければ商売になりません。となれば、10万円で売られているクルマは、客寄せのためなど、店側の特殊な目的を除けば、ちょっと疑ってかかったほうが良さそうです。
販売したクルマの下取りで入ってきたけども、手間をかけて業者オークションなどに流しても売れる見込みがない。さりとて解体業者に頼んでも買い取り代がほとんど出なかったり、下手をすると処分料を取られる。そうしたクルマで、もし売れたら儲けもの、とばかりに捨て値で販売されていると思ったほうがいいです。
つまり、売る側はそれほど期待しているわけではなく、販売後にクレームが発生しても困りますから、販売するときは、並のクルマを買う時よりよほど丁寧に説明してくれることがあります。
車体を100万円で仕入れたら、それに法定費用や保管、整備登録代などもろもろの経費に、手数料や利益を乗せなければ商売になりません。となれば、10万円で売られているクルマは、客寄せのためなど、店側の特殊な目的を除けば、ちょっと疑ってかかったほうが良さそうです。
販売したクルマの下取りで入ってきたけども、手間をかけて業者オークションなどに流しても売れる見込みがない。さりとて解体業者に頼んでも買い取り代がほとんど出なかったり、下手をすると処分料を取られる。そうしたクルマで、もし売れたら儲けもの、とばかりに捨て値で販売されていると思ったほうがいいです。
つまり、売る側はそれほど期待しているわけではなく、販売後にクレームが発生しても困りますから、販売するときは、並のクルマを買う時よりよほど丁寧に説明してくれることがあります。
超安値の中古車は、ほぼ低年式過走行
そうした「市場価値が認められないクルマ」には、そうなるための理由があります。
低年式の古いクルマ、すでに10万km、20万kmと走った、あるいは年間走行距離が多い過走行車、事故車、水没車など…。程度が良いわけも無く、車検も切れています。
しかも不人気車やありふれすぎて希少価値も無い、それでいてボディカラーなどの問題でどこにでも乗っていけるわけも無い。
また、さまざまな事情があり、購入してから車検を取るため、それなりに整備費用がかかるケースもあるでしょう。10万円で購入したはいいものの、車検その他で乗り出しに20万円以上になるケースもあるかもしれません。
低年式の古いクルマ、すでに10万km、20万kmと走った、あるいは年間走行距離が多い過走行車、事故車、水没車など…。程度が良いわけも無く、車検も切れています。
しかも不人気車やありふれすぎて希少価値も無い、それでいてボディカラーなどの問題でどこにでも乗っていけるわけも無い。
また、さまざまな事情があり、購入してから車検を取るため、それなりに整備費用がかかるケースもあるでしょう。10万円で購入したはいいものの、車検その他で乗り出しに20万円以上になるケースもあるかもしれません。
普通に買って乗っても大丈夫なのか
そうしたクルマを、軽い気持ちで買って乗っても、大丈夫でしょうか?
結論から言えば、長く乗るつもりで無ければ、問題が無いケースのほうが多いでしょう。
実際、1家に1台というより1人1台自動車が必要な地域では、子供が免許を取った時に「どうせぶつけたり壊したりするから」と、最初はそういう無価値な安いクルマを買い与えるケースは少なくありません。
また、事故などで不意にクルマを失ってしまった時、金銭面や次のクルマの納車時期、あるいは欲しいクルマがもうすぐモデルチェンジなので、それを見てから決めたいなど、さまざまな理由で”つなぎのクルマ”として購入する方もいます。
そうした方は「レンタカーを借り続けるよりは安いから」ということで、10万円のクルマに最低限の整備だけして乗る場合もあり、実際それで十分なのです。
筆者は10万円で買った軽自動車を半年乗っていたことがありますが、納車されて走り出した瞬間にフロントのブレーキローターとブレーキパッドが終わっていたことがわかり、交換したくらいで、他には特に問題なく走れました。
また草レースに出るために、そういった中古車を購入するケースもあります。数万円の軽自動車の中古車を、徹底整備のうえ競技車両に仕立て直して、楽しみのために使う。どうしても起きるボディのサビ以外はさしたる問題も無く、10年乗って譲った先でまだ現役です。
結論から言えば、長く乗るつもりで無ければ、問題が無いケースのほうが多いでしょう。
実際、1家に1台というより1人1台自動車が必要な地域では、子供が免許を取った時に「どうせぶつけたり壊したりするから」と、最初はそういう無価値な安いクルマを買い与えるケースは少なくありません。
また、事故などで不意にクルマを失ってしまった時、金銭面や次のクルマの納車時期、あるいは欲しいクルマがもうすぐモデルチェンジなので、それを見てから決めたいなど、さまざまな理由で”つなぎのクルマ”として購入する方もいます。
そうした方は「レンタカーを借り続けるよりは安いから」ということで、10万円のクルマに最低限の整備だけして乗る場合もあり、実際それで十分なのです。
筆者は10万円で買った軽自動車を半年乗っていたことがありますが、納車されて走り出した瞬間にフロントのブレーキローターとブレーキパッドが終わっていたことがわかり、交換したくらいで、他には特に問題なく走れました。
また草レースに出るために、そういった中古車を購入するケースもあります。数万円の軽自動車の中古車を、徹底整備のうえ競技車両に仕立て直して、楽しみのために使う。どうしても起きるボディのサビ以外はさしたる問題も無く、10年乗って譲った先でまだ現役です。
目的があって買うなら、思わぬ出物というケースも
明確に「そのクルマが欲しい!」という目的があるならば、むしろそうした安いクルマは望むところです。
どのみち中古車は見た目の程度の差こそあれ、よほど高年式低走行のクルマでも無い限り新車同様の耐久性はありません。それならば、最初から格安個体を買って徹底的に整備して乗ったほうが安心できて安い場合もあります。
結論としては、どれだけ安いクルマでも、売っている以上は走れることが前提ですし、手をかけてもトータルでは安い場合があるということですね。
どのみち中古車は見た目の程度の差こそあれ、よほど高年式低走行のクルマでも無い限り新車同様の耐久性はありません。それならば、最初から格安個体を買って徹底的に整備して乗ったほうが安心できて安い場合もあります。
結論としては、どれだけ安いクルマでも、売っている以上は走れることが前提ですし、手をかけてもトータルでは安い場合があるということですね。