軽スポーツカー「ABCトリオ」を覚えていますか?
更新日:2024.09.09
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「平成ABCトリオ」という言葉をみなさん聞いたことはありますか?ABCとは、1990年代初頭に登場した、スポーツタイプの軽自動車の頭文字をとったものです。今回は、軽自動車ながらもスポーツカーを目指した型破りな「ABCトリオ」を紹介します!軽スポーツということで、参考までに重量も合わせてどうぞ!
A=AZ-1(オートザム )/重量:720kg
オートザム AZ-は、1992年に発売されました。オートザムは、当時マツダが展開していた販売チャンネルのひとつです。
AZ-1は、ターボエンジンを運転席の後ろに搭載し、ガルウィングドアを採用した特異なモデルです。搭載されたエンジンは、アルトワークスと同じもので、スズキではキャラという名前で同型車が販売されていました。
ピーキーなターボエンジンをミドに搭載したAZ-1は、そのレイアウトゆえ動きが神経質で扱いが非常に難しい車でした。しかし、一部のファンはその運転の難しさに闘志を燃やし、結果、熱狂的なファンを増やすことに成功しました。
一方、販売台数に関しては、バブル崩壊期に販売時期が重なったことや、特殊なパッケージだったことで伸び悩みました。結局、わずか4年ほどで販売は終了しました。
AZ-1は、ターボエンジンを運転席の後ろに搭載し、ガルウィングドアを採用した特異なモデルです。搭載されたエンジンは、アルトワークスと同じもので、スズキではキャラという名前で同型車が販売されていました。
ピーキーなターボエンジンをミドに搭載したAZ-1は、そのレイアウトゆえ動きが神経質で扱いが非常に難しい車でした。しかし、一部のファンはその運転の難しさに闘志を燃やし、結果、熱狂的なファンを増やすことに成功しました。
一方、販売台数に関しては、バブル崩壊期に販売時期が重なったことや、特殊なパッケージだったことで伸び悩みました。結局、わずか4年ほどで販売は終了しました。
B=ビート(ホンダ)/重量:760kg
1991年に発売されたホンダの軽スポーツカーがビートです。
量産車としては、世界初のミッドシップエンジン・フルオープンカーモノコックボディを採用したことでも注目されたモデルです。
ミドに搭載されたエンジンは、ホンダこだわりの自然吸気の660cc。スポーツカー並みの走りを可能にし、ホンダのエンジンの素晴らしさを体現していました。
ABCトリオのなかで、もっとも成功したのはビートです。5年間で34,000台ほどが販売されました!
量産車としては、世界初のミッドシップエンジン・フルオープンカーモノコックボディを採用したことでも注目されたモデルです。
ミドに搭載されたエンジンは、ホンダこだわりの自然吸気の660cc。スポーツカー並みの走りを可能にし、ホンダのエンジンの素晴らしさを体現していました。
ABCトリオのなかで、もっとも成功したのはビートです。5年間で34,000台ほどが販売されました!
C=カプチーノ( スズキ) /重量:700kg
ABCトリオのなかで最軽量を誇るスズキ カプチーノ。こちらもビートと同じ1991年発売です。
ロングノーズ・ショートデッキというスポーツカーの伝統に沿ったデザインのボディに搭載されるのは、AZ-1と同じF6A型 直3ターボエンジン(後にK6A型に変更)。駆動は、前述の2台とは異なり、FR(フロントエンジン)レイアウトを採用していました。
軽自動車ながらもスポーツカーを目指した、ABCトリオの発売から約25年以上。現在は、ダイハツ コペンとホンダ S660が、そのカテゴリーを守っています。
ロングノーズ・ショートデッキというスポーツカーの伝統に沿ったデザインのボディに搭載されるのは、AZ-1と同じF6A型 直3ターボエンジン(後にK6A型に変更)。駆動は、前述の2台とは異なり、FR(フロントエンジン)レイアウトを採用していました。
軽自動車ながらもスポーツカーを目指した、ABCトリオの発売から約25年以上。現在は、ダイハツ コペンとホンダ S660が、そのカテゴリーを守っています。