キャンピングカーってどれも普通免許で運転できるの?

キャンピングカー

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快適な車中泊が魅力のキャンピングカー。さまざまなタイプがありますが、「普通免許で運転できるの?」という心配も。今回は、2017年3月から施行された新免許制度の解説を交えてお話していきます。
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キャンピングカーには様々な種類と形状がある
キャンピングトレーラーには牽引免許が必要なものがある
免許制度改正でキャンピングカーに影響も…

キャンピングカーには様々な種類と形状がある

快適に車中泊をするために、ベッドやシンク、バーナーなどの装備をインストールしたクルマ。それがキャンピングカーです。ひと口にキャンピングカーと言っても、じつはさまざまな種類があります。

まず大別できるのが、「自走式」と「牽引式」。一般的には自走式をキャンピングカーと言い、牽引式はキャンピングトレーラーやトラベルトレーラーと呼びます。

キャンピングカーの種類としては、「バンコンバージョン(バンコン)」「キャブコンバーション(キャブコン)」「バスコンバージョン(バスコン)」「フルコンバージョン(フルコン)」「トラックキャンパー(トラキャン)」があります。

日本ではその道路事情から、コンパクトサイズのキャンピングカーが人気です。日本の市場では、ハイエースや軽ワンボックスの車内にキャンパー装備を採用したバンコンや、商用トラックなどの後部に居住空間を架装したキャブコンが多くを占めています。

日産 シビリアンやトヨタ コースターといったマクロバスをベースにしたバスコンも販売されていますが、ボディサイズが大きいため、取り回しの難しさや駐車場の問題から所有している人は限られているようです。

また、キャンピングカー専用シャシーを使ったフルコンも、やはり同じ理由から日本ではあまり流通していません。

キャンピングトレーラーには牽引免許が必要なものがある

さて、キャンピングカーと免許の説明をする前に、キャンピングトレーラーの免許についてお話しましょう。ご存じの通り、キャンピングトレーラーは引っ張るクルマが必要です。牽引車にトレーラーヒッチと呼ばれるパーツを装着して、トレーラーを牽きます。

トレーラーというと「牽引免許」が必要になると思われがち。ですが、じつはトレーラーの車両総重量が750kg以下のモデルであれば、牽引免許は不要なんです。つまり、普通免許さえあれば運転できるということ。

キャンピングトレーラーの魅力は、なんと言っても車内の広さと装備の充実度。エンジンなどの駆動系スペースを気にせずに設計できるため、まるで動くコテージ。モデルによっては、キングサイズのベッドにシャワー、ソファー、キッチンと豪華そのものです。

ただし、駐車場の確保に加えて、トレーラーにも税金がかかることを考慮しておかなければなりません。自動車税は地方税ですので地域で税額が異なりますが、おおよそ1万円と考えてください。

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