名作ジブリ映画『崖の上のポニョ』のリサカーのモデルはなに?

三菱 ミニカトッポ 2代目

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名作ジブリ映画『崖の上のポニョ』は、主人公・宗介の母であるリサが乗っている車「リサカー」が、ものすごいドラテクで海辺のワインディングロードを駆け抜けるシーンは印象的。ネットでもちょっとした話題になっています。では、そのリサカーのモデルになった車は?一部では、三菱 ミニカトッポ(初代)ではないかと言われていますが、本当なのでしょうか?
Chapter
『崖の上のポニョ』ってどんな映画?
リサカーは初代ミニカトッポ?
リサのドラテクがスゴイ!
リサカーは、AT車でもMT車でもある?

『崖の上のポニョ』ってどんな映画?

映画『崖の上のポニョ』は、2008年に公開されたジブリ作品です。舞台は、瀬戸内海のほぼ中央に位置する広島県福山市の鞆の浦近辺とも言われていますが、映画のなかでは古く美しい海辺の町としてだけ描かれています。

物語は、その美しい海を見下ろす崖のうえの一軒家に住む5歳の少年・宗介が、ある日、クラゲに乗って家出したさかなの子・ポニョと出会うところから始まります。

特筆すべきことは全編、CGによる表現を廃し、すべて手で描くアニメーションで作られているということ。宮崎監督がこだわったという、海と波の表現は必見です。

リサカーは初代ミニカトッポ?

※画像は2代目ミニカトッポ

リサカーとは、宗介の母、リサが乗る車という意味です。ちなみに、リサの声は女優の山口智子さんが担当されています。年齢は25歳という設定で、毎日、リサカーに乗ってデイケアサービスセンター(ひまわりの家)へ通勤しています。

そして、この軽自動車はその形からして「三菱 ミニカトッポ」の初代モデルではないかと噂されています。

ミニカトッポとは、1989年に開催された第28回東京モーターショーに参考出品されたモデルです。会場での評判が良かったことから翌1990年、軽自動車が新規格となったタイミングに合わせて生産・販売が開始されました。

ミニカトッポの特徴は、運転席より後ろがハイトワゴンのような形状になっていること。エンジンやシャシー、駆動系などとボンネット部分は6代目ミニカと共通で、キャビン部分をハイトワゴン状にして車内空間を広々と設計してあるのが特徴です。

1993年登場の2代目には、標準車両よりさらに車高が70mm高いスーパーハイルーフも設定されました。現在の軽スーパーハイトワゴンの、先駆となったモデルと言えそうです。

リサのドラテクがスゴイ!

※画像は2代目ミニカトッポ

注目すべきは、リサカーを自在に駆って走り回るリサのドラテクです。

海辺のワインディングロードを華麗なハンドルさばきで波を避けながら走る姿、すごいんです!ドリフトしてる?ようにも思えるシーンが多々あります。可愛らしくハツラツとしたリサと、藤原拓海並みの?ドラテクとのギャップもこの映画の見どころのひとつかもしれません。

リサカーは、AT車でもMT車でもある?

さて、このリサカーですが、初代三菱 ミニカトッポには、フロア4MT、フロア5MT、フロア3ATの3種類の設定があります。しかし、映画のなかではどうやら、AT車でもありますが、MT車にも見えるシーン、以下6点が何度か出て来るようです。

・波を読んで渡るシーンでは、マニュアルっぽい発進をしている
・急停車する時に、ブレーキとクラッチを踏んでいるように見える
・息子の宗介が風で飛ばされそうになる直前には、クラッチペダルが描かれている
・津波の前にアクセルを吹かすシーンでは、脚踏みの駐車ブレーキ=ATが登場
・シフトノブの形状がAT車
・嵐が来て、リサと宗介がひまわりから帰るシーンでAT車ならではの描写が多数

 皆さんもぜひ『崖の上のポニョ』でチェックしてみてくださいね!

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