愛車の「ガリ傷」はDIY修理で直すことができる?その方法とは?
更新日:2024.09.09
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愛車をどこかにこすってできてしまった「ガリ傷」。重症でなければ、多少はDIYで直すことができます。その方法を紹介しましょう。
重症でなければある程度は自分で直せる
愛車を壁やポールなどに接触させてしまうことによるスリ傷や、ホイールのガリ傷ですが、表面が擦れて少し削れた程度であれば、DIYによる修復もある程度は可能です。
プロの仕上がりとまではいきませんが、遠くから見ればわからない程度までは修復できます。安上がりで時間もさほどかからないのでやってみる価値はあるでしょう。
では、すべてのスリ傷&ガリ傷において、修復は可能なのでしょうか?
プロの仕上がりとまではいきませんが、遠くから見ればわからない程度までは修復できます。安上がりで時間もさほどかからないのでやってみる価値はあるでしょう。
では、すべてのスリ傷&ガリ傷において、修復は可能なのでしょうか?
修理できる場合とできない場合
ガリ傷の修復において、以下の条件が前提です。
1、修復が必要な範囲が小さいこと
完全な修理ではなく、ある意味ごまかしなので、あまり広範囲になると逆に目立ってしまいます。大きな傷の場合は、プロにまかせたほうが無難です。
2、塗装面の表層程度のダメージであること
さすがに穴があいたり、塗装面を完全に通り越して鋼板までダメージが及んでいる場合、さらに凹みやパーツの歪みまで発生している場合は、かえって見栄えが悪化したり、傷を広げてしまうこともあります。バンパーなどのFRPパーツであれば、素人でもある程度の補修は可能ですが、鋼板の部分であればプロにまかせるべきです。
3、塗装がメタリック系など特殊な塗装ではないこと
メタリック系のボディカラーは、スプレーやタッチペンで修復しても、周囲との馴染みが悪く塗装した部分だけ目立ってしまいます。同じように、経年劣化で退色しているような塗装の場合も、新しい塗装との色の差が激しいので、DIY向きではありません。あくまで原色系のシンプルな色で、比較的新しく退色していない塗装が原則です。
以上の前提を踏まえたうえで、実作業を見ていきましょう。
1、修復が必要な範囲が小さいこと
完全な修理ではなく、ある意味ごまかしなので、あまり広範囲になると逆に目立ってしまいます。大きな傷の場合は、プロにまかせたほうが無難です。
2、塗装面の表層程度のダメージであること
さすがに穴があいたり、塗装面を完全に通り越して鋼板までダメージが及んでいる場合、さらに凹みやパーツの歪みまで発生している場合は、かえって見栄えが悪化したり、傷を広げてしまうこともあります。バンパーなどのFRPパーツであれば、素人でもある程度の補修は可能ですが、鋼板の部分であればプロにまかせるべきです。
3、塗装がメタリック系など特殊な塗装ではないこと
メタリック系のボディカラーは、スプレーやタッチペンで修復しても、周囲との馴染みが悪く塗装した部分だけ目立ってしまいます。同じように、経年劣化で退色しているような塗装の場合も、新しい塗装との色の差が激しいので、DIY向きではありません。あくまで原色系のシンプルな色で、比較的新しく退色していない塗装が原則です。
以上の前提を踏まえたうえで、実作業を見ていきましょう。
本当にちょっとした傷ならば、コンパウンドで目立たなくなる
ちょっとした傷の修復として、まず一番シンプルなのが、磨くことです。
一見傷のように見えて、じつはこすりつけた対象の塗装が移っているだけ、また傷そのものがそれほど深くないという場合。コンパウンドで磨くだけで、傷を消せることがあります。
コンパウンドにも何種類かあり、最初は比較的粗めのコンパウンドで張り付いた塗装を除去したうえで表面の浅い傷をならします。その後、番手を大きくしながら仕上げに細かいコンパウンドで磨けば、すべて除去できることもあります。
仕上がりは色にもよりますが、白や黒などの単純な塗装ではこれが結構効果的です。
張り付いた塗装などのおかげで酷いダメージに見えても、コンパウンドだけで汚れを落とすように傷が消えていくのは、結構気持ちいいものがあります。
一見傷のように見えて、じつはこすりつけた対象の塗装が移っているだけ、また傷そのものがそれほど深くないという場合。コンパウンドで磨くだけで、傷を消せることがあります。
コンパウンドにも何種類かあり、最初は比較的粗めのコンパウンドで張り付いた塗装を除去したうえで表面の浅い傷をならします。その後、番手を大きくしながら仕上げに細かいコンパウンドで磨けば、すべて除去できることもあります。
仕上がりは色にもよりますが、白や黒などの単純な塗装ではこれが結構効果的です。
張り付いた塗装などのおかげで酷いダメージに見えても、コンパウンドだけで汚れを落とすように傷が消えていくのは、結構気持ちいいものがあります。
深めの傷は、耐水ペーパーで削ってから上塗り
それより深い傷、あるいはコンパウンドで磨いてみたものの、意外と見た目に残ってしまうような傷の場合は、ある程度削ってから塗装を行います。
300番程度の耐水ペーパーで傷になった部分を削っていき、そのままでは表面がデコボコになるので、600番から1000番の耐水ペーパーでならします。
その後、シリコンオフなどで脱脂してから塗装してもいいのですが、表面を削っている以上はそこが凹む形になりますので、それなりに仕上がりを気にするなら、パテ盛りが必要です。
2液性のパテを塗って、乾燥したらパテ盛りした部分と周辺の間の段差が無くなるまで300番の耐水ペーパーで磨き、パテの表面の凸凹も慣らしたうえで、600番から1000番のペーパーで表面を滑らかにすれば表面が平らになります。
この時、表面の仕上げを雑にすると塗装した後でパテ盛りしたところが浮いて見えてしまうので、ここは自信の無い人はスキップしてもいいかもしれません。
あとはプラサフを5層ほどスプレーで吹き、また600番くらいの耐水ペーパーで磨き、車体の塗装色を何層かスプレーしますが、塗装色をスプレーする前にボカシ剤をスプレーしておくと、周囲の色と馴染みやすくなります。
なお、車体の塗装色はボンネットを開けてバルクヘッドなどについている車体番号などが書かれたプレートで確認できますので、それに合った色を購入しましょう。
仕上げにクリアーを吹いて、コンパウンドで仕上げれば完成です。
文章で書くと手早く進めているように見えますが、実際には各工程、特にパテやスプレーは、一旦乾かしてからでないと次の工程に進めないので、それなりの時間が必要。
スプレーで何層か吹く工程を多少はしょったとしても、朝に始めて夕方に終わるかどうかくらいの時間がかかりますし、厳密に乾かしていくと1日で終わる作業では無くなりますので、焦らず慌てず作業しましょう。
特に最後の磨きで力を入れすぎると表面が崩れてくるようでは台無しで、削るところからやり直しになりかねないので、何日か置いて乾ききるのを待ってから磨きましょう。
コンパウンドで磨くだけなら雨の日でもできますが、それ以外の作業は晴れた時か屋内でしかできないので、天気のチェックも重要ですね。
300番程度の耐水ペーパーで傷になった部分を削っていき、そのままでは表面がデコボコになるので、600番から1000番の耐水ペーパーでならします。
その後、シリコンオフなどで脱脂してから塗装してもいいのですが、表面を削っている以上はそこが凹む形になりますので、それなりに仕上がりを気にするなら、パテ盛りが必要です。
2液性のパテを塗って、乾燥したらパテ盛りした部分と周辺の間の段差が無くなるまで300番の耐水ペーパーで磨き、パテの表面の凸凹も慣らしたうえで、600番から1000番のペーパーで表面を滑らかにすれば表面が平らになります。
この時、表面の仕上げを雑にすると塗装した後でパテ盛りしたところが浮いて見えてしまうので、ここは自信の無い人はスキップしてもいいかもしれません。
あとはプラサフを5層ほどスプレーで吹き、また600番くらいの耐水ペーパーで磨き、車体の塗装色を何層かスプレーしますが、塗装色をスプレーする前にボカシ剤をスプレーしておくと、周囲の色と馴染みやすくなります。
なお、車体の塗装色はボンネットを開けてバルクヘッドなどについている車体番号などが書かれたプレートで確認できますので、それに合った色を購入しましょう。
仕上げにクリアーを吹いて、コンパウンドで仕上げれば完成です。
文章で書くと手早く進めているように見えますが、実際には各工程、特にパテやスプレーは、一旦乾かしてからでないと次の工程に進めないので、それなりの時間が必要。
スプレーで何層か吹く工程を多少はしょったとしても、朝に始めて夕方に終わるかどうかくらいの時間がかかりますし、厳密に乾かしていくと1日で終わる作業では無くなりますので、焦らず慌てず作業しましょう。
特に最後の磨きで力を入れすぎると表面が崩れてくるようでは台無しで、削るところからやり直しになりかねないので、何日か置いて乾ききるのを待ってから磨きましょう。
コンパウンドで磨くだけなら雨の日でもできますが、それ以外の作業は晴れた時か屋内でしかできないので、天気のチェックも重要ですね。