スタリオンの後継モデル、三菱 GTOが復活するって本当?
更新日:2024.09.09
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三菱のフラッグシップスポーツといえば、「GTO」と即答する方は、ある程度の世代かもしれません。バブル期に先端技術とともに颯爽と現れたGTOは、じつに魅力的に映ったものです。そんなGTOが、思わぬカタチで復活する可能性があると噂されているのです。
*2018年の情報です
*2018年の情報です
意外なカタチで復活の噂が持ち上がった三菱 GTO
バブル末期、1991年にデビューしたGTOは、そのスポーツカー然としたスタイルから注目された三菱自動車のモデルです。
可変リアスポイラーや、スイッチで排気音を変えられるアクティブエグゾーストシステム、電子制御サスペンション、4WSといったバブル期ならではのハイテク装備が奢られていました。
また、全幅1,840mmという当時としては超幅広のボディや、ゲトラグ製のMT、重いボディを強引に加速させるトルクフルな3.0L ツインターボエンジンなど、当時の三菱の技術をふんだんに盛り込んだ意欲作でもありました。
惜しくは、セダンのディアマンテのプラットフォームを流用したことによる重い車重(1,640kg)とフロントヘビーなボディバランス。そのため、スポーツカー然としたアピアランスの一方、サーキットではスカイラインGT-Rやトヨタ スープラの後塵を拝してしまい、市場での評価にも影響が出てしまったといえるでしょう。
とはいえ、本来のコンセプトは、北米をメインにクルージングを楽しむことが想定されたGT的性質のあるもの。つまり、サーキットでピュアな速さを求めたGT-Rなどとは、生まれが違ったということになりますね。
セールス面でも苦戦したため、結局1998年型を最後に販売終了となってしまいました。三菱にはランサーエボリューションという、もうひとつの超高性能人気スポーツモデルがあったことも、影響したのかもしれませんね。
その後の厳しい社会情勢や景気の悪化、くわえて三菱のリコール隠しが社会問題となり、後継モデルはリリースされませんでした。まして、近年の三菱は燃費偽装問題といった不祥事もあり、GTOはおろか金看板のランエボも消滅する…といった状況になっていたのは、周知のとおりです。
しかし運命というのは不思議なもので、この三菱自動車の停滞があったからこそ、GTO(またランエボも)復活の話が浮上してきたのです。
その復活の鍵を握っているのは、なんとルノー日産アライアンスなのです。
可変リアスポイラーや、スイッチで排気音を変えられるアクティブエグゾーストシステム、電子制御サスペンション、4WSといったバブル期ならではのハイテク装備が奢られていました。
また、全幅1,840mmという当時としては超幅広のボディや、ゲトラグ製のMT、重いボディを強引に加速させるトルクフルな3.0L ツインターボエンジンなど、当時の三菱の技術をふんだんに盛り込んだ意欲作でもありました。
惜しくは、セダンのディアマンテのプラットフォームを流用したことによる重い車重(1,640kg)とフロントヘビーなボディバランス。そのため、スポーツカー然としたアピアランスの一方、サーキットではスカイラインGT-Rやトヨタ スープラの後塵を拝してしまい、市場での評価にも影響が出てしまったといえるでしょう。
とはいえ、本来のコンセプトは、北米をメインにクルージングを楽しむことが想定されたGT的性質のあるもの。つまり、サーキットでピュアな速さを求めたGT-Rなどとは、生まれが違ったということになりますね。
セールス面でも苦戦したため、結局1998年型を最後に販売終了となってしまいました。三菱にはランサーエボリューションという、もうひとつの超高性能人気スポーツモデルがあったことも、影響したのかもしれませんね。
その後の厳しい社会情勢や景気の悪化、くわえて三菱のリコール隠しが社会問題となり、後継モデルはリリースされませんでした。まして、近年の三菱は燃費偽装問題といった不祥事もあり、GTOはおろか金看板のランエボも消滅する…といった状況になっていたのは、周知のとおりです。
しかし運命というのは不思議なもので、この三菱自動車の停滞があったからこそ、GTO(またランエボも)復活の話が浮上してきたのです。
その復活の鍵を握っているのは、なんとルノー日産アライアンスなのです。
GTO復活の鍵を握る日産・ルノー アライアンス
三菱は、燃費偽装事件で致命的なダメージを受けました。ここで助け船を出したのが、軽自動車での共同開発も行っていた日産自動車です。結果、三菱は日産傘下に入ることとなり、現在は経営再建中です。
評価の高いアウトランダーPHEVや新型モデルのエクリプスクロスなど、人気カテゴリーであるSUV分野に活路を見出そうとしていますよね。
ファンとしても、開発コストがかかり、またリターンがどれだけ見込めるか読めないGTOのような新型スポーツモデルのリリースは当分ないだろう、と思うのは当然のことです。
しかし、ここにきてランエボ、そして今回取り上げているGTO復活の噂が持ち上がってきています。その内容というは、新型フェアレディZをベースにGTOを開発するというものです。
往年のファンからすると、FRモデルのフェアレディZとGTOは少々属性が違う存在に映りますし、そもそも日産のエンジンを搭載したGTOってどうなんだろうか…と思うかもしれませんね。
しかし、GTOのコンセプトを振り返ってみると、北米大陸をクルーズするGTカーですから、フェアレディZと共通するものがあります。つまり、コンセプトとしては親和性が高いといえるわけです。
気になるパワーユニットは、3.0L V6ターボエンジンにモーターを組み合わせたスポーツハイブリッドが有力視されています。
評価の高いアウトランダーPHEVや新型モデルのエクリプスクロスなど、人気カテゴリーであるSUV分野に活路を見出そうとしていますよね。
ファンとしても、開発コストがかかり、またリターンがどれだけ見込めるか読めないGTOのような新型スポーツモデルのリリースは当分ないだろう、と思うのは当然のことです。
しかし、ここにきてランエボ、そして今回取り上げているGTO復活の噂が持ち上がってきています。その内容というは、新型フェアレディZをベースにGTOを開発するというものです。
往年のファンからすると、FRモデルのフェアレディZとGTOは少々属性が違う存在に映りますし、そもそも日産のエンジンを搭載したGTOってどうなんだろうか…と思うかもしれませんね。
しかし、GTOのコンセプトを振り返ってみると、北米大陸をクルーズするGTカーですから、フェアレディZと共通するものがあります。つまり、コンセプトとしては親和性が高いといえるわけです。
気になるパワーユニットは、3.0L V6ターボエンジンにモーターを組み合わせたスポーツハイブリッドが有力視されています。
メーカー共同開発は時代の趨勢か
三菱ファンからすると若干抵抗があるかもしれませんが、トヨタ スープラとBMW Z4、マツダ ロードスターとアバルト124スパイダーなど、国産スポーツモデルでも他メーカーとの共同開発するケースが増えています。
開発コストの削減、供給先の増加。メーカーにとってWIN-WINであるからこそ、今後もこうした開発は進んでゆきそうです。また技術供与というメリットも見逃せません。三菱のAYCをはじめとした、S-AWDの技術を反映させたAWDモデルに仕上がる可能性だってあるわけです。
とにかく、諦めていたGTO新型モデルが見られるかもしれないという事実は、前向きにとらえるべきとも考えます。10月の東京モーターショーでなにかしらの発表があるかどうか含め、続報に期待しましょう。
開発コストの削減、供給先の増加。メーカーにとってWIN-WINであるからこそ、今後もこうした開発は進んでゆきそうです。また技術供与というメリットも見逃せません。三菱のAYCをはじめとした、S-AWDの技術を反映させたAWDモデルに仕上がる可能性だってあるわけです。
とにかく、諦めていたGTO新型モデルが見られるかもしれないという事実は、前向きにとらえるべきとも考えます。10月の東京モーターショーでなにかしらの発表があるかどうか含め、続報に期待しましょう。