ヴェイロンはコアラ、ロータスエリーゼは蜂!? 生き物に似ている車8選

ブガッティ ヴェイロン

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ポルシェ911は、その昔、カエルに似ていると言われました。その他にも、言われてみれば似ているデザインが、いくつも存在します。今回はそんなクルマのなかで、とりわけ生き物を思わせるデザインを紹介します。
※虫の写真あり。閲覧注意!
Chapter
その①:ブガッティ ヴェイロン
その②:日産 エスカルゴ(S-Cargo)
その③:スバル 360
その④:ロータス エリーゼ
その⑤:VW ザ・ビートル
その⑥:シトロエン DSシリーズ
その⑦:フィアット 2代目ムルティプラ(前期型)
その⑧:シボレー コルベット スティングレイ
番外編:ランボルギーニ ミウラ

その①:ブガッティ ヴェイロン

ブガッティ社が生産していたスーパーカー、ヴェイロン。現在は生産終了し、後継のシロンが投入されています。

4.0L V8エンジンを横に2つ連結した、8.0L W16エンジンを搭載。4つのシリンダーブロックそれぞれにターボを装着し、最高出力736kW(1,000ps)/6,000rpm、最大トルク1,250Nm(127.5kgm)/2,200-5,500rpmを絞り出します。

そんなヴェイロンをフロント上部から見下ろすと、なんとなくコアラに似てませんか?

その②:日産 エスカルゴ(S-Cargo)

日産が1989年から90年までの2年間のみ販売した、商用バンです。Be-1に始まる当時のパイクカーブームを受け、パルサーバンのシャーシをベースに開発された日産パイクカー唯一の商用車です。

エスカルゴの名前通り、カタツムリをデザインコンセプトとしており、完成車両もどう見てもカタツムリです。

その③:スバル 360

富士重工業(現スバル)が、1958年から1970年までの12年間に渡り製造していた軽自動車。富士重工業の航空機技術を応用し、限られたスペースに効率よくメカニズムを配置。日本の軽自動車で初めて成人4人乗りを実現しました。

開発時に手本としたのは、フォルクスワーゲン タイプ1(ビートル)。デザインに似通った意匠が取り入れられています。

ビートルとのサイズの対比から、カブトムシに対してんとう虫と呼ばれましたが、見た目もてんとう虫ですよね。現代であれば、ラッピングでてんとう虫仕様もできますね。

その④:ロータス エリーゼ

ロータス カーズが製造するロードスタータイプのライトウエイトスポーツカーが、ロータス エリーゼです。

現行モデルは、フェイズIII。ボディサイズはマツダ ロードスターよりひと回り小さく、重量は840kgと軽量。136psを発揮するトヨタ製1.6L直4DOHCをミドに搭載。パワーウエイトレシオは6kg/ps台なので、エンジンスペック以上のスポーツ性を楽しめます。

フェイズⅡ以降のエリーゼは、ヘッドライトが特徴的。現行モデルは、ヘッドライトユニットの周囲に黒いエアインテーク、グリルが配置され、正面から見るとスズメバチの顔にそっくり。無いのは鋭い牙ぐらいでしょうか?

その⑤:VW ザ・ビートル

フォルクス ワーゲン社が1938年により製造している、言わずと知れた小型乗用車。

モデルチェンジで、車名も変わるという珍しい車で、現行モデルのザ・ビートルは、フォルクス ワーゲン タイプ1(これが車名)をモチーフに作られた、ニュービートルの後継車種です。

ビートルは、1938年に生産が開始されたタイプ1の愛称で、おわかりのように似ている生き物はカブトムシ。それも角がないので、メスですね。ほかにもバグ(虫)、ドイツ本国ではケーファー(カブトムシの意)などと呼ばれていました。

今後はぜひ、ボンネットにオスの角をペイントしていただき、オス仕様もリリースしてもらいたいものです。

その⑥:シトロエン DSシリーズ

フランスのシトロエンが1955年から1975年までの20年間に渡り、小改良を繰り返しながら製造した、アッパーミドルクラスの乗用車です。ボディタイプはセダン、ブレイク(ワゴン)、コンバーチブル。初期モデルがDS19、その後、21、23と進化しています。

宇宙船のようなフォルムのボディは、極太のCピラーの間になだらかに下降するリアガラスがはめ込まれ、トランクカバーもリアガラスからの流れを受け、連続的な造形となっているDSシリーズ。

華麗なデザインですが、現代の目でみるといかんせん各パーツが大きく、ずんぐりむっくりな感じ。なかでもギョロッと大型の4灯ヘッドライトが特徴的なDS21以降のモデルは、最近話題の深海生物オオグソクムシに認定です。

その⑦:フィアット 2代目ムルティプラ(前期型)

フィアット ムルティプラは、イタリアのフィアット社が製造していた3列シートミニバンです。初代モデルは、1956年から66年まで製造。その後32年後の1998年にデビューした2代目が酷かった(笑)

世界でもっとも醜い車と評されるスタイリングは、フロントライト部にロービームのみ組み込み、ボンネットは低くフロントウインドウの下から数センチは離れています。その段差、Aピラーの根本にハイビームを組み込む、前代未聞のデザインです。

この低く平らなボンネットの感じが、なにかに似ていると思ったら、カモノハシでした。この奇異で独特なスタイルは、2004年のマイナーチェンジで大幅なフェイスリフトを受け、普通のミニバンスタイルに変更されました。少し残念です。

その⑧:シボレー コルベット スティングレイ

アメリカンマッスルカーの代表、シボレー コルベット。その2代目であるC2コルベットは、スティングレイに愛称を持っていました。スティングレイは、”アカエイ”の意味で、2代目、3代目に一部で使用されました。

上から見ると、エイを見たときのように目(ライト)が目立たないことも似ていますね。

番外編:ランボルギーニ ミウラ

ランボルギーニ社が、1966年から73年にかけて製造した2シーターミッドシップスーパーカー。

デザインはベルトーネが手がけ、その流麗さで発売前から注文が殺到しました。搭載するエンジンは4.0L V12 DOHC。これを横置きでミドに搭載。大排気量エンジンをミドに搭載したミウラは、その後多くスーパーカーに影響を与えています。

そんなミウラは、ボンネット上に長方形のエアインテークを備えています。これがなにかに似ていると思ったら、裏返したエイのエラ部分…と、これは無理がありました。

この他にも、似ているクルマはあると思います。みなさんは、どんなクルマを知っていますか?

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