【新型】スズキ「XBEE(クロスビー)」発表! ジムニーノマド似? 走りの進化は接着剤!? 価格は215万7000円〜
更新日:2025.10.02

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スズキの新型「XBEE(クロスビー)」が発表されました。走りの進化は新たに使用された減衰接着剤。気になる燃費はMHEVで22.8km/lで価格は215万7000円〜と高コスパな一台。デザインはジムニーノマドに似た方向へ!?
一見タフなSUVにも見えるが柔らかいラインも印象的なプロポーション
真夏の房総で開催された、スズキ「XBEE(クロスビー)」の撮影会に参加しました。
撮影のために、砂利の未舗装路で極低速でしたが、敷地内の短距離を試乗することもできましたので、そのインプレッションも合わせてレポートします。
取材時は未発表車のため、海沿いの地での撮影会でしたが、画像背景に海岸線を入れることはできないクローズな敷地での撮影となりました。
一見、前モデルよりスクエア感が増したSUVに見えたので、本格クロスカントリーAWD車として、ジムニーノマド待ちのニーズに向けた方向性を打ち出してきたのかと思いましたが、近寄るとやさしい丸みのあるデザインにまとめてあり、女性も肩肘を張らずに都市部を気軽に乗ることができる間口の広いパッケージになっていると感じました。
撮影のために、砂利の未舗装路で極低速でしたが、敷地内の短距離を試乗することもできましたので、そのインプレッションも合わせてレポートします。
取材時は未発表車のため、海沿いの地での撮影会でしたが、画像背景に海岸線を入れることはできないクローズな敷地での撮影となりました。
一見、前モデルよりスクエア感が増したSUVに見えたので、本格クロスカントリーAWD車として、ジムニーノマド待ちのニーズに向けた方向性を打ち出してきたのかと思いましたが、近寄るとやさしい丸みのあるデザインにまとめてあり、女性も肩肘を張らずに都市部を気軽に乗ることができる間口の広いパッケージになっていると感じました。
先代のカジュアルでかわいいイメージからSUVらしさを強めたデザイン
先代はカジュアルでかわいいをイメージしたデザインで、蜂(BEE)をイメージしたキャラクターが印象的でしたが、
新型はコンパクトクロスオーバーSUVのコンセプトの商品コンセプトに基づいた力強いエクステリアとユーティリティ、さらにクオリティの高い内装を備えたモデルに進化しています。
新型はコンパクトクロスオーバーSUVのコンセプトの商品コンセプトに基づいた力強いエクステリアとユーティリティ、さらにクオリティの高い内装を備えたモデルに進化しています。
内外装デザインの特徴は
新型の外装デザインの特徴は、スクエアなボディに、より強調された丸型ヘッドランプのコンビネーションではないでしょうか。グレードによってウインカーがLEDと電球で異なりますが、基本的な造形は同じで、やさしいジムニーのような顔つきに感じます。
内装は多用されているハードプラスチックが、デザイナーが実際に本革を研究し、シボ(模様)一つ一つに拘りを持って作ってあるため、その配色とともに、高級感さえ感じることができます。加飾も金属調のプラスチックを散りばめて、飽きのこない仕上げになっています。ただし実際に触れるとハードプラスチックの質感は否めませんが、コストパフォーマンス良くまとめられている印象です。
パワーユニットは1.2LのCVTでISG搭載、燃費は22.8km/l
パワーユニットは1.2LのCVTでISGを搭載、燃費は22.8km/lと、走りとコスパを両立したちょうど良いスペックを持っています。
極低速での試乗では、 ISGの恩恵もあり、違和感はありませんでした。
極低速での試乗では、 ISGの恩恵もあり、違和感はありませんでした。
走りの進化の要はアクティブコーナリングサポートと減衰接着剤
走りの面において、旧モデルより進化している点は大きく2点、アクティブコーナーリングサポートと減衰接着剤の採用です。
アクティブコーナーリングサポートは、スズキ以外のメーカーで言うところのトルクベクタリングコントロールで、アンダーステア(思ったよりステアリングを切っている方向より外側に膨らんでしまう)状態では、コーナー内輪にブレーキをかけ、さらにアクセルコントロールもミックスされ、車両をドライバーが意図したラインに戻す作業をクルマ側で制御してくれます。ただし、絶対的なグリップ力が上がっている訳ではありませんので、過信は禁物です。
また、減衰接着剤は、主にボディ下部に塗布され、NVH性能(乗り心地や騒音などの快適さを数値化したもの)の向上に寄与しているとのこと。開発者の方も、減衰接着剤による走りの違いは顕著で、有無を比べればすぐに分かるレベルですし、本当はお試しいただきたかったんです、と話していました。
これらの技術により、先代よりバネレートとショックアブソーバーの減衰は上げたセッティングになっているとのことでしたが、敷地内の未舗装路ドライブでは、乗り心地の良さと静粛性のレベルが、先代より上がっていることが体感できました。
さらに、グレードによりますが、ACCに停止保持機能が付いたり、車線維持支援(LKA)機能に速度コントロールが追加されるなど、運転支援技術もアップデートされています。
アクティブコーナーリングサポートは、スズキ以外のメーカーで言うところのトルクベクタリングコントロールで、アンダーステア(思ったよりステアリングを切っている方向より外側に膨らんでしまう)状態では、コーナー内輪にブレーキをかけ、さらにアクセルコントロールもミックスされ、車両をドライバーが意図したラインに戻す作業をクルマ側で制御してくれます。ただし、絶対的なグリップ力が上がっている訳ではありませんので、過信は禁物です。
また、減衰接着剤は、主にボディ下部に塗布され、NVH性能(乗り心地や騒音などの快適さを数値化したもの)の向上に寄与しているとのこと。開発者の方も、減衰接着剤による走りの違いは顕著で、有無を比べればすぐに分かるレベルですし、本当はお試しいただきたかったんです、と話していました。
これらの技術により、先代よりバネレートとショックアブソーバーの減衰は上げたセッティングになっているとのことでしたが、敷地内の未舗装路ドライブでは、乗り心地の良さと静粛性のレベルが、先代より上がっていることが体感できました。
さらに、グレードによりますが、ACCに停止保持機能が付いたり、車線維持支援(LKA)機能に速度コントロールが追加されるなど、運転支援技術もアップデートされています。
価格も考えるとオールマイティな使い方ができるお買い得な一台
個人的にはアジアでタフなクルマを販売し続けるスズキとして、デザインはもう少しジムニーノマド寄りに纏めて欲しいと思ってしまいましたが、価格も2,157,100 円〜と広い層に支持される設定になっており、年々大きくなる傾向にあるSUV市場において、パッケージのサイズ感や価格、後席やラゲッジの広さなどを考えると、最もコストパフォーマンスに優れた普通車SUVの有力候補になり得ると感じました。