ホンダ「シビック」のグレード一覧をプロが徹底解説見分け方・グレードごとの違いは？【プロ徹底解説】

更新日：2024.12.19

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ホンダで長い歴史を誇る「シビック」。現行モデルは2021年に発売となった11世代モデルとなります。2024年9月のマイナーチェンジでは、新グレード「RS」が追加されています。今回は、現行「シビック」のグレード一覧を徹底解説します。

文・鈴木ケンイチ／写真・PBKK

鈴木ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3～4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会（AJAJ）会員　自動車技術会会員　環境社会検定試験（ECO検定）

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Chapter: 「シビック」のグレードの概要; 「シビック　LX」の特徴; 「シビック　EX」の特徴; 「シビック　RS」の特徴; 「シビック e:HEV LX」の特徴; 「シビック　e:HEV EX」の特徴

「シビック」のグレードの概要

「シビック」のグレード構成は、1.5リッターのエンジン車と2リッターのハイブリッド車の2系統があります。エンジン車では、エントリーが「LX」、上位グレードが「LX」、スポーティグレードが「RS」となります。ハイブリッドでは、エントリーが「e:HEV LX」、上位グレードが「e:HEV EX」となります。全部で5グレード構成となります。

エンジン車とハイブリッド車の両方に「LX」と「EX」が設定されていますが、内容を比較すると、同じ「LX」「EX」となっていても、若干、ハイブリッド車の方が機能・装備は充実しています。

駆動方式は、すべてがFFです。マイナーチェンジで追加された「RS」グレードのみが6速MTのクラッチ付きの3ペダルで、他はすべてオートマチックの2ペダルになっています。

「シビック　LX」の特徴

車両価格は344万8500円。エンジン車のエントリーというだけでなく、5グレード中で最も安価な価格設定となります。燃費性能は15.7km/l（WLTCモード）です。

エントリーとはいえ、ホンダセンシング（誤発進抑制機能／後方誤発進抑制機能／トラフィックジャムアシスト付き）、グーグル搭載9インチホンダ・コネクトディスプレイ（ETC2.0）、本革巻きステアリング／セレクトレバーを標準装備しています。

また、デジタルグラフィックメーターは7インチ、コンビシートはプライムスムース×ファブリック、8スピーカー、18インチのベルリナブラック／切削クリアのアルミホイールが「LX」ならではの装備となります。

「シビック　EX」の特徴

エンジン車の上位グレードであり、車両価格は379万8300円となります。燃費性能は「LX」と同じ15.7km/l（WLTCモード）です。

装備は、「LX」に加え、アダプティブドライビングビームヘッドライト、LEDアクティブコーナーリングライト、12スピーカーのBOSEプレミアムサウンドシステム、運転席8ウェイパワーシート／助手席4ウェイパワーシート、10.2インチのデジタルグラフィックメーター、ワイヤレス充電器、自動防眩ミラー、リアベンチレーション、LEDアンビエントライトなどが追加されています。
シートはプライムスムース×ウルトラスエードのコンビ。アルミホイールはベルリナブラック／ダーク切削クリアとなります。

「シビック　RS」の特徴

2024年9月のマイナーチェンジで追加されたのがスポーツグレードの「RS」です。車両価格は419万8700円。燃費性能は15.3km/l（WLTCモード）となります。

スポーツグレードということで、唯一の6速MTとなります。また、専用サスペンション、自動でエンジン回転数を調整するレブマッチシステムが採用されており、プライムスムース×ウルトラスエードのコンビシートと本革アルミシフトノブには赤いステッチが施されています。18インチのホイールはベルリナブラックです。

また、快適装備系は、上位グレードの「EX」に準じたものを採用。スポーティかつ上質なクルマに仕上げられているのです。

スポーツグレードということで、唯一の6速MTとなります。また、専用サスペンション、自動でエンジン回転数を調整するレブマッチシステムが採用されており、プライムスムース×ウルトラスエードのコンビシートと本革アルミシフトノブには赤いステッチが施されています。18インチのホイールはベルリナブラックです。

また、快適装備系は、上位グレードの「EX」に準じたものを採用。スポーティかつ上質なクルマに仕上げられているのです。

「シビック e:HEV LX」の特徴

ハイブリッド車のエントリーとなるのが「e:HEV LX」です。車両価格は399万8500円。燃費性能は24.2㎞/l（WLTCモード）になります。

装備類は充実しており、車両接近通報装置、10.2インチのデジタルグラフィックメーター、BOSEプレミアムサウンドシステム、アクティブノイズコントロール、アクティブサウンドコントロール、減速セレクターなどが標準装備されています。

シートはプライムスムース×ファブリックのコンビ。ホイールは18インチのシャークグレー・メタリック／マット切削を装着します。

「シビック　e:HEV EX」の特徴

ハイブリッド車の上位グレードが「e:HEV EX」です。価格は430万7600円。5グレードで、最も高額なモデルとなります。燃費は「e:HEV LX」と同じ24.2㎞/l（WLTCモード）になります。

装備は、「e:HEV LX」に加え、アダプティブドライビングビームヘッドライト、LEDアクティブコーナーリングライト、運転席8ウェイパワーシート／助手席4ウェイパワーシート、電動パノラミックサンルーフ、ワイヤレス充電器、自動防眩ミラー、LEDアンビエントライトなどが追加されています。

シートはプライムスムース×ウルトラスエードのコンビ。アルミホイールは「e:HEV LX」と同じになります。