トヨタ「クラウン(スポーツ)」のユーティリティ/パッケージングを紹介!ラゲッジは397Lの容量を確保!【プロ徹底解説】
更新日:2024.09.09
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2023年10月に発表された「クラウン」シリーズのスポーツSUVが「クラウン(スポーツ)」です。スポーツを謳うモデルとなりますが、やはり実用性は重要な項目。ラゲッジなどのユーティリティとパッケージングの内容を解説します。
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
大径タイヤとデザイン、居住性をバランスさせたパッケージング
「クラウン」シリーズのスポーツSUVとなる「クラウン(スポーツ)」。パッケージングの特徴は、直径745㎜もの大径21インチタイヤと、スポーティなデザイン、そして優れた居住性をバランスさせているところにあります。
具体的な寸法は、全長4720×全幅1880×全高1565㎜でホイールベースは2770㎜。「クラウン」シリーズのトップバッターとして登場した「クラウン(クロスオーバー)」と比べると、全長で210㎜短く、ホイールベースも80㎜も短くなっています。一方で全幅は40㎜、全高も25㎜も大きくなっています。また、前後のオーバーハングも短くなっています。
具体的な寸法は、全長4720×全幅1880×全高1565㎜でホイールベースは2770㎜。「クラウン」シリーズのトップバッターとして登場した「クラウン(クロスオーバー)」と比べると、全長で210㎜短く、ホイールベースも80㎜も短くなっています。一方で全幅は40㎜、全高も25㎜も大きくなっています。また、前後のオーバーハングも短くなっています。
そうした小さくなったボディでありながらも、前後の乗員のカップルディスタンスは920㎜を確保して、十分な膝周りの空間を実現。後席のヒップポイントの高さを20㎜たためたことで、腰の上下移動が少なくなり、乗降が楽になっています。
また、後席の座る位置が高いので、後席の乗員の視界が広くなり、快適さを感じることができるはずです。
また、後席の座る位置が高いので、後席の乗員の視界が広くなり、快適さを感じることができるはずです。
397リッターのラゲッジスペース
ラゲッジスペースの容量は397リッター。荷室の長さは959㎜、荷室幅は最小で987㎜、最大で1439㎜、荷室高さは最小で632㎜、最大で725mmとなります。後席を使用した通常時では、ゴルフバッグを1個収納することができます。後席を倒せば、最大4個のゴルフバッグを搭載可能とします。オプションのスペアタイヤを床下に格納する場合は、ラゲッジ容量が346リットルとなります。
自動で開閉可能なバックドア
ラゲッジのバックドアは、ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付き)となります。スマートキーを携帯した状態で、リヤのバンパー下に足を出し入れすると、バックドアが自動で開閉します。両手に荷物を持ったときに、バックドアを開けるのに便利な機能となります。
また、バックドアにはイージークローザー機能が備わっています。半ドア状態であっても、自動で確実にバックドアを閉めることができます。
また、バックドアにはイージークローザー機能が備わっています。半ドア状態であっても、自動で確実にバックドアを閉めることができます。
隅々に用意された収納スペース
室内には、LED照明付きのグローブボックスに、フロントカップホルダー、ボトルホルダー付きのドアポケット、左右両開きのセンターコンソールボックス、カップホルダー付きのリアセンターアームレスト、シートバックポケットなど、数多くの収納スペースが用意されています。
スマートフォン向けなどのUSB充電口は、センターコンソールの前部に2個と後部に2個、センターコンソールボックス内に1個を用意。センターコンソールの前部にはスマートフォンへワイヤレス給電する、おくだけ充電機能を備えたトレイが備えられています。
HEVならではの便利な機能
「クラウン(スポーツ)」には外部へ電力を供給する機能が備わっています。AC100V・1500Wまでの電力を供給できる、アクセサリーコンセントが、センターコンソールの後ろ側と、ラゲッジルームの右側に1個ずつ用意されています。
これを使うことで、ガソリン満タンの状態なら、400Wの電力を、ハイブリッドの「Z」グレードで約6.2日、プラグインハイブリッドの「RS」で約6.5日の間、供給することができます。
さらにプラグインハイブリッドの「RS」グレードは、外部給電機能[V2H]という機能を備えます。これは急速充電インレットを使って、逆に車から外部に高出力の電力を供給するというもの。最大で9kWの直流電流をアウトプットすることができます。ただし、使用には専用の外部給電機器が必要となります。
また、付属のヴィークルパワーコネクターを使えば、普通充電インレットからも、最大1500Wの交流電流を出力することもできます。
これを使うことで、ガソリン満タンの状態なら、400Wの電力を、ハイブリッドの「Z」グレードで約6.2日、プラグインハイブリッドの「RS」で約6.5日の間、供給することができます。
さらにプラグインハイブリッドの「RS」グレードは、外部給電機能[V2H]という機能を備えます。これは急速充電インレットを使って、逆に車から外部に高出力の電力を供給するというもの。最大で9kWの直流電流をアウトプットすることができます。ただし、使用には専用の外部給電機器が必要となります。
また、付属のヴィークルパワーコネクターを使えば、普通充電インレットからも、最大1500Wの交流電流を出力することもできます。
楽しい走りを謳う「クラウン(スポーツ)」。ラゲッジ容量は397リットルのため、後席を利用した状態では、ゴルフバッグが1個しか積むことはできません。2人でゴルフに行くときは、後席を倒す必要があるようです。ただし、ハイブリッドで外部給電できるなど、電気関係の利便性の高さはなかなかのものとなっています。