今ではほとんど同じ車!? かつてトヨタ 初代プロボックスとサクシードは何が違ったのか?

プロボックス/サクシード TRD

今回は、トヨタ 初代プロボックス(XP5#型・XP16#型・XP16#V型)とトヨタ 初代サクシード(NCP5#・NLP5#・NCP16#・NHP16#型)の特徴と相違点、そしてこれまでの変移についてお話していきましょう。

トヨタ プロボックスとトヨタ サクシードは日産のADバンと共に、今では数少ないライトバンの生き残りとなってしまいました。のトヨタにはフルラインアップメーカーらしく、様々なライトバンが存在していました。現在のトヨタ プロボックスとトヨタ サクシードは殆ど同じクルマのように見えますが、当時はそれなりに違いがあったのです。

性格の異なった前期のプロボックスとサクシード

そのような事情から、かつての初代プロボックスと初代サクシードには、先代のキャラクターをある程度考慮した作り分けがなされていました。

すなわち、カローラ店やネッツ店ではミドルサイズとなる初代プロボックスに対し、トヨタ店やトヨペット店で「もっとも小型で安価」なサクシードには電動ドアミラーなどの快適装備が一部簡略化され、標準装備の内容が異なりました。 

その代わり、初代サクシードは少し膨れ上がったような形状のリアハッチを採用し、プロボックスより荷室長を200mm稼いだのです。わずかな違いでしたが、それにより「サブロク(三尺×六尺)」と呼ばれるサイズで一般化していた、加工前の鉄板や木の合板、それに畳の積載を容易にしました。

さらに最大積載量も初代プロボックスの400kgに対し、初代サクシードはカルディナバンの500kgには及ばないが、それに近い450kg(4WDは400kg)を確保していたのです。

他にはわずかな外装・内装の違いはあるものの、初代プロボックスと初代サクシードを一瞬で見分ける唯一のポイントはリアハッチであり、ノッペリしていればプロボックス、少し膨れていればサクシードとなります

ナンバー付きレーシングベースにはトヨタ 初代プロボックスワゴンが最適!

また、外観的な違いでは無いのですが、5ナンバーバンの初代プロボックスワゴンには初代サクシードワゴンには存在しないMT(マニュアルミッション)の設定があります。

そのため、「全日本プロボックス/サクシード選手権(JSPC)」などのレース用ベース車や走行会などに使用する際、4ナンバーの1年車検や任意保険が高額なのを嫌う場合には、プロボックスワゴンのMT車を探してベース車とするのが最適です。

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プロボックスとサクシードの違いが今では薄れている!?