欧州3大タイヤメーカー比較!ピレリ、ミシュラン、コンチネンタルの特徴とおすすめを紹介

ミシュランスリック

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自動車には欠かせないタイヤ、近年はネットも普及して安価なアジアンタイヤがシェアを伸ばしていますが、タイヤは車が地面と接する唯一の部分なので中には拘る方も多いかと多います。

今回は欧州3メーカーのピレリ、ミシュラン、コンチネンタルをそれぞれ比較してみたいと思います。

※ 2022年8月 現在
Chapter
タイヤの種類って何種類に分けられるの?
それぞれのメーカーの主要タイヤは?
ピュアスポーツタイヤ/スポーツタイヤ
コンフォートスポーツタイヤ/コンフォートタイヤ
スタンダードタイヤ/エコタイヤ
種類がありすぎるタイヤ、選び方は?
欧州3大メーカーでオススメのタイヤは?

タイヤの種類って何種類に分けられるの?

タイヤは大きく分けると3つに分ける事が可能で、「コンフォートタイヤ」と「スポーツタイヤ」と「スタンダードタイヤ」に分けられます。

例えば、タイヤは、プリウスなどが履く転がり抵抗の少ないエコタイヤから、クラウンやシーマなどの大型のセダンなどが履いているプレミアムコンフォートタイヤ、GTRやフェラーリと言ったスーパーカーと言われる車が履くプレミアムスポーツタイヤ、競技車両が履くSタイヤなど様々。

前者のプリウスが「スタンダードタイヤ」、真ん中で説明したクラウンなどのセダンが「コンフォートタイヤ」、後者のGT-Rなどのタイヤが「スポーツタイヤ」と言った具合です。

名前の通り「スポーツタイヤ」は、グリップ力に最大の性能を発揮しますが、静粛性や乗り心地などは劣ります。

一方、「コンフォートタイヤ」は、静粛性や乗り心地に優れていますが、グリップ力スポーツタイヤに敵いません。「スタンダードタイヤ」については標準的に使えるどちらかといえば価格やタイヤのもちに重きを置いたタイヤなのでグリップ力も普通で、乗り心地や静粛性も普通の、ちょうど「スポーツタイヤ」と「コンフォートタイヤ」の中間に位置するタイヤと考えて頂ければ良いかと思います。

以上の3つをタイプの中は、スポーツにコンフォート性能を伴った「スポーツコンフォートタイヤ」、ミニバンや1BOXに専用に開発された「ミニバンタイヤ」、標準的な性能を持ち、転がり抵抗等に重きを置いた「エコタイヤ」、コンフォートよりプレミアム化した「プレミアムコンフォートタイヤ」のようなものも存在します。

それぞれのメーカーの主要タイヤは?

それぞれのタイヤメーカーの主要なタイヤは何になるのでしょうか?先ほど紹介した「スポーツタイヤ」「コンフォートタイヤ」「スタンダードタイヤ」等大きく3種類に分けてピックアップしたいと思います。

ピュアスポーツタイヤ/スポーツタイヤ

「ピュアスポーツタイヤ」はサーキット走行対応のコンパウンド等柔らかめで競技用タイヤのSタイヤに近い性能を有しているタイヤです。

「スポーツタイヤ」に関しては日常使用も十分可能で、高速走行時の安定性や少し走る楽しさを有しているタイヤとなります。

各メーカーの代表的なスポーツタイヤはこのとおりです。

メーカー ピュアスポーツタイヤ スポーツタイヤ
ミシュラン Pilot Sports Cup2 Pilot Super Sports
ピレリ P-ZERO CORSA SYSTEM P-ZERO、P-ZERO ROSSO
コンチネンタル Conti Force Contact Conti Sport Contact 5P

コンフォートスポーツタイヤ/コンフォートタイヤ

「コンフォートスポーツタイヤ」は快適性とスポーツ性を備えたタイヤで、少し苦しい言い方かもしれませんが、グリップもそこそこで乗り心地もそこそこ、ある程度タイヤのもちも良いタイヤです。

「コンフォートタイヤ」に関しては静粛性や乗り心地等に重点を置いたタイヤです。

メーカー コンフォートスポーツタイヤ コンフォートタイヤ
ミシュラン Pilot Sport 2,3,4 PRIMACY LC、PRIMACY HP
ピレリ P-ZERO NERO、DRAGON Cinturato P7、Cinturato P7
コンチネンタル Conti Sport Contact 5 Conti Premium Contact 5

スタンダードタイヤ/エコタイヤ

「スタンダード」タイヤは名前の通り基本のタイヤで、最も大量生産、大量販売されているタイヤです。オートバックスなどで店舗の外で大々的にPOPを貼ったりして推しているタイヤなどが当たるかと思います。

交換サイクルは比較的良く、乗り方にもよりますがだいたい3~4万キロ、4~5年と長めです。

近年では転がり抵抗の少ない「エコタイヤ」が多く、「スタンダードタイヤ」のポジションに置き換わろうとしています。このように、3メーカー共に「スポーツタイヤ」「コンフォートタイヤ」「スタンダードタイヤ」と多種類用意されている事が判ります。

メーカー スタンダードタイヤ エコタイヤ
ミシュラン ENERGY 3、XM 1 ENERGY SAVER
ピレリ Cinturato P1、Cinturato P1 VERDE Cinturato P7 BLUE
コンチネンタル Conti Comfort Contact CC5 Conti Eco Contact 5


種類がありすぎるタイヤ、選び方は?

こうして挙げてみるとタイヤの種類が豊富すぎて実際何を選んで良いか分からなくなるかと思います。

「ブリヂストンしかダメだ!」「ミシュランが一番だ!」というように、ブランドを指定する方はちらほらいるかと思いますが、実際タイヤを選ぶ際はます「乗っている車」「求める方向性(スポーツ性、快適性)」「価格」の3点を基準に決めるのが一般的ではないでしょうか。

例を挙げれば、アルファードやエルグランドといったミニバンに「Pilot Sport Cup 2」や「P-ZERO CORSA SYSTEM」と言ったサーキット対応のタイヤは不必要です。

逆にサイズ設定が無いので有り得ませんが、R35GT-Rなどのスポーツカーに「スタンダードタイヤ」などのタイヤを履くというのは少々残念ですし、R35GT-Rを買われる方は車を選んだ時点でどちら方言うと、ほとんど「走り」を求めて買われてる方が大半でしょう。そのような方が「スタンダードタイヤ」や「コンフォートタイヤ」を選ぶという選択肢はあまりないと思います。

ですので先にも挙げた「乗っている車」「求める方向性」「価格」この3点から選ばれたら間違いはないかと思います。

欧州3大メーカーでオススメのタイヤは?

今回は「ミシュラン」「ピレリ」「コンチネンタル」の欧州3大メーカーを紹介しておりますが、その中でも筆者が特にオススメしたいのは「ミシュラン」です。

あくまで個人的な意見ですが、筆者は以前整備士として自動車業界に携わっており、色々な車を整備してきたので、必然的にタイヤを点検することは日常茶飯事な上に、今回取り挙げたようなタイヤを履いた車を多数運転する機会にも恵まれていました。

その中でも「ミシュラン」の良いところはタイヤのもちの良さと、タイヤの劣化等の耐久性の高さです。静粛性にも優れており、価格面を見てもコストパフォーマンスが良いと考えられます。

「ピレリ」は大馬力の欧州スポーツカー等を運転する方にオススメです。ドライグリップの高さはきっと満足出来るでしょう。乗り心地は少々硬く、タイヤが減ってくるとロードノイズの大きさが感じられるかもしれません。場合によっては紫外線等によるタイヤの劣化(ひび割れ等)の症状が出るため、こまめなメンテナンスをオススメします。

「コンチネンタル」はグリップも良く乗り心地も良いタイヤです。取扱店舗が少ないため、気になる方は身近なディーラーで取り扱っているかどうかをチェックしましょう。


タイヤは車と同じくドライバーによって求める要素も満足出来る部分も変わります。この記事が欧州タイヤを選ぶ際の参考になれば幸いです。
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