ハーレーダビッドソン初心者ガイド:魅力・人気モデル・選び方と維持費

ハーレー

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憧れの大型バイク「ハーレーダビッドソン(ハーレー)」は、独特の存在感と魅力で世界中のライダーを虜にしてきた伝説的ブランドです。
しかし、バイク初心者やハーレーに興味を持ち始めた方の中には「ハーレーの何がそんなに魅力なの?」「初心者におすすめのモデルは?」「維持費はどのくらいかかる?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

本記事では、ハーレーダビッドソンの基本的な魅力や特徴、人気モデルの紹介、初心者にぴったりのモデルと選び方のコツ、そして気になる維持費や購入前に知っておきたいポイントをやさしく解説します。初めてハーレーについて調べる人でも安心して読める内容ですので、ぜひ参考にしてください。

CARPRIME編集部

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Chapter
ハーレーダビッドソンの歴史と魅力を徹底解説
世界的に有名なアメリカンバイクブランド
唯一無二のスタイルと存在感
大排気量Vツインエンジンと独特の鼓動感
重量感と安定感
カスタムの楽しみと強いブランドコミュニティ
ハーレーダビッドソン人気モデル早わかり|現行モデルと中古で人気の車種
【中古で人気】アイアン883|取り回しが良かった入門スポーツスター
【中古で人気】フォーティエイト|ボバースタイルの象徴だった人気モデル
ファットボーイ 114|映画でも有名な王道クルーザー
ストリートグライド|快適装備のバガースタイル・ツアラー
初心者向けハーレー選び方ガイド:失敗しないモデルの選定ポイント
初心者に優しいモデルは?
自分に合ったハーレーを選ぶコツ
予算と新車・中古の検討
ハーレーダビッドソン維持費完全ガイド|購入前に知るべきコスト
車検費用の目安と節約術
年間税金のしくみ
保険料の相場
走行燃料費のリアル
メンテナンスにかかる費用
カスタム&アクセサリーの予算感
その他諸経費で見落としがちなポイント
まとめ|ハーレーダビッドソンで始まる豊かなバイクライフ

ハーレーダビッドソンの歴史と魅力を徹底解説

世界的に有名なアメリカンバイクブランド

 ハーレーダビッドソンは1903年創業のアメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキー発祥のオートバイメーカーで、120年以上の長い歴史を誇ります。バイクに詳しくない人でも「ハーレー」という名前を一度は聞いたことがあるほどその知名度は高く、人気は世界的なものです。

日本でもハーレーは輸入二輪車(大型バイク)の販売台数で常にトップクラスのシェアを占めており、多くの正規ディーラーが全国に展開しています。その長い伝統と独自のブランドイメージにより、ハーレーダビッドソンは単なるオートバイメーカーに留まらず、一つの「文化」とも言える存在になっています。

唯一無二のスタイルと存在感

ハーレー最大の魅力の一つが、そのルックスです。力強いエンジンが車体の中心で主張する、低く長い独特の車体デザインは他に類を見ない迫力と美しさを備え、「これぞハーレー」と一目で分かるスタイルを確立しています。
クロームメッキで輝くパーツや、重厚感のある艶消しブラックで仕上げられたボディは、古き良きアメリカの自由な空気と、モーターサイクルならではの無骨さにあふれています。

この「ロング&ロー」と表現される伝統的なフォルムは多くの人々を魅了し、ハーレーが「アメリカンバイクの象徴」と呼ばれる所以にもなっています。

大排気量Vツインエンジンと独特の鼓動感

ハーレーダビッドソンのバイクは、そのラインナップの多くで、伝統的に大排気量のV型2気筒(Vツイン)エンジンを搭載していることが最大の特徴です。(※近年では、ハーレーダビッドソン社から独立した電動バイクブランド『LiveWire™』も誕生しており、パワートレインの多様化も進んでいます。)

他メーカーでは250ccや400ccクラスのバイクも多くラインナップされていますが、ハーレーは現在の日本国内の主力モデルでは、最も排気量の小さいものでも975ccと、国産バイクのミドルクラス以上に匹敵する、あるいはそれを超えるエンジンサイズを誇ります。この大きなエンジンから生み出される力強いトルク(回転力)と、不等間隔爆発による重低音のエンジンサウンドこそハーレーの真骨頂でしょう。

エンジンを始動すると独特の「ドコドコ」という心臓の鼓動のような排気音が響き渡り、この重厚なサウンドに魅了されるファンも非常に多いです。低回転から粘り強く路面を蹴り出すような加速フィールと相まって、ハーレーならではの愉快で味わい深い乗り味を楽しむことができます。

重量感と安定感

ハーレーは車体が大柄で車両重量もあります。「重くて扱いづらそう…」と初心者は不安になるかもしれませんが、実際には、多くのモデルでシート高が低めに設定されており、Vツインエンジンは並列エンジンなどに比べて横幅がスリムに収まっているため、跨ってみると見た目以上に足つきが良く、安定感があります。

もちろん、駐車時などの押し引きの取り回しではその重さを感じる場面もありますが、いったん走り出せば、その重さがどっしりとした安定感に変わり、意外と不安は少ないものです。

低重心な設計のため直進安定性にも優れ、カーブでも安定して曲がれる安心感があります。特に高速道路をゆったりと巡航するようなクルージング走行は、ハーレーが最も得意とするところです。大柄な見た目に反して「乗ってみると意外に扱いやすい」と感じる初心者も多いようです。

カスタムの楽しみと強いブランドコミュニティ

ハーレーのもう一つの大きな魅力が、カスタムの自由度の高さです。メーカー純正のアクセサリーはもちろん、世界中の無数のパーツメーカーから多種多様なアフターパーツが流通しており、ハーたちの大部分のパーツを交換して自分だけのスタイルを追求できると言われるほどです。

ハンドルやマフラー、シート、外装パーツなどを自分好みにカスタムして「世界に一台だけの自分のハーレー」に仕上げていく楽しみは格別でしょう。

また、ハーレーはオーナー同士の結びつきが強いことでも知られています。全国各地に正規ディーラーが運営するチャプターや、オーナーズグループ(H.O.G.®)、あるいは個人のツーリングクラブなどが存在し、同じバイクを愛する仲間との交流もハーレーライフの大きな魅力です。

長い歴史の中で培われた独自のハーレー文化が存在し、ツーリング先でオーナー同士が挨拶を交わしたり、情報交換をしたりといった特別な連帯感も、他メーカーのバイクではなかなか味わえない楽しさです。

ハーレーダビッドソン人気モデル早わかり|現行モデルと中古で人気の車種

【中古で人気】アイアン883|取り回しが良かった入門スポーツスター

かつてハーレーの「スポーツスター」ファミリーに属していた883ccの代表的モデル。ハーレーの中では比較的コンパクトかつ軽量(約250kg台)で、取り回しのしやすさが魅力でした。

黒を基調とした無骨でシンプルなスタイルが人気を博し、多くのライダーが最初のハーレーとして選んだ定番モデルです。足つきも良く初心者でも扱いやすかったため、「ハーレー入門機」として高い人気を誇りました。(※空冷スポーツスターファミリーは2021年モデルを最後に生産終了しており、現在は中古車市場でのみ入手可能です。)

【中古で人気】フォーティエイト|ボバースタイルの象徴だった人気モデル

アイアン883と並び、かつてのスポーツスターファミリーで絶大な人気を得ていた1202ccエンジン搭載のボバースタイル・モデルです。小ぶりなピーナッツタンクと、極太のフロントタイヤが生み出す独特でマッシブなシルエットが特徴。
そのスタイリッシュなルックスと力強い鼓動感で長年ファンに愛され、初めてのハーレーとしても多く選ばれました。(※アイアン883同様、現在は生産終了しており、中古車でのみ入手可能です。)

ファットボーイ 114|映画でも有名な王道クルーザー

現行の「ソフテイル」ファミリーを代表するモデルで、映画『ターミネーター2』でアーノルド・シュワルツェネッガーが乗ったことで一躍有名になりました。

排気量1,868ccのMilwaukee-Eight® 114エンジンを積み、力強いトルクを発揮します。塊感のあるレイクスター・ディッシュホイールや、随所に使われたサテンクローム仕上げのパーツが、重厚で堂々としたクルーザーとしての存在感を際立たせています。ハーレーらしさを体現する一台として、ブランドを象徴する存在と言えるでしょう。

ストリートグライド|快適装備のバガースタイル・ツアラー

 ロングツーリングを快適に楽しみたいライダーに絶大な人気を誇る「グランドアメリカンツーリング」ファミリーの代表モデルです。ハーレーのツアラーを象徴する「バットウィング(コウモリの羽)」と呼ばれる特徴的なフロントフェアリングを装備し、高い風防効果で長距離走行時の疲労を軽減します。

排気量1,923ccのMilwaukee-Eight® 117エンジンは余裕のパワーを誇り、高速巡航や二人乗りでも安定感は抜群です。大型ディスプレイのインフォテインメントシステムや高品質なオーディオ、クルーズコントロールなど快適装備も充実しており、「バガー」スタイルの王道としてツーリング愛好家から厚い支持を受けています。
上記の他にも、近年登場したアドベンチャーモデルの「パンアメリカ」や、かつてスポーツスターの派生モデルとして人気だった「ロードスター」(生産終了)など、多彩なモデルが存在します。それぞれに個性的な魅力があるので、自分の志向に合ったハーレーを探してみてください。

初心者向けハーレー選び方ガイド:失敗しないモデルの選定ポイント

初心者に優しいモデルは?

初めてのハーレー選びで悩んだら、まずは扱いやすさと足つきの良さを重視しましょう

かつては車体が比較的コンパクトで重量も抑えめな「スポーツスター」ファミリーが初心者向けとして絶大な人気を誇り、中でもアイアン883は「初ハーレー」に選ぶ人が非常に多いモデルでした。

また、水冷エンジンを搭載したストリート750(XG750)も、排気量749ccでハーレーの中では軽量(約230kg台)な入門モデルとして人気を博しました。これらは現在、新車では入手できず、中古車市場で探すことになりますが、今なお初心者向けの選択肢として魅力的です。

現在新車で選ぶなら、スポーツスターの血を引く新世代の「スポーツ」カテゴリーに属する「ナイトスター(Nightster®)」が筆頭候補となります。新開発の975cc水冷エンジン「Revolution® Max 975T」を搭載し、最新技術による軽快な走りと安全装備を備え、伝統的なスタイルと現代的な性能を両立した、初心者にも扱いやすいモデルです。

まずはこうした、ハーレーの中では比較的小柄で排気量が抑えめのモデルから検討を始めると良いでしょう。

自分に合ったハーレーを選ぶコツ

モデル選びの際は、まずご自身の用途や乗りたいシーンを具体的にイメージすることが大切です
例えば「街乗りメインで、たまに日帰りツーリングを楽しむ程度」であれば、現行のナイトスターのようなスポーツモデルや、中古のスポーツスターファミリーなどが適しています。

逆に「高速道路を使った長距離・長期間のツーリングを快適に楽しみたい」のであれば、大型のソフテイルファミリーやグランドアメリカンツーリングファミリーのモデルが最適ですが、その分、車両価格や重量も増すため、ご自身の経験と予算に余裕が必要です。

次に、ディーラーなどで実際にまたがってフィット感を確かめることも非常に重要です
ハーレーは多くのモデルでシート高が低め(概ね650mm〜720mm前後)に設計されており、身長が比較的低い方でも両足が地面につきやすい傾向があります。

例えば、現行の「ブレイクアウト」はシート高が665mmと、他の大型バイクと比べても非常に低い数値です。足つきが良いと停車時や低速走行時の安心感が全く違いますので、小柄な方はシート高の低いモデルを選ぶと良いでしょう。

また、ハーレーは車重自体は重いため、最初は取り回しにコツがいります。購入前にディーラーや試乗会で実際に車両に触れ、可能であれば試乗してみることを強くおすすめします。「憧れだけで買ってみたけど、重さに全く慣れず怖い…」となると、せっかくのハーレーライフが楽しめません。
幸いハーレーの正規ディーラーは全国にあり、試乗車を用意している店舗も多いので、遠慮せずに相談してみましょう。

予算と新車・中古の検討

ハーレーは輸入大型バイクなので高価なイメージがありますが、過去には比較的安価なモデルも存在しました。
2020年前後には、税込み100万円前後で購入できる新車ハーレー(ストリート750など)も発売されていましたが、これらは既に生産を終了しています。 近年は円安や物価高の影響で車両価格は全体的に上昇しており、現在の新車ラインナップは、エントリーモデルである「ナイトスター」でもメーカー希望小売価格188万台からとなっています。

とはいえ「やっぱり新車は手が届かない…」という場合は、中古車も有力な選択肢です。ハーレーは人気ブランドゆえ中古市場も活発で、状態の良い中古車が数多く流通しています。

特に生産台数の多かったスポーツスターファミリーの中古車は選択肢も多く、100万円前後から購入できる車両も少なくありません。最初の1台は中古で手に入れて、自分好みにカスタムしながらハーレーに慣れていくという楽しみ方も良いでしょう。

また、購入時にはローンを組む方も多いと思いますので、月々の支払いが無理のない範囲になるよう頭金やボーナス払いなども賢く活用しましょう。正規ディーラーに行けば、ローンのシミュレーションについても相談に乗ってもらえます。初心者のうちは予算に余裕を持ち、維持費も含めた総合的なコストを考えて、背伸びしすぎない一台を選ぶのが失敗しないコツです。

ハーレーダビッドソン維持費完全ガイド|購入前に知るべきコスト

車検費用の目安と節約術

ハーレーダビッドソンの多くのモデルは、道路運送車両法で定められる排気量250cc超の「小型二輪自動車」(通称:大型バイク)に該当するため、新車購入後3年目、以降は2年ごとに継続して車検(自動車検査登録制度)を受ける義務があります。

車検にかかる費用は、依頼先や整備内容によって大きく異なります。ユーザー自身で運輸支局に車両を持ち込んで検査を受ける「ユーザー車検」であれば、法定費用(重量税、自賠責保険料、印紙代)と若干の諸経費のみで、総額2〜3万円程度で済むケースもあります。

一方、ハーレー正規ディーラーやバイクショップに依頼すると、法定費用に加えて点検・整備費用や代行手数料がかかるため、一般的に10万円以上になることも珍しくありません。費用を抑えるならユーザー車検という選択肢もありますが、専門的な知識や手間が必要となるため、不安な場合はプロに任せて、確実な整備と検査を受ける方が安心です。

年間税金のしくみ

バイクの所有者には、毎年税金が課せられます。ハーレーダビッドソンの場合、以下の2種類が主な税金です。

  • 軽自動車税(種別割): 毎年4月1日時点の所有者に対して、市区町村から課税される税金です。排気量250ccを超える二輪車(小型二輪自動車)の税額は、年間6,000円と定められています。
  • 自動車重量税: 車両の重量に応じて課税される国税で、車検時に次回車検までの期間分(通常は2年分)をまとめて納付します。新車登録からの経過年数によって税額が変動しますが、おおむね年あたり1,900円〜2,500円程度(2年分で3,800円〜5,000円)であり、それほど大きな負担ではありません。

保険料の相場

バイクに乗るには、法律で加入が義務付けられている自賠責保険(強制保険)と、任意で加入する任意保険があります。

  • 自賠責保険: バイクに乗るには自賠責保険への加入が法律で義務付けられています。車検時には、次の車検までの期間をカバーするため、通常24ヶ月または25ヶ月の契約で加入します。その場合の保険料は、24ヶ月契約で8,760円、25ヶ月契約で8,910円です(2023年4月時点・本土用)。
  • 任意保険: 自賠責保険だけでは補償が不十分な対人・対物賠償や、自身のケガ、車両の損害などに備えるために加入します。任意保険料は、ライダーの年齢や運転歴(ノンフリート等級)、補償内容、車両の価格などによって大きく異なりますが、目安として年間2万円〜8万円前後の範囲で収まるケースが多いようです。車体が大きく高価なモデルが多いため、車両保険を付帯すると保険料は高くなる傾向にありますが、万一の事故に備え、任意保険への加入は強くおすすめします。

走行燃料費のリアル

ハーレーは大排気量エンジンであることに加え、ハイオクガソリン指定のモデルがほとんどです。そのためレギュラーガソリン仕様のバイクより燃料代は若干割高になります。

また燃費も車種や乗り方によりますが、街乗り中心だとリッター15〜20km程度のものが多く、国産の中小排気量バイクほどの低燃費は期待できません。日常的に乗る場合は、燃料の種類と費用も予算に入れておきましょう。

メンテナンスにかかる費用

エンジンオイル交換やタイヤ交換、ブレーキパッド交換など、バイクのコンディションを良好に保つためには定期的なメンテナンスが不可欠です

ハーレーの場合、メンテナンスで特徴的なのがオイル交換です。特にエボリューションやツインカムといった旧世代のエンジンでは、エンジンオイル・トランスミッションオイル・プライマリーオイルの3種類を定期的に交換する必要があるモデルが主流でした。

一方、現行の主力であるMilwaukee-Eight®エンジンでは構造が改良され、主にエンジンオイルとプライマリーオイル(トランスミッション共用)の2種類の交換となっています。

これら消耗品の交換費用は、ショップに依頼すると工賃がかかります。オイル代自体も大排気量エンジンゆえに必要な容量が多く、それなりの費用になります。タイヤも重量のある車体を支えるための太いものが多いため、交換費用は国産中型バイクなどと比較すると高めになる傾向があります。

年間1~2回程度のオイル交換や数年ごとのタイヤ交換などを見越し、数万円規模のメンテナンス費用を計画しておくと安心です。

カスタム&アクセサリーの予算感

ハーレー乗りの中には、バイクを自分好みにカスタムして楽しむ方が多くいます。マフラーを社外品に変えて排気音や性能の変化を楽しんだり、シートやハンドルを交換して乗り心地やポジションを調整したり、あるいは装飾的な小物類や特別な塗装に凝ったりと、カスタムには終わりがないほど多彩なパーツが存在します。

もちろんカスタムをするかどうかはオーナーの自由ですが、一度始めると部品代やカスタムショップへの工賃で数十万円単位の出費になることも珍しくありません。購入直後はまずノーマルの状態で乗ってみて、不満や物足りなさを感じた部分から少しずつ手を入れていくのがおすすめです。

その他諸経費で見落としがちなポイント

駐車場代が必要な場合はその費用(月極のバイク駐車場を借りるなら月数千円~1万円以上)、盗難に備えるための任意保険の車両保険や防犯装備(頑丈なチェーンロックやディスクロック、バイクカバー、アラーム等)にかける費用、ツーリングに出かけるならガソリン代以外に高速道路料金や宿泊費…といったように、バイクライフには様々なコストが付きまといます。

特にハーレーのような大型バイクは置き場所も相応に取るため、自宅にガレージや屋根付きの駐輪スペースがない場合は、保管場所の確保も重要な課題です。購入前にこうした面も考慮しておくと良いでしょう。


総合すると、ハーレーの維持費のうち、法定費用(税金や自賠責保険料)については、同じ排気量区分の国産の大型バイクと大きく変わることはありません。ハーレーだからといって税金や自賠責が特別高価ということはないのです。

ただし、大排気量エンジンゆえの燃料消費や、重量のある車体を支えるタイヤなどの消耗品代、そして「ついカスタムしたくなる魅力」による追加の出費など、ハーレー特有のプラスアルファのコストがかかりやすいのも事実です。ご自身の予算と相談し、「ローンの支払い+維持費」で月々いくらくらい必要か、年間ではどの程度かかるかを購入前にしっかりシミュレーションしておくことが大切です。

もし試算してみて「維持が厳しそうだ…」と感じる場合は、無理をせずにより購入・維持コストが手頃なモデルやプランを検討する勇気も必要です。無理なく維持してこそ、ハーレーとの生活を心から楽しめます。

まとめ|ハーレーダビッドソンで始まる豊かなバイクライフ

ハーレーダビッドソンは、その存在自体がライダーにとって大きな夢であり憧れです。重厚なエンジン音を身体で感じながら悠々と風を切って走る時間は、他のどのバイクにも代えがたい特別な体験となるでしょう。
単なる移動手段ではなく、「ハーレーに乗る」という行為そのものが趣味でありライフスタイルです。

実際にハーレーを手に入れると、休日の過ごし方や交友関係にも変化が生まれるかもしれません。ハーレーに乗ることで生まれる仲間とのつながりは大きな魅力の一つで、ハーレー乗り同士は独特の連帯感を持っています。ツーリング先で声をかけてもらったり、知らない人同士でもハーレーという共通点だけで打ち解けたりと、オーナーになって初めて味わえる世界が広がっています。

メーカー主催の大型イベント(日本最大級のハーレーイベント「ブルースカイヘブン」など)も定期的に開催されており、そうした場に参加すれば全国のハーレーファンと交流し刺激を受けることもできます。

もちろん、大型バイクゆえの苦労や注意点もありますが、それを補って余りある所有する喜びがハーレーにはあります。自分好みにカスタムした相棒と共に走れば、日常の通勤さえも冒険のワンシーンに変わるかもしれません。初めてハーレーに挑戦する初心者の方は不安もあるでしょうが、本記事で紹介したポイントを押さえつつ準備をすればきっと大丈夫。

ハーレーのある暮らしは、バイクライフに豊かな彩りと興奮を与えてくれるはずです。ぜひ自分にぴったりの一台を見つけて、ハーレーダビッドソンと共に走る人生を楽しんでみてください。きっとその先には、これまで知らなかった新たな世界と魅力が待っています。
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