トヨタの高級車の寿命はとんでもなく長い?寿命を長くするコツを紹介

トヨタ センチュリー

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トヨタを、そして日本を代表する高級車でもあるセルシオやクラウン。これらの高級車が、どれほど耐久性を持っているのかは気になるところです。街中では、20年落ちのセルシオやクラウンの個人タクシーを見かけることもチラホラ。ということはやはり耐久性が高いのでしょうか。
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高級車の寿命が長いのはウソ?ホント?
トヨタ高級車の寿命はとんでもなく長い?
寿命を長くするコツは?

高級車の寿命が長いのはウソ?ホント?

高級車だから寿命が長い、という定説は当てはまる面もあれば、当てはまらない面もあります。

たとえば高級車のエンジンや足回りには、それなりのコストが掛けられているので、そういった意味では長持ちするかもしれません。しかしながら、複雑な新しい機構を採用しているエンジンやサスペンションも多く、維持にある程度手を掛けておかないと長持ちしないのです。

また、室内に目を向ければ、高級車はありとあらゆる電気仕掛けの装備品があります。オートエアコンやカーステレオはもちろんのこと、カーナビやパワーシート、オートライト、クルーズコントロールなど一般的な乗用車には装備されていないであろうデラックスなアイテムが見受けられます。

これらの室内パーツは、車の本来の性能を支えるエンジンやミッション、足回りなどと比べると、故障率は高くなります。「カーオーディオをユニットごと交換した」という話は、よく聞きます。

トヨタ高級車の寿命はとんでもなく長い?

セルシオやクラウンといったトヨタ製高級車の寿命は、長い方かもしれません。登場から10年以上を過ぎたゼロクラウンや、それ以前のクラウンが個人タクシーで多く走っていることからも分かる通り、とりわけトヨタの高級車は非常にタフです。

しかし、このタフさや品質の高さは何も高級車のみに限った話ではなく、エントリーグレードのカローラなどにも同じことがあてはまります。カローラも相当寿命が長いことで有名で、むしろ機構がシンプルな分、セルシオやクラウンなどと比較すると故障は少ないかもしれません。

高級車であるから長持ち。ということではなく、持ち主の扱い方や日々のメンテナンスの方が、車の寿命には大きな問題です。それでは、どのように扱うことが望ましいのでしょうか?

寿命を長くするコツは?

いくら、品質が良いと言ってもまったく整備をしなければ寿命はむしろ縮まります。

エンジンオイルの定期的な交換は当たり前の話で、タイミングベルトやエアコンのコンプレッサー。ウォーターポンプ、パワステホースなどは、定期的なチェックとメンテナンスを心がけた方が無難です。

また古い車なら、エアサスペンションを使っているモデルは、故障のリスクが高いので避けた方がいいかもしれません。

なお、愛車の寿命を長持ちさせるためには、整備費用が発生しますし、時には大掛かりな作業が必要になるかもしれません。古くなればなるほど、手をかけずに長期間維持することは難しいでしょう。

また、丁寧に扱うことも愛車を長持ちさせるためには大事な要素です。

急発進、急加速、急ブレーキは極力避けるほうが無難。ただし日頃から丁寧に乗ることと、エンジンを回さないことは同じではありません。エンジンは、低い回転だけで使い続けると、内部にカーボンが溜まりやすくなります。エンジンは、適度に回転を上げることをオススメします。

また、旧車なら屋内に保管することも大切です。防錆処理技術の発達によって最近では、ボディもサビに強くなっていますが、古い車はボディの腐食により、泣く泣く廃車にせざるを得ないこともあるのです。

最近の車は、基本的な寿命が伸びた代わりに、複雑な電子デバイスが多くなり、ちょっとしたことでもエンジンが掛からなくなるなど、大きなトラブルにつながりやすくなりました。そういった意味では、初代セルシオや同年代のクラウンは、はるかにシンプルな作りとなっている分、整備に手を掛けることさえできれば長く乗り続けることができるのではないでしょうか。
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