ケータハム セブン160とマツダ ロードスターと対決するとどうなる?
更新日:2024.09.09
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ケータハム・セブンのエントリーモデルとしてリリースされた「セブン160」は、わずか490kgの車重と、カプチーノ等に搭載されていた「K6A」ターボエンジン搭載で話題になりました。しかも軽自動車規格…。この超ライトウェイトマシンと、軽量化してアジリティあふれる乗り味の現行マツダ・ロードスターの加速対決動画がUPされました。興味深い対決、果たして結末は…?
「軽自動車」ケータハム セブン 160 vs マツダ ロードスター!!
ケータハム・セブン160はスズキのK6Aエンジンを搭載した軽スポーツと言えるモデル。80馬力を出力しますから、軽自動車自主規制64馬力を初めて突破した?ともいえますね…。車重はわずか490kg。大物食いを可能にする立派なスポーツカー、なのです。
対するND型ロードスターは海外仕様の2.0L 自然吸気エンジンを搭載した155馬力モデル。こちら重量は998kg。
両車ライトウェイトスポーツなので、パワーウェイトレシオを算出してみましょう・
対するND型ロードスターは海外仕様の2.0L 自然吸気エンジンを搭載した155馬力モデル。こちら重量は998kg。
両車ライトウェイトスポーツなので、パワーウェイトレシオを算出してみましょう・
・ケータハム・セブン160
パワーウェイトレシオ…480kg÷80ps=6.125kg/ps
・NDロードスター(北米仕様)
パワーウェイトレシオ…998kg÷155ps=6.438kg/ps
こうしてみると、パワーウェイトレシオはわずかにセブン160が勝るものの、ほぼ近似した数値。実は重量、パワーともにNDロードスターは丁度セブン160の「2倍」なのです。この両車の対決設定は、素晴らしいセンス。
パワーウェイトレシオ…480kg÷80ps=6.125kg/ps
・NDロードスター(北米仕様)
パワーウェイトレシオ…998kg÷155ps=6.438kg/ps
こうしてみると、パワーウェイトレシオはわずかにセブン160が勝るものの、ほぼ近似した数値。実は重量、パワーともにNDロードスターは丁度セブン160の「2倍」なのです。この両車の対決設定は、素晴らしいセンス。
セブン 160 vs ロードスター|ほぼ互角のスペック!? 両車の対決はいかに…
軽量のマシンとパワーある重量マシンの対決は、概ねスタートは軽量車が有利、その後高速域での伸びで追いつく、というパターンが多いといえます。さてどんな結果となっているのでしょうか…。
スタート直後は当然、軽量のセブン160がリード。それを追うロードスターといった展開。徐々にロードスターが差をつめ…。
加速勝負ではセブン160の勝利。もう少し直線が長ければ結果はわからなかったですね。ステージはサーキットだったようで、コーナーでロードスターが抜く場面もあります。お互いどこまで本気の走りだったかわかりませんが、2台のオープンカーが森の中をヒラリヒラリと走る姿は本当に楽しそうですね。
どちらも過剰なパワーは持っていませんが、クルマ本来の「操る楽しさ」に満ちているといえます。その大きなポイントとなるのが「軽量ボディ」。こうした軽くて楽しいクルマがもっと増えると良いですね。
セブン 160 vs ロードスター|軽自動車の増税と馬力自主規制の関連性は…?
今回紹介したケータハム・セブン160は完全に軽自動車規格にアジャストしているため、黄色ナンバーが発行されます。国産軽自動車との違いとして、「80馬力」である事が挙げられます。通常、軽自動車は64馬力の自主規制範囲内でリリースされています。しかしあくまでメーカーの「自主」規制なので、絶対に64馬力の軽自動車を出してはいけない…というわけでもないのです。
セブン160の場合、少量生産の特殊な車両でもあり、乗り手を選ぶ事から、80馬力での発売の英断をしたといえますね。
セブン160の場合、少量生産の特殊な車両でもあり、乗り手を選ぶ事から、80馬力での発売の英断をしたといえますね。
しかし2015年4月より自動車税が増税となり、7,200円から10,800円に。このことから軽自動車の販売台数にも影響が出ている、と言われています。
メーカーとしても活況な軽自動車市場、なんとか商品価値を高めようと努力していますし、ある意味メーカー間の競争が非常に「アツい」マーケット。そうなると、増税されたユーザーに対しての「インセンティブ」も必要ではないか…という話になる可能性は十分あるかもしれません。「自主規制64馬力を解除したクルマ」のリリースというのも、そのひとつ。
来年行われる東京オートサロン2016にて、動力性能をUPさせたS660の無限仕様も出展されるようです。その最大出力も気になるところ。また他メーカーも軽スポーツモデルを様々出展するようですから、非常に気になります。
ケータハム・セブン160がこじ開けてしまったともいえる、軽自動車64馬力自主規制、今後の日本メーカーからの返答が気になるところですね。
メーカーとしても活況な軽自動車市場、なんとか商品価値を高めようと努力していますし、ある意味メーカー間の競争が非常に「アツい」マーケット。そうなると、増税されたユーザーに対しての「インセンティブ」も必要ではないか…という話になる可能性は十分あるかもしれません。「自主規制64馬力を解除したクルマ」のリリースというのも、そのひとつ。
来年行われる東京オートサロン2016にて、動力性能をUPさせたS660の無限仕様も出展されるようです。その最大出力も気になるところ。また他メーカーも軽スポーツモデルを様々出展するようですから、非常に気になります。
ケータハム・セブン160がこじ開けてしまったともいえる、軽自動車64馬力自主規制、今後の日本メーカーからの返答が気になるところですね。