アルファロメオ 156やBMW 330等。今だからこそMTで乗りたい…少し古めの輸入MT車5選
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
クルマの運転を楽しむならMT車がいい! そして外国車に乗りたい! そのようなクルマ好きの欲求を満たしてくれるのが、輸入MT車です。しかし、最近は外国でもトルコン式ATやCVT、クラッチレスのMT車が普及したこともあり、日本に入ってくる輸入車も少なくなってきました、今より個性が色濃かった、ちょっと前の輸入MT車を紹介しましょう。
- Chapter
- プジョー 306
- プジョー 406
- ジープ ラングラー
- アルファロメオ 156
- BMW 330
プジョー 306
1990年代後半のプジョーは、MT車の導入に積極的でした。306はVWゴルフクラスのモデルで、プジョーの中核車種として日本でも人気がありました。
306の1994年の日本導入当初は、スポーティグレードのXSiや、スポーツグレードのS16のみにMT車が設定されていました。そこへ1995年12月にお買い得なベーシックグレード、Style(スタイル)が追加され、4速ATのほかに5速MTが設定されました。5ドアと3ドアの2種類があり、排気量は1800ccでした。
1800ccのエンジンを小気味良く回して、猫足と評されるしなやかな乗り心地に身を委ねる快感。そして降りればピニンファリーナの美しい外観が目に入る…。しかも基本装備が充実したベーシックグレードを188万円(登場時の5速MT)で楽しめる、と自動車ツウの好みを凝縮したようなクルマでした。
306の1994年の日本導入当初は、スポーティグレードのXSiや、スポーツグレードのS16のみにMT車が設定されていました。そこへ1995年12月にお買い得なベーシックグレード、Style(スタイル)が追加され、4速ATのほかに5速MTが設定されました。5ドアと3ドアの2種類があり、排気量は1800ccでした。
1800ccのエンジンを小気味良く回して、猫足と評されるしなやかな乗り心地に身を委ねる快感。そして降りればピニンファリーナの美しい外観が目に入る…。しかも基本装備が充実したベーシックグレードを188万円(登場時の5速MT)で楽しめる、と自動車ツウの好みを凝縮したようなクルマでした。
プジョー 406
輸入車でMT車、となると2000年代前半まではプジョーが代表的なメーカーでしたので、どうしてもプジョーのモデルに触れてしまいます。プジョー406は1995年に発売されたミドルクラスのセダンで、映画「TAXi」シリーズで主役(?)を務め、広く知られるところとなりました。
306と同世代のモデルなので、ピニンファリーナによる流麗なデザインが見どころです。日本には1996年10月に導入され、当初は4速ATの2000ccのみでしたが、1997年11月にV型6気筒3000ccエンジンも追加。
2002年に待望のMT車が導入されました。直列4気筒2200ccエンジンを搭載し、左ハンドル、5速MTというスポーティグレードで、406スポーツという名称で販売。とはいえ、先代モデルの405にあったMi16というスポーティグレードほど徹底したスポーティぶりではなく、なかなかに渋い装備やデザインで、スポーティ志向でない人でも選びやすい内容でした。
当時、ミドルクラスのMT車はなかなかなく、しかもピニンファリーナデザインのプジョーですから、愛好家の注目を大いに集めたのです。
306と同世代のモデルなので、ピニンファリーナによる流麗なデザインが見どころです。日本には1996年10月に導入され、当初は4速ATの2000ccのみでしたが、1997年11月にV型6気筒3000ccエンジンも追加。
2002年に待望のMT車が導入されました。直列4気筒2200ccエンジンを搭載し、左ハンドル、5速MTというスポーティグレードで、406スポーツという名称で販売。とはいえ、先代モデルの405にあったMi16というスポーティグレードほど徹底したスポーティぶりではなく、なかなかに渋い装備やデザインで、スポーティ志向でない人でも選びやすい内容でした。
当時、ミドルクラスのMT車はなかなかなく、しかもピニンファリーナデザインのプジョーですから、愛好家の注目を大いに集めたのです。
ジープ ラングラー
RVも紹介しておきましょう。4輪駆動、ジープの本家本元、源流の末裔にあたるジープラングラーです。現在販売されているラングラーは2007年発売の3代目で、アメリカでは6速MTの設定があるものの、日本では5速ATのみが導入されています。
しかし2代目は、日本でもMT車が販売されていました。ボディは2ドアで、屋根は幌のソフトトップと、ハードトップから選択できました。エンジンは直列6気筒4000ccですが、90年代後半のクルマにも関わらずOHVを採用していますので、アメリカ車らしいワイルドなフィーリングを楽しめるでしょう。2006年モデルでは6速MTにグレードアップしました。
四駆ならMTで乗らなきゃ、という人にもオススメです。
しかし2代目は、日本でもMT車が販売されていました。ボディは2ドアで、屋根は幌のソフトトップと、ハードトップから選択できました。エンジンは直列6気筒4000ccですが、90年代後半のクルマにも関わらずOHVを採用していますので、アメリカ車らしいワイルドなフィーリングを楽しめるでしょう。2006年モデルでは6速MTにグレードアップしました。
四駆ならMTで乗らなきゃ、という人にもオススメです。
アルファロメオ 156
イタリアの高級スポーツカーブランド、アルファロメオ。戦前はフェラーリのような高級スポーツカーを製造していましたが、第二次世界大戦後はジュリエッタのような一般向けのスポーティなクルマを製造するようになり、高いブランド性とスポーティな走行性能で人気を集めました。日本でも古くから発売されていましたが、耐久性や信頼性の面から一部の愛好家のみのクルマとなっていました。
そんなアルファロメオが、日本でも再認識され、ブレイクするきっかけとなったのが、1997年に発売された156です。155や145など、1990年代前半のアルファロメオは角張ったデザインをしていましたが、156では一転して丸みを帯びたデザインを採用。中心に大きく配された盾状のグリル、丸みの中にシャープさのあるスポーティなデザインにより、アルファロメオとしては日本のみならず、世界的にも大成功したモデルとなりました。
日本には1998年に導入され、当初は直列4気筒2000ccが5速MT、V型6気筒2500ccが6速MTと、MT車のみの設定でした。鼻先の軽い2000ccか、6速MTの2500ccか、アルフィスタは大いに悩むところ。
後に2000ccにはセミATシステムのセレスピード、2500ccには4段Qシステムが追加されました。また、2000年に発売されたスポーツワゴンは、終始AT車のみの設定でした。
初期はMT車だけだったせいか、全体の販売数の割にはあまり残っていないように感じられますが、アルファロメオフリークにはオススメのモデルです。
そんなアルファロメオが、日本でも再認識され、ブレイクするきっかけとなったのが、1997年に発売された156です。155や145など、1990年代前半のアルファロメオは角張ったデザインをしていましたが、156では一転して丸みを帯びたデザインを採用。中心に大きく配された盾状のグリル、丸みの中にシャープさのあるスポーティなデザインにより、アルファロメオとしては日本のみならず、世界的にも大成功したモデルとなりました。
日本には1998年に導入され、当初は直列4気筒2000ccが5速MT、V型6気筒2500ccが6速MTと、MT車のみの設定でした。鼻先の軽い2000ccか、6速MTの2500ccか、アルフィスタは大いに悩むところ。
後に2000ccにはセミATシステムのセレスピード、2500ccには4段Qシステムが追加されました。また、2000年に発売されたスポーツワゴンは、終始AT車のみの設定でした。
初期はMT車だけだったせいか、全体の販売数の割にはあまり残っていないように感じられますが、アルファロメオフリークにはオススメのモデルです。
BMW 330
MT車の輸入車といえば、必ず名前が上がるのがBMWの3シリーズです。ベーシックグレードの318にはつねにMT車も設定されていて、熱心なクルマ好きの支持を集めてきました。
しかし、ここではもうちょっとマニアックに、4代目3シリーズ、E46型に設定された330i Mスポーツを紹介しましょう。
330はその名の通り3000ccエンジンを搭載し、3シリーズでは最上位になります。3シリーズでは318以外は基本的にAT車しか設定がありません。しかし、2003年から2007年に販売されたE46型の後期モデルでは、5速MTが設定されました。
BMWの3000ccエンジンでは、シルキーシックスと評される直列6気筒エンジンが搭載されます。左ハンドルのみの設定で価格は555万円(2003年)と高いですが、BMWらしい駆け抜ける喜びとストレートシックスの気持ちよさを味わいたい人には、オススメクルマですが、日本での新車販売数そのものが少数ですので、中古車に巡り会えたら買い時です。
しかし、ここではもうちょっとマニアックに、4代目3シリーズ、E46型に設定された330i Mスポーツを紹介しましょう。
330はその名の通り3000ccエンジンを搭載し、3シリーズでは最上位になります。3シリーズでは318以外は基本的にAT車しか設定がありません。しかし、2003年から2007年に販売されたE46型の後期モデルでは、5速MTが設定されました。
BMWの3000ccエンジンでは、シルキーシックスと評される直列6気筒エンジンが搭載されます。左ハンドルのみの設定で価格は555万円(2003年)と高いですが、BMWらしい駆け抜ける喜びとストレートシックスの気持ちよさを味わいたい人には、オススメクルマですが、日本での新車販売数そのものが少数ですので、中古車に巡り会えたら買い時です。