400台限定!WRX STI史上最高の328馬力、「S207」が555万円で発売!

WRX STI

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ニュルブルクリンクにて今年の5月にWRX STIがSTI製のパーツを装着しテストしているのが補足されました。スバルはハイスペックの限定車「S207」を用意しているようです!

Chapter
STIコンプリートカー「S207」
NBR CHALLENGE PACKAGEに込められた意味
ニュルブルクリンク公式タイムに挑戦したインプレッサWRX STI
速度規制が設けられたニュルブルクリンク…
ポテンシャルが楽しみな「S207」
【動画】ニュルで目撃されたS207!?

STIコンプリートカー「S207」

スバルはWRX STIのコンプリートカー「S207」を開発しているようです。これまでのSシリーズは320psの出力を発揮していましたが、今回の「S207」はさらに8ps上乗せした328psを発揮しているとされます。価格は555万円。どうやら400台限定生産として、200台までがNBR CHALLENGE PACKAGEとなり、その内の100台が車体色をサンライズイエローとしたイエローエディションとなるようです。このNBR CHALLENGE PACKAGEは585万円に設定されます。

目を引くのは大型リアウイング。耐久レースをイメージしたモデルとしてGTウイングを奢った、というところでしょうか。またNBR=ニュルブルクリンクを意味しますし、実際ニュルブルクリンクで開発を行っている事からも、タイムアタックを行っているのではないでしょうか。この「S207」のニュル北コースのタイムも非常に気になるところです。

※画像はイメージです

NBR CHALLENGE PACKAGEに込められた意味

スバルのモータースポーツ統括会社が、スバルテクニカインターナショナル…つまり「STI」です。STIはWRCでの活動でも知られるように、レース活動も盛んに行っております。近年ではニュルブルクリンク24時間耐久レースに注力しています。5月14日(木)~17日(日)に開催された第43回ニュルブルクリンク24時間レースでは新型「スバル WRX STI」で出場、3度目となるクラス優勝(総合でも18位)に輝いたのです。

こうしたSTIのニュルブルクリンクでのチャレンジに対するアニバーサリーモデルの意味合いもあるのが、このNBR CHALLENGE PACKAGEと言えるでしょう。実際にGTウイングを配したモデルを見ると、ニュル耐久マシンのロードゴーイングモデル、といった趣があります。

ニュルブルクリンク公式タイムに挑戦したインプレッサWRX STI

近年のスバルはニュルブルクリンクと非常に所縁が深いといえます。2010年の7月1日には、『インプレッサWRX STI』の4ドアモデルでニュルブルクリンク北コースのタイムアタックに挑んでいます。ステアリングを握ったのは元WRCチャンピオンの「レジェンド」トミ・マキネン。結果、7分55秒というタイムを記録しております。

この時から5年の月日が流れ、インプレッサWRX STIから車名が「WRX STI」となり、性能も格段に向上しています。

ホンダのシビック・タイプRがニュルブルクリンク北コースで7分50秒63、というタイムを記録し、FF最速マシンの称号を得ました。2010年のインプレッサのタイムより5秒速いわけです。これには当然、STIとしても思うところがあるでしょうし、この限定モデルのタイムが非常に気になる所。

しかしニュルブルクリンクの公式タイムを発表できない事情があるのです…。

速度規制が設けられたニュルブルクリンク…

今年3月に行われたニュルブルクリンク耐久シリーズ第1戦の決勝レース中に、日産GT-Rの車体が浮き上がって観客席に突っ込む事故があったのを覚えている方も多いと思います。衝撃的な映像でしたし、また観客1人が巻き添えになる痛ましい事故でした。

このことを受け、現在暫定的にニュルブルクリンクでは速度規制が敷かれているそうなのです。ロングストレートのDöttinger Höheを抜けて緩やかな左カーブを経たTiergartenの区間は現在200km/hに規制、またクルマが空中に浮きやすいポイントとして知られているFlugplatz(フルークプラッツ)、Schwedenkreuz(シュヴェーデンクロイツ)、そしてAntoniusbuche(アントニウスブーヘ)が200km/hの速度規制対象区間となっているようです。

つまり、メーカーとしても公式タイムアタックを行う事が出来ないため、タイムの発表が出来ない状況といえます。とはいえ、マシンスペックを測る「最高の物差し」としてニュル北コースの存在があったといえますし、安全性の確保をした上で、速度規制が解除になることはあるかもしれません。

ポテンシャルが楽しみな「S207」

WRX STIの話に戻ると、前回S206が出たのが2011年でしたから、4年~5年ぶりの登場となる限定Sシリーズ。S206は意外にも「乗り心地が良い」といわれています。

サーキットからそのまま出てきたようなガチガチの足回りではなく、適度な固さと上質な乗り味を兼ね備えていたようですので、今回のS207もそうしたテイストが継承されているものと思われます。あくまでも公道仕様、という事も配慮したスーパースポーツ。

恐らくすぐに完売となるでしょう。限られたオーナーの方のみが味わえるわけで、羨ましい限り、ですね。

【動画】ニュルで目撃されたS207!?

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