トヨタ ランドクルーザー(300シリーズ) の使い勝手とは?ユーティリティとラゲッジ、快適装備を紹介!【プロ徹底解説】
更新日:2024.09.09
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2021年に14年ぶりのフルモデルチェンジで誕生したのが「ランドクルーザー(300シリーズ)」です。トヨタでは最も古くから続くモデルであり、そしてSUVラインナップの最上位を務めるモデルでもあります。そんな「ランドクルーザー(300シリーズ)」の使い勝手を解説します。
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
ランクル300は居住性とラゲッジ容量が拡大
「ランドクルーザー(300シリーズ)」の特徴は、歴代モデルのヘリテージを重視し、原点回帰となるキャブバックワードプロポーションを採用したところにあります。ボンネットが長く、キャビンが後ろ側に配置されています。そのキャビンの変化にあわせて、乗員の座る位置も変化しています。フロントの着座位置が後方に移動し、2列目と3列目シートの構造・配置も変更されています。その結果、居住性が向上。ラゲッジスペースも拡大しています。
ランクル300の3列目がフロア格納式になりラゲッジスペースが使いやすくなった
ラゲッジスペースは3列目シートが、フロア格納式となったことで、先代よりも荷物の積み下ろしがしやすくなっています。
ラゲッジ容量は、3列目シートを使用した状態で175リットル(VDA法、以下同)。3列目シートを畳んだ状態で1000リッター。もともと2列シートの5人乗車グレードでは1130リッターとなります。3列目を畳んだ上で、2列目シートを前倒したときの最大の容量は1965リッター。5人乗車グレードでは、最大2050リッターとなります。
ラゲッジ容量は、3列目シートを使用した状態で175リットル(VDA法、以下同)。3列目シートを畳んだ状態で1000リッター。もともと2列シートの5人乗車グレードでは1130リッターとなります。3列目を畳んだ上で、2列目シートを前倒したときの最大の容量は1965リッター。5人乗車グレードでは、最大2050リッターとなります。
ラゲッジの寸法は、奥行きが最大約1865mm、左右が最大約1320mm、高さが約945mmとなります。
トノカバーはディーゼル車に標準装備。ガソリン・エンジン車では「GX」グレード以外ではオプションとなります。
トノカバーはディーゼル車に標準装備。ガソリン・エンジン車では「GX」グレード以外ではオプションとなります。
また、スマートキーを所持した状態で、リヤバンパーしたに足を出し入れするだけで、自動でバックドアを開閉する「ハンズフリーパワーバックドア」も一部グレードに用意されています。
ランクル300は多彩なシートアレンジも可能
「ランドクルーザー(300シリーズ)」は多彩なシートアレンジが可能なのも特徴です。3列目シートは、フロア格納式なので、使わないときはラゲッジスペースの床面はフラットで、しかも広々。ちなみに3列目シートの格納と復帰はエントリーとなる「AX」グレード以外で電動式。つまりスイッチを押すだけの簡単操作。スイッチは、ラゲッジ側とリヤドア側の2か所に用意されています。
2列目シートはシートバックを完全に前に倒すことができるだけでなく、座面ごと前に畳めるタンブル機能も装備。3列目シートへアクセスするときにタンブル機能を使うだけでなく、ラゲッジの広く使いたいときにも活用できます。
ランクル300には充実のエアコンシステム
エアコンは、前席の左右だけでなく、2列目の後席の左右もそれぞれ独自の温度設定が可能なフルオートエアコンとなります。後席用のエアコンのコントロールパネルは、前席のセンターコンソールの後ろ側に設置されています。また、後席に人が乗っていないときは、自動で後席の空調を抑制する機能があり、快適性と省燃費性が両立します。
また、エアコンには、脱臭やウイルス・菌の抑制を期待できるナノイーXが付随します。
シートには3段階に切り替え可能な快適温熱シートと、背もたれと座面のシート表皮から熱を吸い込むシートベンチレーションが用意されています。寒いとき、暑いときの両方に対応できるようになっています。
また、エアコンには、脱臭やウイルス・菌の抑制を期待できるナノイーXが付随します。
シートには3段階に切り替え可能な快適温熱シートと、背もたれと座面のシート表皮から熱を吸い込むシートベンチレーションが用意されています。寒いとき、暑いときの両方に対応できるようになっています。
ランクル300は便利で快適な装備・機能いろいろ
「ランドクルーザー(300シリーズ)」は、トヨタの中のSUV最上位モデルだけあって、便利で快適な装備・機能が数多く採用されています。そのひとつがトヨタ初採用となる「指紋認証スタートスイッチ」です。エンジンのスタートスイッチの中央に指紋センサーが搭載されています。指紋が登録されていないと、エンジンが始動しないようになっています。
また、登録された指紋をトリガーに、最大3人分の車両設定を記憶させる「マイセッティング」機能もトヨタ初採用。指紋認証でエンジンを始動すると、記憶させたドライビングポジションなどの、ユーザーごとの設定が呼び出せます。
また、登録された指紋をトリガーに、最大3人分の車両設定を記憶させる「マイセッティング」機能もトヨタ初採用。指紋認証でエンジンを始動すると、記憶させたドライビングポジションなどの、ユーザーごとの設定が呼び出せます。
運転席と助手席の間にあるセンターコンソールボックスは、右からでも左からでも開く両開き機構を採用。その中に、ペットボトル飲料などを冷やせるクールボックスが、オプションで用意されています。
ランクル300の最新機能を満載するオーディオ&ナビ
オーディオナビは、9インチディスプレイのディスプレイオーディオが標準装備。12.3インチディスプレイのT-Connectナビゲーションシステムがオプションで用意されています。T-Connectスタンダード契約を結ぶと、音声によってムーンルーフの開閉操作やワイパー、ドライビングポジションメモリーの呼び出しが可能です。
プレミアムオーディオは、14スピーカーのJBLプレミアムサウンドシステムを用意。標準のディスプレイオーディオは6スピーカー、T-Connectナビゲーションシステムは10スピーカーとなります。
また、後席用に2つの11.6インチディスプレイを備えるリヤシートエンターテインメントシステムもオプションとなります。
プレミアムオーディオは、14スピーカーのJBLプレミアムサウンドシステムを用意。標準のディスプレイオーディオは6スピーカー、T-Connectナビゲーションシステムは10スピーカーとなります。
また、後席用に2つの11.6インチディスプレイを備えるリヤシートエンターテインメントシステムもオプションとなります。
ランクル300には100Vの家電も使えるアクセサリーコンセントも
ラゲッジにはAC100Vのコンセントを一部グレードに用意。また、フロントシート、2列目シート向けにそれぞれDC12Vのアクセサリーソケットを用意。スマートフォンなどの充電に使えるUSB端子はCタイプを、インストルメントパネル下に1個、センターコンソールボックス後部に2個、3列目シートアームレストに左右各1個が用意されています。
「ランドクルーザー(300シリーズ)」は、トヨタの最上位となるSUVということで、便利で快適な装備・機能が非常に充実しています。また、Lクラスの3列シートSUVということで、荷室の広さも十分。3列のシートアレンジも多彩で、非常に使い勝手に優れている車と言えるでしょう。