AMG、Alpina…日本でも人気を誇るドイツチューニングメーカー4選!

AMG GLA 45 4MATIC

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クルマ文化先進国であるドイツには、各メーカーのクルマを独自にチューニングして、ひと味もふた味も違う性格のクルマに仕立てるチューニングメーカーがいくつもあります。過去には日本のメーカーにも多大な影響を与え、日本車にもチューニングを手がけたことのあるドイツチューナー、日本でも入手できるチューニングカーメーカーのクルマを4つほど取り上げてみます。
Chapter
AMG - メルセデスベンツのチューニング部門
Alpina - BMW 公認チューニングカーメーカー
BRABUS - メルセデスベンツのチューニングカーメーカー
Irmscher - オペルやシボレーのチューニングカーメーカー

AMG - メルセデスベンツのチューニング部門

AMG はメルセデスベンツのチューニング部門。

同じ会社の中にある一部門ですので、もちろんチューニングするのは基本的にメルセデスベンツのクルマです。

最近発表となったメルセデスCクラスでも、C63 AMGというチューニングカーが発売されています。Cクラスをベースに、4リッター V8 ツインターボエンジンを搭載。最高出力 476ps を誇ります。このC63 AMG、チューニングカーといっても見た目は非常に落ち着いた雰囲気となっており、羊の皮をかぶったオオカミという表現がまさにぴったりです。

Cクラス以外にも、最近日本でもとても売れているMFA アーキテクチャーのAクラスやCLAクラス、GLAクラスにも、AMG がチューンしたモデルがラインナップ。下の写真の A45 AMGは685万円という魅力的なプライスタグで、もっとも手が届きやすいAMGといえます。

AMG は、メルセデスベンツ正規販売店で、通常のモデルと同じように購入できます。購入しやすいため、日本でもとても人気のチューニングカーメーカーとなっています。

Alpina - BMW 公認チューニングカーメーカー

Alpinaは独立したチューニングカーメーカー。

BMWのモデルをベースにしたチューニングカーを手掛けており、BMWと関係が深く、AlpinaのチューニングカーはBMWの保証をうけることができます。

Alpina はスポーツモデルというよりも、どちらかというとツアラーモデルを作るという方向性のようです。そのため、各種スペックを見ると「最高速度」ではなく「最高巡航速度」が記載されています。また、そのスタイリングもコテコテに盛るのではなく、あくまで控えめに、実用性と合理性を感じさせるスタイリング。これは、Alpinaの「Understatement」(控えめ)を美徳としたクルマ作りという理念を体現したものといえるでしょう。

控えめなスタイリングに秘めるその性能やチューニングの確かさには定評があり、ある海外メディアのロードテストによると、BMW M3とAlpina D3 BITURBOで対決させたところ、M3よりもD3 の方が速かったという結果もあったほどです。

下の写真は Alpina D3 BITURBO。日本では NICOLE AutomobilesまたはBMW正規ディーラーで購入できます。こちらも金額はさておき、全国のディーラーを通じて購入できるという点で、国内でもよく見かけるチューニングカーメーカーといえるでしょう。年間生産台数の約2割が日本で販売されているそうです。

BRABUS - メルセデスベンツのチューニングカーメーカー

BRABUSは、メルセデスベンツのチューニングカーメーカーであり、メルセデスのクルマ以外にも、Smartのチューニングを手掛けています。

日本では、正規販売店からコンプリートカーを購入できるほか、パーツの輸入販売を手掛けるショップもあり、パーツを購入してベースとなるメルセデスを自分好みにカスタムすることもできます。

下の写真は BRABUS FORTWO Ultimate。可愛い印象のSmartも、BRABUSが手掛けると精悍な印象ですね。

Irmscher - オペルやシボレーのチューニングカーメーカー

Irmscherは、GMやオペルのチューニングカーを手掛けるメーカー。

残念ながら日本ではIrmscher が手掛けたオペルやGMのクルマを購入することができませんが、ある年代以上の方には、Irmscherという名前は聞き覚えがあるのではないでしょうか?

以前乗用車の生産販売を手掛けていたいすゞ自動車が、自社のクルマのチューニングをIrmscher社に依頼し、ジェミニやアスカにIrmscherの名前を冠したモデルを販売していました。いすゞの乗用車は、デザインや走り、ディーゼルエンジンなどに特色があり、特にその磨き上げられたハンドリングは「町の遊撃手」というキャッチコピーと共に流れたCMで話題となりましたよね。

下の写真がその証拠です。GeminiのIrmscherモデルのカタログ写真。いまでも中古車市場には、全国で数台程度のIrmscherモデルが流通しているようです。

クルマ文化先進国のドイツ。メーカー内チューナーから独立系チューナーまで、特色のあるチューナーが独自の世界観でクルマを手掛けていることがお分かりいただけましたでしょうか。日本でも案外手に入りやすいメーカーもありますので、ドイツ車を検討の際は、候補の一つに入れてみても面白いかもしれません。
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