スバル「クロストレック」のインテリアは使い勝手の良さと居心地の良さを両立!!【プロ徹底解説】

クロストレック

※この記事には広告が含まれます

スバルで最も小さなクロスオーバー/SUVとなるのが「クロストレック」です。2022年暮れに発売となった新型モデルのインテリア・デザインを解説します。どのようなデザインになっているのか? また、インフォテイメントシステムの内容も解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
インテリアのコンセプト
先進性と利便性を実現する大型ディスプレイ
医学的見地を取り入れた新型シートを採用

インテリアのコンセプト

新型「クロストレック」の車としてのコンセプトは「休日が待ち遠しくなる、アウトドア・アクティビティの相棒」というもの。キーワードは、「愉しさ=FUN」です。

インテリア・デザインにも「愉しさ=FUN」であることを目指しています。それを実現するために用意されたインテリア・デザインのコンセプトは「ワクワクするような使い勝手のよさ」と「カジュアルな居心地の良さ」を兼ね備えるというものでした。「クロストレック」の使用想定シーンとなるアクティビティにおいて、使い勝手と居心地の良さ求めると言うデザインです。
新型「クロストレック」のインテリアで特徴となるのが、大型のセンターインフォメーションディスプレイの存在です。最新のスバル車に共通するレイアウトとすることで、優れた実用性と利便性を実現します。これが「使い勝手の良さ」に通じます。
居心地の良さを演出するのは、ドライバーと助手席を包み込むようにデザインされたインストルメントパネルの形状です。パーツの構成に斜めや鋭角をモチーフとして用いることで、軽快感とスピード感を生み出します。

先進性と利便性を実現する大型ディスプレイ

最新のスバル車に共通するのが大型のインフォメーションディスプレイです。11.6インチの縦型ディスプレイの周囲に金属を思わせるシルバー加飾を配して、上質感と安心感を演出しています。
大型インフォメーションディスプレイは、新型「クロストレック」への搭載にあたり、スマートフォン連携機能の強化、ナビゲーション機能向上、操作性向上、セキュリティ性向上などが進化しています。
具体的には、スマートフォン連携機能の強化は、アンドロイドオートの画面表示エリア拡大、アップルカープレイのワイヤレス接続化を実現しました。ナビゲーション機能向上では、3つの単語で目的地を探す「what 3 words」を採用。操作性向上では、使用頻度の高いアイコンのホーム画面表示やエアコン操作のポップアップ表示等を採用しました。また、セキュリティ性向上は、ディスプレイ操作をパスワードで制限するセキュリティモードが用意されました。

医学的見地を取り入れた新型シートを採用

新型「クロストレック」には、乗員の頭部の揺れを防ぐ新開発のシートが採用されています。シート構造に、仙骨を押さえて骨盤を支えるものを採用。骨盤が安定することで、車体の揺れが頭部に伝わりにくくなります。
また、シートと車体を固定させる方法も、従来のブラケットを介するものから、シートレールそのものを直接車体に固定する方法に変更しています。シートの揺れを抑えて、乗り心地を向上させます。
こうした工夫により、新型「クロストレック」は、曲がるときに車がロールしたり、路面のうねりで身体が大きく揺さぶられても、頭の位置が安定するようになりました。頭が振られると、不快というだけでなく、頭を安定させるために無意識に首や身体に力が入って、疲労の原因となります。頭が揺すられなくなることで、長距離ドライブでも、疲れにくくなります
新型「クロストレック」のインテリアの基本は、「使い勝手の良さ」と「居心地の良さ」を両立しているところにあります。それを実現するために採用されているのが、大きなインフォメーションディスプレイや最新の構造となったシートとなります。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細