ポルシェ912と911の違いを比較!
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
ポルシェと言われて皆さんはどのモデルが真っ先に浮かぶでしょうか?やはりポルシェと言えば911ではないでしょうか?先日驚いたのですが、比較的若い方とお話をすると、ポルシェ=カイエン。これがジェネレーションギャップというやつか。と思いました。前置きが長くなりましたが。もひとつ聞きなれないポルシェに912という車があります。さて、この912は一体なんなのか?
911は世界中の誰もが知ってるポルシェの代名詞
ポルシェ911と言えば、何が思い浮かぶでしょうか?やはり黒い930と964、ブラックバードというイメージでしょうか。
ポルシェ911は、RRレイアウトという珍しい駆動方式をもったスポーツカーです。初代は1964年にデビュー、今からさかのぼる事50年ほど前のこと…。911は水平対向6気筒エンジンをリアの車軸よりも後ろに搭載。その独特のレイアウトから来る走りやデザインは、ほかのスポーツカーには無い独特なものとして今でも多くの人に愛され人気を博しています。
RRというレイアウトは、性能を求めるスポーツカーとしては、必ずしも速い訳ではないといわれていますが、4WDレイアウトのポルシェも多くなった一方でニュルブルクリンクのタイムアタックランキングに食い込んでいます。
また、その流麗なスタイリングはデビュー当時のコンセプトを残して進化しています。911は新しいモデルに何度変わっても、一目見て911だと理解できるスタイリング。それ故、世界中でポルシェという名前は知られ、その代名詞のように911という車がある。正に名実ともに世界有数のスポーツカーです。
有名な歌の歌詞でも「真っ赤なポルシェ」と歌われたり、ドラマや映画で使われたりと、スポーツカー=ポルシェはもうゆるぎない存在です。
故ポール・ウォーカー氏は日本車好き、特に劇中でも使用したスープラを自身の愛車としていたり、GT-Rも所有するなどして有名ですが、ポルシェもお好きだったようですね。
ポルシェ911は、RRレイアウトという珍しい駆動方式をもったスポーツカーです。初代は1964年にデビュー、今からさかのぼる事50年ほど前のこと…。911は水平対向6気筒エンジンをリアの車軸よりも後ろに搭載。その独特のレイアウトから来る走りやデザインは、ほかのスポーツカーには無い独特なものとして今でも多くの人に愛され人気を博しています。
RRというレイアウトは、性能を求めるスポーツカーとしては、必ずしも速い訳ではないといわれていますが、4WDレイアウトのポルシェも多くなった一方でニュルブルクリンクのタイムアタックランキングに食い込んでいます。
また、その流麗なスタイリングはデビュー当時のコンセプトを残して進化しています。911は新しいモデルに何度変わっても、一目見て911だと理解できるスタイリング。それ故、世界中でポルシェという名前は知られ、その代名詞のように911という車がある。正に名実ともに世界有数のスポーツカーです。
有名な歌の歌詞でも「真っ赤なポルシェ」と歌われたり、ドラマや映画で使われたりと、スポーツカー=ポルシェはもうゆるぎない存在です。
故ポール・ウォーカー氏は日本車好き、特に劇中でも使用したスープラを自身の愛車としていたり、GT-Rも所有するなどして有名ですが、ポルシェもお好きだったようですね。
912は北米で大人気!日本に100台しかない!?
欧州車では、車種やグレードを数字やアルファベットで表現することが多いですね。有名なのは、BMWでしょうか?たとえば、320iと言われれば、3シリーズの2,000ccという意味になります。(詳細は割愛します)
ポルシェ911が1,100ccならば、912は1,200ccか?とも思えてしまいますが、ポルシェはBMWと異なり、そのような意図ではありません。ポルシェ911はデビュー当時2,000cc水平対向6気筒エンジンのスポーツカーでした。スポーツカーですので、当然ながら走るためのあらゆる部品にはコストが掛けれており非常に良くできた車に仕上がります。ただ、掛けられたコストに問題がありました、ポルシェが1948年から製造しており人気を博したポルシェ356比で40%近いコスト増。当然それは販売価格にも反映されます。
ポルシェ356は15年近く売られ、モデルが終焉となります。その際に356の価格に近いモデルが必要と考え販売されたのが912です。
その実は、基本的なボディの設計は911を踏襲しつつ、エンジンを4気筒に、トランスミッションも4速に、そして内装の一部部品の簡素化などを行ったモデル。簡単に言ってしまうと、912は911の廉価版。という事になります。絶対的な性能ではなく、ポルシェというデザインも含めた存在を求めるユーザーに向けて作られた車ともいえます。
しかし、エンジンが小さくなった分、重量バランスも少し改善され、同型の911比では運動性能がいいといわれることもあったようです。
最終的には、911からは系統を切り分け、914、924というモデルに変わっていきました。独特な事情から作られたポルシェ912。日本にはちょうど100台ほど輸入されたそうです。50年前にちょうど100台ですので、もはや日本国内に現存する912は非常に希少な車ですね。
ポルシェ911が1,100ccならば、912は1,200ccか?とも思えてしまいますが、ポルシェはBMWと異なり、そのような意図ではありません。ポルシェ911はデビュー当時2,000cc水平対向6気筒エンジンのスポーツカーでした。スポーツカーですので、当然ながら走るためのあらゆる部品にはコストが掛けれており非常に良くできた車に仕上がります。ただ、掛けられたコストに問題がありました、ポルシェが1948年から製造しており人気を博したポルシェ356比で40%近いコスト増。当然それは販売価格にも反映されます。
ポルシェ356は15年近く売られ、モデルが終焉となります。その際に356の価格に近いモデルが必要と考え販売されたのが912です。
その実は、基本的なボディの設計は911を踏襲しつつ、エンジンを4気筒に、トランスミッションも4速に、そして内装の一部部品の簡素化などを行ったモデル。簡単に言ってしまうと、912は911の廉価版。という事になります。絶対的な性能ではなく、ポルシェというデザインも含めた存在を求めるユーザーに向けて作られた車ともいえます。
しかし、エンジンが小さくなった分、重量バランスも少し改善され、同型の911比では運動性能がいいといわれることもあったようです。
最終的には、911からは系統を切り分け、914、924というモデルに変わっていきました。独特な事情から作られたポルシェ912。日本にはちょうど100台ほど輸入されたそうです。50年前にちょうど100台ですので、もはや日本国内に現存する912は非常に希少な車ですね。
ミッドシップになったポルシェ ケイマン
912は914へのモデルチェンジで販売を終えました。クローズドなモデルという意味でも、924が実質的な後継と言えます。では、現代の912は無いのでしょうか?
現代の912はすなわちケイマンと言えます。912のRRから924/968のFRを経てミッドシップとなったケイマン。実質的なつながりはないものの、同じレイヤーを担う車種として現在もポルシェの人気車種の一つです。
ケイマンが約700万円からスタートに対して、911は約1200万と、40%増しは健在のようです。912は、そもそも911の廉価モデルという事で、共通点も多く単純に装備を省かれた感の強いモデルですが、ケイマンはきちんとそのポジションを確立し、911とは異なるミッドシップというエンジンレイアウトを手に入れ、新しいポジションを担います。また、オープンモデルはボクスターとして、こちらも人気を集めています。
現代の912はすなわちケイマンと言えます。912のRRから924/968のFRを経てミッドシップとなったケイマン。実質的なつながりはないものの、同じレイヤーを担う車種として現在もポルシェの人気車種の一つです。
ケイマンが約700万円からスタートに対して、911は約1200万と、40%増しは健在のようです。912は、そもそも911の廉価モデルという事で、共通点も多く単純に装備を省かれた感の強いモデルですが、ケイマンはきちんとそのポジションを確立し、911とは異なるミッドシップというエンジンレイアウトを手に入れ、新しいポジションを担います。また、オープンモデルはボクスターとして、こちらも人気を集めています。
ポルシェは高級スポーツカーというイメージですが、ただ高級なだけでなく、価格帯を変えていろいろな幅の車を作っているメーカーでもあります。
とはいえ、普通に考えたら高級スポーツカーである事には変わりありませんね。日本には、「いつかはクラウン」というキャッチコピーがありますが、中古でもいいので、いつかは911に乗ってみたいものです。