2年に1回?日本車のモデルチェンジが早い理由
更新日:2024.09.18
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最高にカッコよかったクルマがフルモデルチェンジで全くの別物に…という悲しい思いは誰もが経験されていると思います。人気が出れば出るほど、外見のデザインをも変えてしまうフルモデルチェンジは相当なハードルを越えなければなりません。
なぜメーカーはモデルチェンジを行うのでしょう?そして、日本のメーカーは海外に比べモデルチェンジが早いと言われる理由は何なのでしょうか?
なぜメーカーはモデルチェンジを行うのでしょう?そして、日本のメーカーは海外に比べモデルチェンジが早いと言われる理由は何なのでしょうか?
モデルチェンジをする理由
そもそも『モデルチェンジ』というシステムを作り上げたのは、1920年当時米国のゼネラルモーターズ社長アルフレッド・スローン氏。
当時フォード社に負けていたGMが売り上げを巻き返すため、同ブランドで新しいタイプの車を発売することで、いま乗っているタイプを時代遅れのものにするためだったそうです。当時GMは毎年モデルチェンジを行い、フォードを抜いて米国自動車業界のトップに躍り出たのです。
「いまだにiPhone5使ってるの?」とiPhone6を持ってる人に言われたら、「5の方が大きさもちょうどいいし、使いやすいし…」とは思いつつも、ちょっと悔しい気持ちになりますよね。
そんな消費者の心理を突いた巧みなビジネス戦略だったのです。このシステムはその後、様々な製品に採用されています。
当時フォード社に負けていたGMが売り上げを巻き返すため、同ブランドで新しいタイプの車を発売することで、いま乗っているタイプを時代遅れのものにするためだったそうです。当時GMは毎年モデルチェンジを行い、フォードを抜いて米国自動車業界のトップに躍り出たのです。
「いまだにiPhone5使ってるの?」とiPhone6を持ってる人に言われたら、「5の方が大きさもちょうどいいし、使いやすいし…」とは思いつつも、ちょっと悔しい気持ちになりますよね。
そんな消費者の心理を突いた巧みなビジネス戦略だったのです。このシステムはその後、様々な製品に採用されています。
海外のモデルチェンジ事情
海外のモデルチェンジのサイクルは、メーカーや車種にもよりますが、6年〜8年、もっと長いものもあります。
しかも法的な規制などが大きく変わらない限り、「これ同じ車?」と印象さえ変えてしまうような、全く違うスタイルになってしまうパターンはあまりありません。VWゴルフは1974年の発売以降から現在は7代目になりますが、少しずつ変化はあれどどの代のモデルを見てもやはりゴルフはゴルフだと感じます。
どちらかといえば、デザインよりも技術や製品の向上を盛り込んだモデルチェンジが主流だといえるでしょう。そのスタイルとコンセプトには、時代に流されない絶対的な自信を持っているのかもしれません。
しかも法的な規制などが大きく変わらない限り、「これ同じ車?」と印象さえ変えてしまうような、全く違うスタイルになってしまうパターンはあまりありません。VWゴルフは1974年の発売以降から現在は7代目になりますが、少しずつ変化はあれどどの代のモデルを見てもやはりゴルフはゴルフだと感じます。
どちらかといえば、デザインよりも技術や製品の向上を盛り込んだモデルチェンジが主流だといえるでしょう。そのスタイルとコンセプトには、時代に流されない絶対的な自信を持っているのかもしれません。
日本のモデルチェンジ事情
日本車のモデルチェンジは、マイナーチェンジが2年に一度、フルモデルチェンジが4年に一度行われるのが主流です。
海外よりもかなりサイクルが早いですね。その理由はいたってシンプルで「売り上げが落ちていくため」。やはり日本人は「新しいもの好き」なのでしょうか。長く乗り続けることの美学はやはり他の国より薄く「いかに新しいものを誰よりも早く手に入れるか?」が重要視されている風潮はあります。
最近ではそのサイクルも長くなっていますが、日本人が車を買い替えるサイクルは他国から比べるとかなり早いようです。そこには日本の旧車検制度も影響していると思われます。普通車であれば昔は新車でも2年に一度車検の時期が訪れました。
かなり費用がかかる車検の時期はやはり買い替えを最も考える時期でもあります。そこに「モデルチェンジしますよ!」「売るなら今ですよ!」と言われたら思わず心が動いてしまいますよね。そこを業者は狙ってくるのですね。最近では買い替えサイクルも長くなってきたので、膨大な費用のかかるモデルチェンジの時期にも慎重になってきているようです。
海外よりもかなりサイクルが早いですね。その理由はいたってシンプルで「売り上げが落ちていくため」。やはり日本人は「新しいもの好き」なのでしょうか。長く乗り続けることの美学はやはり他の国より薄く「いかに新しいものを誰よりも早く手に入れるか?」が重要視されている風潮はあります。
最近ではそのサイクルも長くなっていますが、日本人が車を買い替えるサイクルは他国から比べるとかなり早いようです。そこには日本の旧車検制度も影響していると思われます。普通車であれば昔は新車でも2年に一度車検の時期が訪れました。
かなり費用がかかる車検の時期はやはり買い替えを最も考える時期でもあります。そこに「モデルチェンジしますよ!」「売るなら今ですよ!」と言われたら思わず心が動いてしまいますよね。そこを業者は狙ってくるのですね。最近では買い替えサイクルも長くなってきたので、膨大な費用のかかるモデルチェンジの時期にも慎重になってきているようです。
成功もあれば失敗もあり…
フルモデルチェンジには失敗も成功もつきものです。
爆発的に売れたブランドが、モデルチェンジを機に人気が急落…という事例が数多くあります。なぜ全く別のスタイルになった車を同じ車名のモデルチェンジとして売るのでしょうか?そこには営業的な様々な事情やブランド名のイメージが大きく関わってきているようです。
やはり一度人気となり浸透したブランド名が持つ効果は絶大です。デザインも技術も様変わりしたとしても、そのブランド名が持つ信頼感は大きな効果を発揮します。逆にあまり車名のイメージが良くない場合や、ブランドイメージを一新したいときなどには、モデルチェンジでも車名を変えて販売することもあります。
ユーザーにとってモデルチェンジは楽しみであり、結果によっては残念なこともあります。様々な規制が増えて行く車のデザインですが、斬新でかっこいいモデルチェンジを期待しています。
爆発的に売れたブランドが、モデルチェンジを機に人気が急落…という事例が数多くあります。なぜ全く別のスタイルになった車を同じ車名のモデルチェンジとして売るのでしょうか?そこには営業的な様々な事情やブランド名のイメージが大きく関わってきているようです。
やはり一度人気となり浸透したブランド名が持つ効果は絶大です。デザインも技術も様変わりしたとしても、そのブランド名が持つ信頼感は大きな効果を発揮します。逆にあまり車名のイメージが良くない場合や、ブランドイメージを一新したいときなどには、モデルチェンジでも車名を変えて販売することもあります。
ユーザーにとってモデルチェンジは楽しみであり、結果によっては残念なこともあります。様々な規制が増えて行く車のデザインですが、斬新でかっこいいモデルチェンジを期待しています。