トヨタ 3代目70系スープラと4代目80系 スープラの違いは?そして待望の5代目スープラに迫る!
更新日:2024.09.09
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今回は、3代目 スープラ(E-GA70/E-GA70H/E-JZA70/E-MA70)と4代目 スープラ(GF-JZA80/E-JZA80)の違いや、久々の復活となる5代目 スープラ(3BA-DB02/3BA-DB82/3BA-DB22/3BA-DB42)はどんなクルマなのか紹介します。
日本国内では1986年に発売されたトヨタ スープラ。現在、新型となる5代目 スープラが販売されていますが、どのような進化を遂げたのでしょうか。過去に販売された3代目(70系)と4代目(80系)がどんなクルマだったのかについても、振り返ってみたいと思います。
日本国内では1986年に発売されたトヨタ スープラ。現在、新型となる5代目 スープラが販売されていますが、どのような進化を遂げたのでしょうか。過去に販売された3代目(70系)と4代目(80系)がどんなクルマだったのかについても、振り返ってみたいと思います。
トヨタ スープラの歴史を振り返る
1986年に登場したスープラ。日本国内では、その時に初めてスープラの名称が使用されましたが、初代セリカXX(1978-1981年)および2代目セリカXX(1981-1986年)の北米輸出名としてスープラの名称が用いられていました。
日本国内では、1986年から3代目となる70系、1993年から4代目となる80系が販売され、2002年8月に平成12年度排出ガス規制に対応できなかったため一度生産を終了しています。しかしその後、17年ぶりとなる2019年5月に待望の復活を果たしました。
新型 スープラについて紹介する前に、まずは歴代のスープラがどんなクルマだったか、スペックを中心に振り返ってみましょう。
日本国内では、1986年から3代目となる70系、1993年から4代目となる80系が販売され、2002年8月に平成12年度排出ガス規制に対応できなかったため一度生産を終了しています。しかしその後、17年ぶりとなる2019年5月に待望の復活を果たしました。
新型 スープラについて紹介する前に、まずは歴代のスープラがどんなクルマだったか、スペックを中心に振り返ってみましょう。
豊富なグレードラインアップを誇る3代目 70系スープラ
先述通り、1986年に日本国内でも車名「スープラ」として発売。ロングノーズ&ショートデッキのアメリカンスポーツスタイルで、5ナンバーサイズの標準ボディーと3ナンバーサイズのワイドボディーの2種類があり、ルーフもエアロトップと呼ばれる着脱式ルーフも選べました。また、エンジン種類年式によって異なるため、非常に多くのグレードが存在しています。
エンジンは全て直列6気筒で、初期モデルには2.0Lと3.0L、計4種類のエンジンが設定され、モデル終了前に設定された2.5Lエンジンまで合わせると最終的に計6種類が投入されました。
エンジンは全て直列6気筒で、初期モデルには2.0Lと3.0L、計4種類のエンジンが設定され、モデル終了前に設定された2.5Lエンジンまで合わせると最終的に計6種類が投入されました。
1988年にはマイナーチェンジが実施され、フロントマスク及びテールライトのデザインが変更されました。また、1G-GTEU/7M-GTEU等のエンジンがハイオク仕様へ変更になり、パワーアップが施されます。3.0Lグレードは海外仕様と同様のワイドボディーとなっています。
1988年には全日本ツーリングカー選手権のホモロゲーション取得目的に「ターボA」という限定モデルが500台販売されました。
そして、モデル末期の1990年に最後のマイナーチェンジが実施され、マークIIのスポーツグレードに採用された2.5Lツインターボ を搭載した「2.5GTツインターボ」が設定されます。ビルシュタイン社と共同開発の専用ダンパーを採用するなど、スポーツカーとしての性能が引き上げられています。それに伴い3.0GTグレードは消滅しています。
1988年には全日本ツーリングカー選手権のホモロゲーション取得目的に「ターボA」という限定モデルが500台販売されました。
そして、モデル末期の1990年に最後のマイナーチェンジが実施され、マークIIのスポーツグレードに採用された2.5Lツインターボ を搭載した「2.5GTツインターボ」が設定されます。ビルシュタイン社と共同開発の専用ダンパーを採用するなど、スポーツカーとしての性能が引き上げられています。それに伴い3.0GTグレードは消滅しています。
デザインも装備も一新した4代目 80系スープラ
1993年5月にフルモデルチェンジが行われ、トヨタ スープラは4代目へと進化しました。エクステリアデザインもそれまでの直線的はデザインから曲線を多用したグラマラスなデザインへと変更され、その斬新なデザインはバットマンカーなどと呼ばれたりもしました。
3代目で全長4,620×全幅1,745×全高1,300mmだったボディーサイズも、4代目では全長4,520×全幅1,810×全高1,275mmとよりワイド&ローとなりました。また、エンジンは直列6気筒3.0Lのみで、自然吸気とツインターボの2種類のみとなりました。
3代目で全長4,620×全幅1,745×全高1,300mmだったボディーサイズも、4代目では全長4,520×全幅1,810×全高1,275mmとよりワイド&ローとなりました。また、エンジンは直列6気筒3.0Lのみで、自然吸気とツインターボの2種類のみとなりました。
1994年にはビルシュタイン社製ショックアブソーバーやGセンサー付ABSであるスポーツABS、トルセンLSDなどを備えたスポーツ度の高い新設定のNAエンジングレードSZ-Rと、RZより装備が簡素化されたターボグレードRZ-Sが追加されました。また、ツインターボモデルには17インチタイヤや大容量ブレーキのオプションも追加設定。1996年には内外装の小変更が行われ、最上級グレードのGZが消滅するとともに全車ABS、両席エアバッグを標準装備されました。
1997年、最後のマイナーチェンジが実施され、ツインターボエンジンがVVT-i化され、トルクバンドが広がると共に最大トルクも向上。さらにトップグレードRZには相互連携アブソーバーシステムREASが採用されました。2002年8月に平成12年度排出ガス規制に対応できずに生産終了となります。
4代目 スープラは映像作品などでも多く登場し、特に故ポール・ウォーカーが主演を務めた大ヒットカーアクションシリーズ「ワイルド・スピード」の作品中で乗っていたのがとても印象的でした。
1997年、最後のマイナーチェンジが実施され、ツインターボエンジンがVVT-i化され、トルクバンドが広がると共に最大トルクも向上。さらにトップグレードRZには相互連携アブソーバーシステムREASが採用されました。2002年8月に平成12年度排出ガス規制に対応できずに生産終了となります。
4代目 スープラは映像作品などでも多く登場し、特に故ポール・ウォーカーが主演を務めた大ヒットカーアクションシリーズ「ワイルド・スピード」の作品中で乗っていたのがとても印象的でした。
17年ぶりの復活!GRスープラとは?
4代目 スープラの生産が終了してから17年ぶりとなる2019年5月に、GR スープラとして復活しました。この新型スープラは、ドイツのBMWと共同開発によって生まれ、下からSZ、SZ-R、RZという3つのグレードを用意しています。
ボディーサイズはSZとSZ-Rは全長4,380mm×全幅1,865mm×全高1,295mm、RZは全長4,380mm×全幅1,865mm×全高1,290mmと高さだけが若干異なります。4代目 スープラよりも全長が短く、幅はワイドに設定。また、ホイールベースは短く、トレッドは広げられており、俊敏で高いコーナリング性能を実現させました。
ボディーサイズはSZとSZ-Rは全長4,380mm×全幅1,865mm×全高1,295mm、RZは全長4,380mm×全幅1,865mm×全高1,290mmと高さだけが若干異なります。4代目 スープラよりも全長が短く、幅はワイドに設定。また、ホイールベースは短く、トレッドは広げられており、俊敏で高いコーナリング性能を実現させました。
エンジンはSZとSZ-Rでは直列4気筒エンジン、RZでは直列6気筒エンジンが搭載され、
SZは最高出力145kW(197PS)/4,500rpm、最大トルク320Nm(32.7kgm)/1,450~4,200rpm、
SZ-Rは最高出力190kW(258PS)/5,000rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/1,550~4,400rpm、
RZは最高出力285kW(387PS)/5,800rpm、最大トルク500Nm(51.0kgm)/1,800~5,000rpmとなっています。
直列6気筒エンジンを搭載したRZでは、低回転から非常に力強い走りをみせてくれ、コーナリングでの俊敏さやエンジン音までも、すべてが走っていて心地の良いものとなっていることが特徴です。もちろん直列4気筒エンジンを搭載したSZとSZ-Rも素晴らしい仕上がりとなっています。加速力や高回転の伸びはRZに及ばないが、それでも十分満足いく速さを備えており、フロントが軽量に仕上がっているためコーナリングはさらに軽快なものになっています。
価格は、SZが499万5000円~、SZ-Rが601万3000円~、RZが731万3000円~となっていて手ごろな価格とは言えませんが、内容や性能を考えれば、欧州スーパースポーツと比べて、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
SZは最高出力145kW(197PS)/4,500rpm、最大トルク320Nm(32.7kgm)/1,450~4,200rpm、
SZ-Rは最高出力190kW(258PS)/5,000rpm、最大トルク400Nm(40.8kgm)/1,550~4,400rpm、
RZは最高出力285kW(387PS)/5,800rpm、最大トルク500Nm(51.0kgm)/1,800~5,000rpmとなっています。
直列6気筒エンジンを搭載したRZでは、低回転から非常に力強い走りをみせてくれ、コーナリングでの俊敏さやエンジン音までも、すべてが走っていて心地の良いものとなっていることが特徴です。もちろん直列4気筒エンジンを搭載したSZとSZ-Rも素晴らしい仕上がりとなっています。加速力や高回転の伸びはRZに及ばないが、それでも十分満足いく速さを備えており、フロントが軽量に仕上がっているためコーナリングはさらに軽快なものになっています。
価格は、SZが499万5000円~、SZ-Rが601万3000円~、RZが731万3000円~となっていて手ごろな価格とは言えませんが、内容や性能を考えれば、欧州スーパースポーツと比べて、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
トヨタ スープラの中古価格は?
新型 スープラの発表を受け、予算の関係で新型 スープラを中古で購入したいと考える方や、3、4代目のスープラ愛が再熱し、再び購入したいと思っているオールドファンも少なからずいるのではないでしょうか。
現在、スープラ全体として流通している中古車は180台もありませんでしたが、そのうちの半分以上は新型 スープラが占めています。4代目 スープラは40台強、3代目 スープラでは20台以下となっていました。
大手中古車情報サイトによると3代目 スープラでは、最低価格141万円、最高価格398万円です。4代目 スープラでは最低価格189.8万円、最高価格1096.9万円のものが確認できました。特に4代目 スープラは状態が良いと、新型 スープラの新車価格をも超える価格となっており、スープラの人気の高さがうかがえます。
そして新型 スープラの中古価格は最低で483.4万円、最高で1290万円となっています。新型 スープラが販売されてから1年以上経ちますが、大幅な割引などは難しいでしょう。(2020年6月9日時点)
現在、スープラ全体として流通している中古車は180台もありませんでしたが、そのうちの半分以上は新型 スープラが占めています。4代目 スープラは40台強、3代目 スープラでは20台以下となっていました。
大手中古車情報サイトによると3代目 スープラでは、最低価格141万円、最高価格398万円です。4代目 スープラでは最低価格189.8万円、最高価格1096.9万円のものが確認できました。特に4代目 スープラは状態が良いと、新型 スープラの新車価格をも超える価格となっており、スープラの人気の高さがうかがえます。
そして新型 スープラの中古価格は最低で483.4万円、最高で1290万円となっています。新型 スープラが販売されてから1年以上経ちますが、大幅な割引などは難しいでしょう。(2020年6月9日時点)
30年以上も前に発売されたスープラ。一度は生産中止になったものの、進化を遂げて再び登場しました。ここまで、3代目から最新の5代目までを見てきましたが、最新モデルが魅力的なことはもちろん、最近は、すっかり街中で見かける機会が減ってしまった4代目 スープラも改めて見ると、今のクルマと比べてもデザインの古さもそれほど感じさせず、非常に魅力的なモデルです。
最新の5代目は新車価格も中古相場もまだまだ手軽に手を出すのは厳しそうな価格ですが、先代のモデルたちと比べると手が出しやすい価格帯になっています。気になった方は中古車での購入も検討してみてもいいかもせれませんね。
最新の5代目は新車価格も中古相場もまだまだ手軽に手を出すのは厳しそうな価格ですが、先代のモデルたちと比べると手が出しやすい価格帯になっています。気になった方は中古車での購入も検討してみてもいいかもせれませんね。