S2000はステアリングが完全固定?S2000の豆知識をご紹介
更新日:2024.09.09
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ホンダ創立50周年を記念して発表されたFRスポーツカーが、1999年に発売されました。その車名はS2000。2009年に生産終了してもなお人気の、S2000に関する豆知識を大公開!オーナーならもちろん知ってますよね?!
S2000の豆知識①グローブボックスが無い
S2000には、グローブボックスがありません。リアルオープンスポーツを語るのに、サーキットは視野に入れていないということでしょうか?
軽自動車も含めて市販される自動車には、ほぼ装備されるグローブボックス。普段はグローブを入れるより車検証等を入れている方が多いようです。
だとすると、S2000は車検証を入れる場所が無いのでは?と思われがちですが、実はあります。シート裏が車検証等の薄物入れとなっているのです。
これは、助手席の居住性や助手席エアバックの作動を考えて、グローブボックスを省いたのだと思います。
グローブボックスが無いことで、数キロの軽量化になるとの見方もあります。しかし、1,240kgという車重や車両のほぼセンターにあたる場所での重量増は、それほどハンドリングに影響はないでしょう。
軽自動車も含めて市販される自動車には、ほぼ装備されるグローブボックス。普段はグローブを入れるより車検証等を入れている方が多いようです。
だとすると、S2000は車検証を入れる場所が無いのでは?と思われがちですが、実はあります。シート裏が車検証等の薄物入れとなっているのです。
これは、助手席の居住性や助手席エアバックの作動を考えて、グローブボックスを省いたのだと思います。
グローブボックスが無いことで、数キロの軽量化になるとの見方もあります。しかし、1,240kgという車重や車両のほぼセンターにあたる場所での重量増は、それほどハンドリングに影響はないでしょう。
S2000の豆知識②電動幌は走行中に開閉不可能
S2000の弱点?の一つ。せっかくの電動幌なのに走行中は一切開閉できません。突然の雨でも、信号や駐車スペースで車を止めるまで我慢が必要です。
電動幌(またはトップ)の車両は大体同じで、S2000の後の年代の車両でも幌を守るために制限速度がありますし、現在では安全性といった観点から走行中開閉不可のモデルが増えています。
以前、高速のSAで、S2000が幌を開けながら加速していくさまに惚れ惚れした思い出がありますが、どうやらあれは改造されていたんですね。
電動幌(またはトップ)の車両は大体同じで、S2000の後の年代の車両でも幌を守るために制限速度がありますし、現在では安全性といった観点から走行中開閉不可のモデルが増えています。
以前、高速のSAで、S2000が幌を開けながら加速していくさまに惚れ惚れした思い出がありますが、どうやらあれは改造されていたんですね。
S2000の豆知識③ステアリングが完全固定
S2000にはステアリングチルト機能はもちろん、テレスコピック機能もありません。いまどきステアリングが完全に固定されているクルマは、軽トラックぐらいですが、S2000ではステアリングインフォメーション向上のための割り切りです。
チルトやテレスコピックなど、ステアリングユニットの途中に可動部を設けることで、ステアリング支持剛性が低下する事を嫌ったのでしょう。
チルトやテレスコピックなど、ステアリングユニットの途中に可動部を設けることで、ステアリング支持剛性が低下する事を嫌ったのでしょう。
S2000の豆知識④純正ステアリングの剛性が高い
S2000に限らずスポーツドライビングを始めると、ステアリングを交換したくなるのがクルマ好きの性です。
しかしS2000の純正ステアリングは、剛性が高く適度に重量があるため、路面のザラザラ感を消しつつ、操作に対しては正確にレスポンスします。
アフターパーツのステアリングから純正ステアリングに戻してみると、その優秀さがはっきり理解できます。所有者はお試しあれ。
しかしS2000の純正ステアリングは、剛性が高く適度に重量があるため、路面のザラザラ感を消しつつ、操作に対しては正確にレスポンスします。
アフターパーツのステアリングから純正ステアリングに戻してみると、その優秀さがはっきり理解できます。所有者はお試しあれ。
S2000の豆知識⑤生産年度により高根沢生産と鈴鹿生産がある
S2000は、2004年5月にそれまでの栃木県高根沢町から三重県鈴鹿市へ生産が移管されています。
特徴的なのはボディの塗装で、高根沢工場のラインでは手塗りに近い工程を経ていたことから、塗装面が若干厚いような印象で、スペシャリティ感が漂っています。
鈴鹿へ移管されると現代のクルマらしい均一な塗装面となりました。どちらが良いかは個人の好み次第ですが、味があるのは高根沢工場生産のS2000ではないかと筆者は考えます。
特徴的なのはボディの塗装で、高根沢工場のラインでは手塗りに近い工程を経ていたことから、塗装面が若干厚いような印象で、スペシャリティ感が漂っています。
鈴鹿へ移管されると現代のクルマらしい均一な塗装面となりました。どちらが良いかは個人の好み次第ですが、味があるのは高根沢工場生産のS2000ではないかと筆者は考えます。
S2000の豆知識⑥類稀なオーバーステア特性
本来、市販車は安全性を優先させて、アンダーステア傾向にセッティングさせるのが世の中の常識です。S2000はそれを無視しオーバーステアな特性になっています。
しかし、スピード域が低かったり荷重をうまく乗せることができなった場合はアンダーステア。そのため、素人がいきなりオーバーステアにおちいりコントロール不能になることも稀なクルマです。
アンダーステアからオーバーステアに転じるタイミングは、年式によって変わっていますが、基本特性に関しては変わりないようです。
しかし、スピード域が低かったり荷重をうまく乗せることができなった場合はアンダーステア。そのため、素人がいきなりオーバーステアにおちいりコントロール不能になることも稀なクルマです。
アンダーステアからオーバーステアに転じるタイミングは、年式によって変わっていますが、基本特性に関しては変わりないようです。
S2000の豆知識⑦エンジン排気量が2つあった
最後まで同じ名前で販売されたS2000ですが、実は2.0Lと2.2Lエンジンが存在します。
2.0Lエンジンは、1999年から2005年まで。2.2Lエンジンは、2005年11月のマイナーチェンジ後のモデルに搭載されています。
初期の2.0Lエンジンは、可変バルブタイミング機構であるVTECを備え、NAながら最高出力250psを8,300rpmで発生。同時に、22.2kgmの最大トルクの発生回転数も7,500rpmで発生と、超高回転型のスポーツエンジンでした。
ピーキーな特性を持っている2.0Lか、中低速トルクが太らされた2.2Lモデルか、好みの分かれるところです。
2.0Lエンジンは、1999年から2005年まで。2.2Lエンジンは、2005年11月のマイナーチェンジ後のモデルに搭載されています。
初期の2.0Lエンジンは、可変バルブタイミング機構であるVTECを備え、NAながら最高出力250psを8,300rpmで発生。同時に、22.2kgmの最大トルクの発生回転数も7,500rpmで発生と、超高回転型のスポーツエンジンでした。
ピーキーな特性を持っている2.0Lか、中低速トルクが太らされた2.2Lモデルか、好みの分かれるところです。
S2000の豆知識⑧S2000に乗っていると女性が振り向く
不思議とこの手のクルマにしてはお洒落に見えるようです。
フロントノーズが長くシンプルなスポーツカー的シルエットは、国産車には珍しい雰囲気があります。スポーツカー全般で女性受けが低迷するのに対し、意外と評判が良いと聞きます。
不便・不満の声も多いS2000ですが、それでも人気な理由は”走りが良いから”です。ご存知のものはありましたか?
フロントノーズが長くシンプルなスポーツカー的シルエットは、国産車には珍しい雰囲気があります。スポーツカー全般で女性受けが低迷するのに対し、意外と評判が良いと聞きます。
不便・不満の声も多いS2000ですが、それでも人気な理由は”走りが良いから”です。ご存知のものはありましたか?