ダイハツ タント ファンクロスとファンクロスターボの違いは?2つのグレードを徹底比較
更新日:2024.11.20
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2022年10月に登場したダイハツの「タント ファンクロス」。背が高く、両側スライドドアを備えるスーパーハイトワゴン軽自動車である「タント」の派生モデルです。その「タント ファンクロス」には、どのようなグレードがあるのか。そして、それぞれのグレードの違いを解説します。
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
タント ファンクロスで特におすすめなグレードはこれ!
- タント ファンクロスターボ 2WD
高い走行性能と燃費性能を両立したバランスの良いグレード - タント ファンクロス 4WD
悪路走破性に優れ、寒冷地でも安心して運転できるグレード - タント ファンクロス 2WD
燃費性能に優れた経済的なグレード
ダイハツ タント ファンクロスとファンクロスターボの比較表
項目 | ファンクロス | ファンクロス ターボ |
---|---|---|
型式 | 5BA-LA650S | 5BA-LA650S |
新車価格 | 172.2万円 | 181万円 |
中古車価格 | 6.7〜385.6万円 | 6.7〜385.6万円 |
販売開始年月 | 2022年10月3日 | 2022年10月3日 |
車両重量 | 920kg | 940kg |
乗車定員 | 4名 | 4名 |
ドア数 | 5ドア | 5ドア |
排気量 | 658cc | 658cc |
駆動方式 | フロント | フロント |
燃料 | 無鉛 | 無鉛 |
燃費(WLTC複合モード) | 21.9km/L | 20.6km/L |
燃費(JC08モード) | 26.4km/L | 24.3km/L |
トランスミッション | CVT | CVT |
ハンドル | 右 | 右 |
全長×全幅×全高 | 3,395mm × 1,475mm × 1,785mm | 3,395mm × 1,475mm × 1,785mm |
最小回転半径 | 4,400mm | 4,700mm |
エンジン最高出力 | 38[52]/6900 kW[PS]/rpm | 47[64]/6400 kW[PS]/rpm |
エンジン最大トルク | 60[6.1]/3600 N・m[kgf・m]/rpm | 100[10.2]/3600 N・m[kgf・m]/rpm |
タント ファンクロスとファンクロスターボはエンジンが異なる
「タント ファンクロス」のグレード編成は非常にシンプルなものです。自然吸気エンジンを搭載する「タント ファンクロス」と、ターボエンジン車の「タント ファンクロスターボ」という2グレードのみ。そして、それぞれのグレードに、2WDと4WDが用意されています。
また、基本的に「eco IDLE」と呼ぶアイドリングストップ機能を備えますが、その機能を廃した「eco IDLE非装着車」も用意されています。
つまり、2グレード×2つの駆動方式×アイドリングストップ機能ありなしの2つで、計8モデルが発売されています。
また、基本的に「eco IDLE」と呼ぶアイドリングストップ機能を備えますが、その機能を廃した「eco IDLE非装着車」も用意されています。
つまり、2グレード×2つの駆動方式×アイドリングストップ機能ありなしの2つで、計8モデルが発売されています。
価格は「タント ファンクロス」の2WDが172万1500円、4WDが184万2500円。「タント ファンクロス」で「eco IDLE非装着車」の2WDが168万8500円、4WDが180万9500円となります。そして「タント ファンクロスターボ」の2WDが180万9500円、4WDが193万0500円。「eco IDLE非装着車」の2WDが177万6500円、4WDが189万7500円となります。
どちらのグレードも、2WDと4WDは12万1000円の差。「eco IDLE非装着車」の有り無しの差が3万3000円。「タント ファンクロス」と「タント ファンクロスターボ」は8万8000円の価格差となります(2023年5月調査)。
タント ファンクロスとファンクロスターボのエンジンのスペックの違い
自然吸気エンジンとターボエンジンの差は、どれだけあるのでしょうか。
「タント ファンクロス」のエンジンは、排気量658ccの水冷直列3気筒12バルブDOHCで、最高出力が38kW(52ps)/6900rpm、最大トルクが60Nm/3600rpmとなります。燃費性能は、2WDで21.9㎞/l(WLTCモード)、4WDで21.4km/l(WLTCモード)。これに対して、「eco IDLE非装着車」は2WDで20.1㎞/l(WLTCモード)、4WDで19.6km/l(WLTCモード)となります。
一方、「タント ファンクロスターボ」は、排気量658ccの水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボで、最高出力が47kW(64ps)/6400rpm、最大トルクが100Nm/3600rpmとなります。燃費性能は、2WDで20.6㎞/l(WLTCモード)、4WDで19.6km/l(WLTCモード)。これに対して、「eco IDLE非装着車」は2WDで18.7㎞/l(WLTCモード)、4WDで18.2km/l(WLTCモード)となります。
タント ファンクロスとファンクロスターボのエクステリアと装備類の違い
「タント ファンクロス」と「タント ファンクロスターボ」の装備類は、ほとんど同じです。異なるのはタイヤ&ホイールのみ。「タント ファンクロス」は14インチのアルミホイールに155/65R14のタイヤを装着するのに対して、「タント ファンクロスターボ」は、15インチのアルミホイールに165/55R15という一回り大きなものが装着されています。
それ以外の、安全装備や快適装備などは、まったく同じものとなります。ただし、2WDと4WDでの違いは存在します。ドアミラーが2WDでは、オート収納式なのに対して、4WDではオート収納式にヒーテッド機能と助手席アンダーミラーが追加されています。
また、フロントのスタビライザーは全車装着ですが、リヤ用は2WDのみの装備となります。4WDには設定さえありません。
「タント ファンクロス」のグレード編成は、非常にシンプルなものと言えるでしょう。結局、エンジンと駆動方式、そしてアイドリングストップ機能のあるなしだけの違いです。それ以外はドアミラーとタイヤホイール、リヤスタビライザーくらいの差で、安全装備や快適装備の違いはありません。購入するときに、あまり悩まずにすむ車種と言えるでしょう。