ダイハツ タント ファンクロスの先進安全機能を紹介【プロ徹底解説】ステレオカメラを使ったスマートアシストを装備!

タント ファンクロス

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元祖スーパーハイト系ワゴンの「タント」。その派生モデルとして2022年10月に追加となったのが「タント ファンクロス」です。名称に“クロス”とあるように、アウトドア志向というのが、その特徴となります。今回は、「タント ファンクロス」が備えている先進安全機能の内容を解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
ダイハツ タント ファンクロスの安全機能① ステレオカメラを使うスマートアシストを装備
ダイハツ タント ファンクロスの安全機能② 標準装備となる衝突回避の支援機能
衝突警報機能+衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜]
ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)
車線逸脱警報機能+車線逸脱抑制制御機能
ふらつき警報+路側逸脱警報機能
気づく&見落とさないをアシストする機能
先行車発進お知らせ機能
標識認識機能
AHB(オートハイビーム)
サイドビューランプ
ダイハツ タント ファンクロスの運転負担を軽くするオプションの機能
全車速追従機能付きACC
LKC(レーンキープコントロール)
スマートパノラマパーキングアシスト
パノラマモニター
BSM(ブラインドスポットモニター)

ダイハツ タント ファンクロスの安全機能① ステレオカメラを使うスマートアシストを装備

「タント ファンクロス」は、ダイハツ独自の先進安全機能である「スマートアシスト」を標準装備しています。「スマートアシスト」は、フロントガラスの上に設置したステレオカメラをメインのセンサーに使っているのが特徴です。カメラによって、他車や歩行者、走行レーンなどを認識しています。

また、近い距離の障害物や、車両後方の障害物はソナー(超音波)を使用。オプションとして用意される、BSM(ブラインドスポットモニター)は、レーダーを使って他車両を検知しています。
こうした「スマートアシスト」を装備する「タント ファンクロス」は、国が主導する安全基準であるサポカー制度において、最上位となる「サポカーS<ワイド>」に適合しています。

ダイハツ タント ファンクロスの安全機能② 標準装備となる衝突回避の支援機能

「タント クロスファイア」の「スマートアシスト」には、数多くの機能が含まれています。そのうち、衝突回避を支援する機能は「衝突警報機能(対車両・対歩行者[昼夜])」「衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜])」「ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)」「車線逸脱警報機能」「車線逸脱抑制制御機能」「ふらつき警報」「路側逸脱警報機能」は全グレードで標準装備となっています。

衝突警報機能+衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者[昼夜]

走行中に、前方の車両(オートバイと自転車を含む)と歩行者を検知し、衝突の危険が迫ると警告を発し、それでもドライバーによる回避操作がない場合、自動でブレーキを作動させて、衝突回避を支援します。

ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)

約10㎞/h以下で走行時、自車の前後に障害物を検知しているにもかかわらずに、ドライバーがアクセルを強く踏み込んだ場合、警告音と同時にエンジンの出力を抑制します。さらに障害物にぶつかりそうなときは、自動でブレーキを作動させます。

車線逸脱警報機能+車線逸脱抑制制御機能

約60㎞/h以上で走行時、ステレオカメラが走行車線を検知していれば、自車が走行レーンを逸脱しそうなときに警告。さらに操作がない場合、車線内に戻るようにシステムがステアリング操作をアシストします。

ふらつき警報+路側逸脱警報機能

長時間走行時に車のふらつきを検知するとシステムが警報を発します。また約60㎞/h以上での走行時に、車が路側にはみ出そうな時も警報を発します。

気づく&見落とさないをアシストする機能

運転手による周囲の見落としなどをアシストする「先行車発進お知らせ機能」「標識認識機能」「AHB(オートハイビーム)」「サイドビューランプ」機能も標準装備となっています。

先行車発進お知らせ機能

信号待ちなどで、自車の前の車が発進しても、自車が動かない場合、先行車の発進を知らせるブザーと表示が行われます。

標識認識機能

走行中に路肩の標識をステレオカメラで検知。「進入禁止」「最高速度」「一時停止」の標識をメーター内に表示します。

AHB(オートハイビーム)

夜間にハイビームで走行中、対向車や先行車を検知すると、自動でロービームに切りかえます。

サイドビューランプ

夜間に角を曲がるとき、曲がる方向に、通常のヘッドライトに追加して、より幅広くランプで照らします。

ダイハツ タント ファンクロスの運転負担を軽くするオプションの機能

オプションとして、運転の負担を軽減する「全車速追従機能付きACC」「LKC(レーンキープコントロール)」「スマートパノラマパーキングアシスト」「パノラマモニター」「BSM(ブラインドスポットモニター)」などの機能も用意されています。

全車速追従機能付きACC

高速道路などで、ドライバーが定めた速度で走行。前方に他車両があれば、一定の距離を維持したまま、前走車と同じスピード(最初に定めた速度以内)で追従します。先行車が停止すると、自車も停止します。

LKC(レーンキープコントロール)

約60㎞/hで「全車速追従機能付きACC」を働かせて走行中、自車の走行レーンを外れないように、システムがステアリング操作をアシストします。

スマートパノラマパーキングアシスト

ステレオカメラで駐車位置を確認して、駐車操作をアシストする機能です。ステアリングの操作はシステムが行い、ドライバーは周囲の安全の確認と、アクセル&ブレーキ操作を行います。

パノラマモニター

自車の前後左右に設置した4個のカメラで、周囲を俯瞰したような画角で、モニターに表示します。駐車や狭い場所を走るときのサポートになる機能です。

BSM(ブラインドスポットモニター)

車両斜め後ろの死角を、レーダーで監視する機能です。ディーラーオプションとなります。走行時は、隣車線の斜め後方の他車両の存在をAピラーに設置したインジケーターと音で知らせます。駐車場などで後退時は、左右から近付く他車両の存在を知らせます。停車時にドアを開けるときも、斜め後ろから近寄ってくる他車両の存在を知らせます。
2022年10月に登場したばかりの新型「タント ファンクロス」。新型モデルらしく、先進の安全機能は非常に充実したものとなっています。また、運転の負担を減らす支援機能も非常に充実した内容です。
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