トヨタ カローラスポーツ/GRカローラの歴史を各モデルの違いとともに徹底解説
更新日:2024.09.09
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2018年に初代コネクティッドカーとして登場したカローラスポーツ。
毎年のように改良が加えられて進化しています。また、2022年4月にはカローラスポーツをベースとしたハイパフォーマンスモデル、GRカローラが登場しました。
ここでは、カローラスポーツとGRカローラの歴史を振り返ってみたいと思います。
文・写真/萩原文博
毎年のように改良が加えられて進化しています。また、2022年4月にはカローラスポーツをベースとしたハイパフォーマンスモデル、GRカローラが登場しました。
ここでは、カローラスポーツとGRカローラの歴史を振り返ってみたいと思います。
文・写真/萩原文博
初代カローラスポーツ
2018年6月26日にフルモデルチェンジを行い、オーリスの後継車としてカローラスポーツが登場しました。
初代カローラは1966年に登場。今年で52年を迎え、世界150カ国以上の国と地域で累計販売台数466万台を超えるベストセラーカーです。
新型カローラスポーツは12代目に当たるモデルで、これからの50年。カローラ生誕100周年に向けて、新たなスタートを切るカローラシリーズの先駆けとして新世代ベーシックカーを表現したモデルです。
初代カローラは1966年に登場。今年で52年を迎え、世界150カ国以上の国と地域で累計販売台数466万台を超えるベストセラーカーです。
新型カローラスポーツは12代目に当たるモデルで、これからの50年。カローラ生誕100周年に向けて、新たなスタートを切るカローラシリーズの先駆けとして新世代ベーシックカーを表現したモデルです。
新世代ベーシックカーとして登場したカローラスポーツの特徴は、全車に搭載された車載通信機によって可能となる「コネクテッド」とクルマ本来の楽しさを融合した、新しいモビリティライフの提案を行うモデルとなっていることです。
TNGAプラットフォームを採用したカローラスポーツは低重心でワイドなスポーティシルエットを実現。
左右タイヤの距離であるトレッドを拡大し、タイヤを外側に出すなど踏ん張り感のあるスタイリングが特徴です。フロントエンブレムを一新し、社名の頭文字「C」と3つの花冠をモチーフとしたシンボリックなエンブレムを採用。
そしてフロントマスクは低く抑えたエンジンフード、センターのグリルから連続する切れ長のヘッドランプによりワイド&ローのスタイルを強調。サイドからリアにかけてはダイナミックな造形と躍動感溢れるスタイルを表現しています。
TNGAプラットフォームを採用したカローラスポーツは低重心でワイドなスポーティシルエットを実現。
左右タイヤの距離であるトレッドを拡大し、タイヤを外側に出すなど踏ん張り感のあるスタイリングが特徴です。フロントエンブレムを一新し、社名の頭文字「C」と3つの花冠をモチーフとしたシンボリックなエンブレムを採用。
そしてフロントマスクは低く抑えたエンジンフード、センターのグリルから連続する切れ長のヘッドランプによりワイド&ローのスタイルを強調。サイドからリアにかけてはダイナミックな造形と躍動感溢れるスタイルを表現しています。
ボディサイズは3ナンバーサイズとなっています。インテリアデザインもTNGAプラットフォームの特徴であるインストルメントパネルの厚みを抑えて、ワイド化も実現。
開放感の感じられる室内空間をシルバー加飾とブラックパネル構成で統一しています。シートは最上級グレードのハイブリッドG、GZにはホールド性を追求したスポーツシートを採用しています。また、シックな室内空間にビビッドな赤のアクセントカラーでドライバーの気持ちを昂ぶらせる空間を演出しています。
開放感の感じられる室内空間をシルバー加飾とブラックパネル構成で統一しています。シートは最上級グレードのハイブリッドG、GZにはホールド性を追求したスポーツシートを採用しています。また、シックな室内空間にビビッドな赤のアクセントカラーでドライバーの気持ちを昂ぶらせる空間を演出しています。
搭載されているパワートレインは最高出力116psを発生する1.2L直列4気筒直噴ターボと1.8Lガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類です。トランスミッションはハイブリッド車がCVT。
1.2Lターボには10速ATに加えて、インテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)が用意されています。スポーツという名前に相応しい乗り味を目指して、サスペンションにはフロントにマクファーソンストラット式。
リアにはダブルウィッシュボーン式を採用。新開発ショックアブソーバーはオイルや構成部品などの組み合わせ約600パターンに及ぶ走行テストを行い、上質な乗り味と操舵応答性を高次元で両立させたものを採用。
さらにリニアソレノイド式AVSという電子デバイスをトヨタブランドのFF車として国内初採用。路面や走行状況に応じて、瞬時に4輪それぞれの減衰力を切り替え、あらゆる路面であっても高級車並の快適な走りを実現しています。
さらに取り回しの良さの目安となる最小回転半径は5.1mを実現。同じカテゴリーのなかでトップクラスの取り回しの良さを誇ります。
1.2Lターボには10速ATに加えて、インテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)が用意されています。スポーツという名前に相応しい乗り味を目指して、サスペンションにはフロントにマクファーソンストラット式。
リアにはダブルウィッシュボーン式を採用。新開発ショックアブソーバーはオイルや構成部品などの組み合わせ約600パターンに及ぶ走行テストを行い、上質な乗り味と操舵応答性を高次元で両立させたものを採用。
さらにリニアソレノイド式AVSという電子デバイスをトヨタブランドのFF車として国内初採用。路面や走行状況に応じて、瞬時に4輪それぞれの減衰力を切り替え、あらゆる路面であっても高級車並の快適な走りを実現しています。
さらに取り回しの良さの目安となる最小回転半径は5.1mを実現。同じカテゴリーのなかでトップクラスの取り回しの良さを誇ります。
先進の運転支援システムは第2世代へと進化した予防安全パッケージの「Toyota Sefety Sense」を全車に標準装備。従来の機能に加えて、夜間の歩行者検知や昼間の自転車運転者検知も可能となりました。
さらに、レーダークルーズコントロール使用中に同一車線内中央を走行できるようにハンドル操作を支援する「レーントレーシングアシスト」やカメラで認識した道路標識をディスプレイに表示し、安全運転を促す「ロードサインアシスト」など機能を充実させドライバーの負担を軽減しています。
さらにパーキングサポートブレーキとして、インテリジェントクリアランスソナーや左右後方から接近する車両を検知して、衝突被害の軽減に寄与するリアクロストラフィックオートブレーキなど、駐車スペースで発生する様々な事故に対応するサポートブレーキシステムを採用しています。
さらに、レーダークルーズコントロール使用中に同一車線内中央を走行できるようにハンドル操作を支援する「レーントレーシングアシスト」やカメラで認識した道路標識をディスプレイに表示し、安全運転を促す「ロードサインアシスト」など機能を充実させドライバーの負担を軽減しています。
さらにパーキングサポートブレーキとして、インテリジェントクリアランスソナーや左右後方から接近する車両を検知して、衝突被害の軽減に寄与するリアクロストラフィックオートブレーキなど、駐車スペースで発生する様々な事故に対応するサポートブレーキシステムを採用しています。
カローラスポーツは初代コネクテッドカーという別名をもっていて、つながる機能を強化しました。
車載通信機DCMを全車に搭載し、遠隔で走行アドバイスや車両診断を受けることができる「eケアサービス」をはじめ、「LINEマイカーアカウント」をはじめとしたコネクテッド機能を新搭載。
安全・安心の機能だけでなく、オペレーターサービスをはじめとした快適・ベンチなサービスが充実しています。カローラスポーツのグレード体系はハイブリッド車が最もスポーティなハイブリッドGZを筆頭にハイブリッドG、ハイブリッドGXの3グレード。
1.2Lターボ車はGZをトップグレードに設定し、G、Xの3グレード。FF、4WDの両駆動方式で6グレード。全9グレード用意しています。
車載通信機DCMを全車に搭載し、遠隔で走行アドバイスや車両診断を受けることができる「eケアサービス」をはじめ、「LINEマイカーアカウント」をはじめとしたコネクテッド機能を新搭載。
安全・安心の機能だけでなく、オペレーターサービスをはじめとした快適・ベンチなサービスが充実しています。カローラスポーツのグレード体系はハイブリッド車が最もスポーティなハイブリッドGZを筆頭にハイブリッドG、ハイブリッドGXの3グレード。
1.2Lターボ車はGZをトップグレードに設定し、G、Xの3グレード。FF、4WDの両駆動方式で6グレード。全9グレード用意しています。
2019年以降の改良版カローラスポーツ
2019年にカローラスポーツは一部改良を実施。運転中の目線の動き、旋回時の姿勢、ライントレース性などドライバーが感じる動きを解析し、サスペンションを最適化することで走りをレベルアップ。
さらにブラックルーフとの組合せのツートーンをG“Z”とGグレードに全3色オプション設定しています。
また、本革シートにブラックを追加しました。2020年にも一部改良を実施し、ボディカラーに新色を追加。さらに、快適性を高めるシートヒーターを一部グレードに標準装備しています。
2021年にはエモーショナルレッドⅢという新色のボディカラーを追加しました。そして2022年10月にマイナーチェンジを実施し、ヘッドランプやフロントロアグリルなどの外装デザインおよび一部の外板色を変更しています。
パワートレインでは、ハイブリッド車は、全ての電動モジュールを刷新した1.8Lハイブリッドシステムを採用。優れたモーター性能により、素早く軽やかな発進と伸びやかな加速を実現しています。
さらにブラックルーフとの組合せのツートーンをG“Z”とGグレードに全3色オプション設定しています。
また、本革シートにブラックを追加しました。2020年にも一部改良を実施し、ボディカラーに新色を追加。さらに、快適性を高めるシートヒーターを一部グレードに標準装備しています。
2021年にはエモーショナルレッドⅢという新色のボディカラーを追加しました。そして2022年10月にマイナーチェンジを実施し、ヘッドランプやフロントロアグリルなどの外装デザインおよび一部の外板色を変更しています。
パワートレインでは、ハイブリッド車は、全ての電動モジュールを刷新した1.8Lハイブリッドシステムを採用。優れたモーター性能により、素早く軽やかな発進と伸びやかな加速を実現しています。
また、1.2Lターボエンジンに変わって2Lダイナミックフォースエンジンを搭載しました。
安全装備では、プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加。
さらに、運転状況に応じたリスクの先読みを行い、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないよう、ドライバーのステアリング・ブレーキ操作をサポートするプロアクティブドライビングアシストを追加しています。
コネクティッドナビに対応した8インチのディスプレイオーディオと10.5インチのディスプレイオーディオPlus(車載ナビ機能付)を設定。スマホアプリApple CarPlayはワイヤレスで利用可能となりました。
安全装備では、プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加。
さらに、運転状況に応じたリスクの先読みを行い、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないよう、ドライバーのステアリング・ブレーキ操作をサポートするプロアクティブドライビングアシストを追加しています。
コネクティッドナビに対応した8インチのディスプレイオーディオと10.5インチのディスプレイオーディオPlus(車載ナビ機能付)を設定。スマホアプリApple CarPlayはワイヤレスで利用可能となりました。
GRカローラ
カローラスポーツをベースに走りに磨きを掛けたGRカローラ2022年4月には世界初公開され、6月に発表しました。
ドライバーの操作へ俊敏に反応する走りを目指し、ボディ剛性を強化。
元町工場 GR Factoryにおいて生産することで実現する高剛性基本骨格。
さらに、リアホイールハウス間や床下トンネル、タンク前の床下にブレースを追加することで、操縦安定性能を高めました。
また、GRヤリスと同様に形状自由度の高いSMC工法で成形されたCFRP素材のルーフパネルを採用し、剛性を高めるだけでなく、軽量化にも貢献しています。
また、カローラスポーツのボディを基本骨格とし、ロングホイールベースによる優れた走行安定性はそのままに、フロント、リヤをワイドトレッド化することにより、高速旋回性能を高めました。スポーツ走行時の安定性・コントロール性が大幅に向上させています。
ドライバーの操作へ俊敏に反応する走りを目指し、ボディ剛性を強化。
元町工場 GR Factoryにおいて生産することで実現する高剛性基本骨格。
さらに、リアホイールハウス間や床下トンネル、タンク前の床下にブレースを追加することで、操縦安定性能を高めました。
また、GRヤリスと同様に形状自由度の高いSMC工法で成形されたCFRP素材のルーフパネルを採用し、剛性を高めるだけでなく、軽量化にも貢献しています。
また、カローラスポーツのボディを基本骨格とし、ロングホイールベースによる優れた走行安定性はそのままに、フロント、リヤをワイドトレッド化することにより、高速旋回性能を高めました。スポーツ走行時の安定性・コントロール性が大幅に向上させています。
搭載されている1.6L直列3気筒ターボエンジンは、GRヤリスに搭載された小型軽量ハイパワーユニットの更なる高出力化を目指し、エンジンの排気効率を向上。
バルブ付き3本出しマフラーを採用することにより、排圧低減と消音性能を両立しました。
6速MTはショートストロークのシフトレバーを採用し、ステアリングから自然に腕を下した位置に配置することで素早いシフト操作が可能です。
駆動方式は、電子式多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を搭載。
今回、駆動配分を制御する4WDモードと、アクセル応答性やステアリングなどを制御するドライブモードを分けたことで、ドライバーの好みや走行環境に応じた選択できます。
さらに、ブッシュのピロボール化、スプリング、アブソーバー、アライメントの最適化にも取り組み、余すところなくGR-FOURの最適駆動力配分を路面に伝達。
圧倒的な旋回性能を実現しています。
バルブ付き3本出しマフラーを採用することにより、排圧低減と消音性能を両立しました。
6速MTはショートストロークのシフトレバーを採用し、ステアリングから自然に腕を下した位置に配置することで素早いシフト操作が可能です。
駆動方式は、電子式多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を搭載。
今回、駆動配分を制御する4WDモードと、アクセル応答性やステアリングなどを制御するドライブモードを分けたことで、ドライバーの好みや走行環境に応じた選択できます。
さらに、ブッシュのピロボール化、スプリング、アブソーバー、アライメントの最適化にも取り組み、余すところなくGR-FOURの最適駆動力配分を路面に伝達。
圧倒的な旋回性能を実現しています。
RZ“MORIZO Edition”
70台限定発売の RZ“MORIZO Edition”は、モリゾウこと社長の豊田が自ら試作車のハンドルを握り、「お客様を魅了する野性味」を追求して作り込んだモデルで、2シーター化をはじめとする徹底した軽量化。
エンジンのトルクアップおよびトランスミッションのギア比最適化による動力性能向上。
モノチューブアブソーバー、ハイパフォーマンスタイヤの採用によるコーナリング性能の向上。
これらにより、「気持ちが昂り、ずっと走らせていたくなる」走りの味を実現しています。
エンジンのトルクアップおよびトランスミッションのギア比最適化による動力性能向上。
モノチューブアブソーバー、ハイパフォーマンスタイヤの採用によるコーナリング性能の向上。
これらにより、「気持ちが昂り、ずっと走らせていたくなる」走りの味を実現しています。
カローラスポーツの走りを追求したGRカローラ
カローラスポーツはVWゴルフがベンチマークとなっている欧州Cセグメントに投入されたモデルです。
このカテゴリーは高い走行性能と実用性が求められます。そこでカローラスポーツはその高い走行性能に磨きを掛けるため、一部改良を重ねて進化してきました。
また、この改良はGRカローラの高いポテンシャルを実現させるためにも必要だったと考えられます。
ベース車の基本性能が向上したこことで、GRカローラはさらに楽しい走りを実現したモデルとなりました。
このカテゴリーは高い走行性能と実用性が求められます。そこでカローラスポーツはその高い走行性能に磨きを掛けるため、一部改良を重ねて進化してきました。
また、この改良はGRカローラの高いポテンシャルを実現させるためにも必要だったと考えられます。
ベース車の基本性能が向上したこことで、GRカローラはさらに楽しい走りを実現したモデルとなりました。