充実した基本の安全装備に便利なACCを追加!ダイハツ ムーヴキャンバスの安全装備と先進運転支援システムを紹介【プロ徹底解説】

ムーヴキャンバス

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2016年に初代モデルが誕生し、若い女性たちを中心に人気を集めたのがダイハツのムーヴキャンバスです。その人気モデルが2022年7月にフルモデルチェンジを実施して、第2世代となりました。この第2世代となったムーヴキャンバスの安全装備や先進運転支援システムの内容を解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
17もの機能を備えたスマートアシスト
スマートアシストの7つの衝突回避支援機能
5種類ある認識支援の機能
サイドビューランプ(常時点灯式)
2つの運転負荷軽減機能
3つの駐車支援機能
発売後に追加予定の新機能

17もの機能を備えたスマートアシスト

近年の日本車の安全のための運転支援システムの普及は驚くばかりのスピードで進みました。2022年7月にデビューした第2世代のムーヴキャンバスにも、最新モデルならではの安全&運転支援システムが数多く採用されています。
そうした先進の安全装備として用意されているのが「スマートアシスト」です。これは「衝突回避支援」「認識支援」「運転負荷軽減」「駐車支援」という4項目において、合計17もの機能をまとめた呼び名です。その中でも重要な「衝突回避支援」は7機能あり、それらはムーヴキャンバスの全グレードにおいて標準装備となります。

スマートアシストの7つの衝突回避支援機能

衝突警報機能(対車両・歩行者[昼夜])

前方にある車両、二輪車、自転車、歩行者を認識し、衝突の可能性がある場合、警報を発します。

衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・歩行者[昼夜])

前方にある車両、二輪車、自転車、歩行者を認識し、衝突の可能性がある場合、警報を発し、さらに危険になると自動でブレーキを作動させます。

ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)

約10㎞/h以下での走行中に障害物を検知。その状況でドライバーがアクセルを強く踏んでも急加速を抑制。さらに障害物に衝突する可能性をシステムが判断すると、自動でブレーキを作動させます。後退時にも作動します。

車線逸脱警報機能

約60㎞/h以上で走行中に、走行中の車線から逸脱しそうになった場合、音と表示で警報を発します。

車線逸脱抑制制御機能

約60㎞/h以上で走行中に、走行中の車線から逸脱しそうになった場合、音と表示で警報を発しつつ、走行車線内に戻るようにハンドル操作をシステムがアシストします。

ふらつき警報

走行中に車のふらつきを検知した場合、音と表示で警告します。

路側逸脱警報機能

約60㎞/h以上で走行中に路側へハミ出そうになると、音と表示で警告します。

5種類ある認識支援の機能

先行車発進お知らせ機能

信号待ちなどで、前の車が発進したことに気付かないで停まっていると、ブザー音と表示で先行車の発進を知らせます。

標識認識機能

道路の脇にある「進入禁止」「最高速度」「一時停止」の標識を、フロントに設置したカメラで認識し、メーター内に表示します。

AHB(オートハイビーム)

前方の明るさなどから対向車を検知し、ハイビームを自動でロービームに切り替えます。

ADB(アダプティブドライビングビーム)

ハイビームで走行中に、先行車と対向車を検知すると、対向車が眩しくならないようにヘッドライトの明かりの一部を遮光します。

サイドビューランプ(常時点灯式)

約90㎞/h以下での走行中に、サイドビューランプが点灯。市街地などでの夜間の広い視界を提供します。

2つの運転負荷軽減機能

全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)

設定した速度以下で、前走車の速度にあわせて車間距離をキープして走行します。先行車が停まると、自車も停まり、スタートは「+RES」スイッチ、もしくはアクセル操作で追従走行を再開します。

LKC(レーンキープコントロール)

全車速追従機能付きACCを作動させ、約60㎞/h以上で走行中に、自車が走行車線の中央を走るようにハンドル操作をアシストします。

3つの駐車支援機能

スマートパノラマパーキングアシスト

駐車するときに、ステアリング操作をシステムがアシストします。ドライバーは、安全確認とアクセルとブレーキのみを操作するだけとなります。

パノラマモニター

車体の4か所に設置したカメラで、車を真上から見たような映像をカーナビなどのディスプレイに映し出します。

コーナーセンサー

フロントに2個、リヤに4個のセンサーを設置。障害物までの距離に応じて音を変化させながら、障害物の存在を知らせます。

発売後に追加予定の新機能

2022年7月のフルモデルチェンジには間に合いませんでしたが、発売後の9月と10月に追加されたのが、「BSM(ブラインドスポットモニター)」と「プラスサポート(急アクセル時加速抑制システム)」です。

「BSM(ブラインドスポットモニター)」は、車両の斜め後方の視界にある別車両の存在を、Aピラーに埋め込まれたインジケーターと音で知らせてくれる機能です。
「プラスサポート(急アクセル時加速抑制システム)」は、専用キーを使って始動した時のみ作動する機能です。アクセルの踏み過ぎや踏み間違い等をシステムが検知すると、警告を行い、車の急加速を抑制します。
2代目のムーヴキャンバスは、2022年7月に発売開始になったばかりのバリバリの最新モデル。今どきの軽自動車に求められる最新の先進の安全運転支援システムのほとんどが用意されています。ただし、すべての機能が標準装備ではないので、安全が気になる方は、購入時にオプションなどで追加しておくことをお忘れなく。
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