トヨタ 新型ノア&ヴォクシーのスペックをチェック【プロ徹底解説】

トヨタ ノア

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ノアとヴォクシーという兄弟車関係となって4代目となる新型ノア&ヴォクシーは、2022年1月に登場するや否や圧倒的な人気車種となり、現在長い納車待ちが発生しているほど。

そんな新型ノア&ヴォクシーは、TNGAに基づいた新規プラットフォームを導入し、大きく改良がなされたハイブリッドシステムや、新型となったガソリンエンジンなど、変更点も盛りだくさんとなっています。

そこでここからは新型ノア&ヴォクシーのスペックをチェックしていきたいと思います。

文・写真/小鮒 康一

小鮒 康一|こぶな こういち

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。
国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とするが、実は現行車へのチェックも欠かさない。また、中古車販売店に勤務していた経験も活かし、中古車系の媒体でも活動中。現行車を所持しながらも、NAロードスターも手放さないオールマイティな車愛が持ち味。

小鮒 康一
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ボディサイズなど
エンジンスペックなど
燃費性能

ボディサイズなど

まずは気になるボディサイズから。先代までのノア&ヴォクシーは基本的には5ナンバーサイズミニバンと呼ばれ、エアロパーツを装着したグレードのみ、3ナンバーサイズとなっていました。

しかし、新型となったノア&ヴォクシーは、全車3ナンバーサイズのボディとなった点が最も大きな違いと言えるのではないでしょうか?

そんな新型ノア&ヴォクシーのボディサイズは、全長が4,695mm、全幅が1,730mm、全高が1,895mm(4WD車は1,925mm)となり、エアログレードでも標準グレードでもボディサイズは同一の数値となっています。

最低地上高は、ノア、ヴォクシー共にハイブリッド、ガソリン問わず2WD車が140mm、4WD車が125mmとなっており、4WDモデルは全高が+30mmアップしているためにロードクリアランスが大きくなっていると思いきや、4WDシステムがプラスされることで最低地上高自体は低くなっている点は注意が必要かもしれません。

ホイールベースについては先代と同じく2,850mm、トレッドについてはフロント1,500mm、リア1,515mmとリアトレッドの方が広いセットとなっています。

ただ、最小回転半径は先代と同じ5.5mですので、運転感覚は先代から乗り換えても大きく違って戸惑うということはなさそうです。
室内の空間スペースについては、ノア、ヴォクシー共にグレード問わずに室内長が2,805mm、室内幅が1,470mm、室内高が1,405mmとなっており、10歳未満のお子さん(平均値から算出)であれば、かがむことなく車内を移動することができるほどの室内高が確保されています。

車両重量については、ハイブリッドモデルが1,630kg~1,710kg、ガソリンモデルが1,600kg~1,700kgとなっており(メーカーオプションを装着することでさらに増える場合もあり)、どの仕様をチョイスしても自動車重量税は1.5トン以上2トン未満の括りとなります。

ただ、ハイブリッドモデルのみエコカー減税対象車となっているため、実際の支払い額についてはハイブリッドモデルの方が少額ということになります。

エンジンスペックなど

新型ノア&ヴォクシーには1.8Lのガソリンエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせたモデルと、2Lのガソリンエンジンを搭載したモデルという2つのパワートレインが用意されています。 

ハイブリッドモデルには72kW/142N・m(98PS/14.5kgf・m)の出力を持つ2ZR-FXE型1.8Lエンジンと、70kW/185N・m(95PS/18.9kgf・m)の出力を持つ1VM型モーターを搭載。 

後輪をモーターで駆動するE-fourと呼ばれる四輪駆動モデルには、上記のエンジンとモーターのほかに、30kW/84N・m(41PS/8.6kgf・m)の出力を持つ1VM型モーターがリアに搭載されます。

一方のガソリンモデルには、125kW/202N・m(170PS/20.6kgf・m)の出力を持つM20A-FKS型2Lエンジンを搭載。ガソリンモデルの4WDにはダイナミックコントロール4WDと名付けられた電子制御式4WDが組み合わされます。

燃費性能

新型ノア&ヴォクシーは燃費性能が先代よりも向上している点もポイントのひとつと言えます。

ハイブリッドモデルではWLTCモード燃費が23.0km/L~23.4km/L(4WDは22.0km/L)、市街地モードで22.2km/L~22.6km/L(4WDは22.0km/L)、郊外モードで22.2km/L~25.4km/L(4WDは23.9km/L)、高速道路モードで22.1km/L~22.5km/L(4WDは20.9km/L)という数値となっており、最も低燃費が期待できるのは郊外モードの走行パターンで、次いで市街地モード、高速道路モードはやや苦手とするという数値になっています。

一方のガソリンモデルでは、WLTCモード燃費が15.0km/L~15.1km/L(4WDは14.4km/L~14.3km/L)、市街地モードで11.5km/L~11.4km/L(4WDは11.1km/L~11.2km/L)、郊外モードで15.5km/L~15.3km/L(4WDは14.6km/L~14.8km/L)、高速道路モードで16.9km/L~17.1km/L(4WDは16.1km/L~16.2km/L)という数値となっており、ハイブリッドとは異なり、高速道路モードがもっとも燃費が良く、次いで郊外モード、市街地モードがもっとも悪いという真逆の数値となっています。

なお、どちらのパワートレインでも使用燃料はレギュラーガソリンとなっており、タンク容量は52Lとなるため、ハイブリッドモデルではカタログ燃費通りの走りをすれば、満タンで1,000km以上(1,196km~1,216.8km)走行することができるという計算になります。

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