赤切符・青切符とは? 無視するとどうなるのか

青切符

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赤切符・青切符ともに、交通違反を犯して取り締まりにあった際、警察官から渡されるものであり、刑事上の責任に応じた反則金や罰金の支払い手続きに利用される書類です。それぞれどのようなもので、発行されて無視するとどうなるのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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切符とは、反則金や罰金の支払い手続きに利用されるもの

切符とは、反則金や罰金の支払い手続きに利用されるもの

まず、赤切符は法律で定められている交通違反の中でも、無免許運転や酒酔い運転といった重大もしくは特に危険な行為に対して適用され、基本的に一発免停となる違反点数6点以上の違反に対して発行されます。

交通違反によって赤切符を切られた場合、即決によって裁判が行われますが、容疑を否認して普通裁判で争うこともできるようです。違反を認めれば、裁定によって罰金や懲役といった刑事罰が科されて前科が付くことになります。

一方、青切符は赤切符と異なり、違反点数が6点未満の加算となる比較的軽い交通違反に対して発行されることがほとんどです。

比較的軽い交通違反とは、一時停止違反や駐車違反といった交通違反が該当します。本来、これらの交通違反も刑事上の責任が伴います。

ですが、青切符の場合は反則行為に関する処理手続の特例について定めた、道路交通法の第9章による交通反則通告制度という決まりが存在しています。

この法律により、反則金を支払うことで刑事訴訟法に定められた刑事上の責任を問われないことになっています。

青切符と同時に発行される反則金の納付書を使って納付するか、送付される通知書に従って反則金を納付することで手続きは終了となります。
また、赤切符を無視すると最悪の場合、刑事訴訟法と刑事訴訟規則によって、逃亡・証拠隠滅を図るおそれがあるとして逮捕に至る可能性があります。

青切符に関しては、反則金の納付は任意だとされていますが、場合によっては起訴されて裁判に発展する場合もあるようです。

もっとも、赤切符はもとより青切符を切られない、法に則った安全な運転を心がけるべきでしょう。
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