背の高い車は本当に横風に弱いのか?

ホンダ ステップワゴン モデューロX

ミニバンやSUVなどといった全高の高い車は、室内高が高く、ゆとりのある室内空間が魅力です。

その一方で、全高の低い車に比べて、横風に弱いと言われることがあります。

実際のところはどうなのでしょうか?

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法定速度で走っている限りは問題ないが…

法定速度で走っている限りは問題ないが…

結論から言えば、ミニバンやSUVが、セダンやコンパクトカーなどに比べて横風の影響を受けやすいボディタイプであることは事実と言えます。

ミニバンの場合、箱型をしていることからボディ側面の面積が大きいことがおもな要因です。SUVは、ボディ側面の面積の大きさもさることながら、最低地上高が高いことから重心位置も高く、その結果、横風の影響を受けやすいと言えます。

横風の影響を受けやすいのは、特に高速道路です。

車自体が高速で走行しているため、一般道に比べて不安定な状態になりやすいことはもちろん、湾岸沿いを吹きさらしで走る道があったり、トンネルの出口や切通しの切れ目など、強い横風が吹く場所があるためでもあります。

高速道路走行中に横風を受けると、ハンドルがとられてしまい、意図しない方向に車が動いてしまいます。ハンドルによって曲がる時とは異なり、車がそのまま横にスライドするような感覚を覚えます。

とはいえ、法定速度で走行している限りは、基本的には多少の横風を受けても、横転するなどの大事故につながることはそれほど多くありません。

強風が予想される場合には、高速道路側で速度規制を行うなどの対策をとるため、それに従っていればまず問題はないでしょう。

しかし、法定速度や規制速度を無視して過剰な速度で走行をしたり、あるいは車やタイヤの状態が著しく悪い状態ではその限りではありません

また、ミニバンやSUVが広い室内空間を持っているからといって、乗車定員を超える人が乗車したり、最大積載量を超える荷物を積んだりすると、車全体のバランスが悪くなってしまい、横風の影響を強く受けてしまう可能性があります

ミニバンやSUVに乗る際は、特に車の状態や速度に配慮するようにすることが重要です。