約100万円の手付金が必要?! 「センチュリー」新車の購入条件をチェック！

更新日：2024.09.09

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日本を代表する超高級車として知られるトヨタのセンチュリー。

皇族の方や政府関係者の移動用車両として使用されてきた背景から「購入には審査がある」といった都市伝説もあるほどですが、実際にそのようなことはあるのでしょうか？

吉田恒道｜よしだつねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」（扶桑社）など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」（学習研究社）がある。

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「センチュリー」新車の購入条件！審査はないが、手付金が必要

現在販売されているセンチュリーの新車価格は2008万円と、国産車の中ではトップクラスの超高級車です。また、センチュリーはいわゆる「ショーファードリブンカー」であり、オーナー自身が運転する車ではないとされています。

そのような理由から、センチュリーを購入するのは法人や官公庁などが中心となり、個人のユーザーはそれほど多くはありません。

こうしたセンチュリー独特の事情から、「センチュリーの購入には厳しい審査がある」と言われることがあります。ただ、実際にはセンチュリー特有の審査というものは存在せず、基本的には誰にでも購入することが可能となっています。

ただ、センチュリーは受注生産を原則としているため、注文後のキャンセルを防ぐためにも、手付金の支払いが必須となっているようです。その金額は100万円とされていますが、これが用意できるかどうかが、事実上の「購入条件」であると言えそうです。

また、現在では暴力団対策法により暴力団関係者への新車販売が制限されているため、暴力団関係者でないことを確かめられる可能性もあります。

しかし、これはセンチュリーに限った話ではなく、基本的にどの顧客に対しても行われることです。もし、暴力団関係者であると判断されれば販売してもらえない可能性もありますが、これは「審査」とは別のものと考えたほうが良いでしょう。

このように、センチュリーは基本的には誰でも購入することが可能であり、特別な審査などがあるというわけではないようです。ただ、そうした都市伝説が存在するのは、やはりセンチュリーが特別な車であることと無関係ではないでしょう。