夜は車内の電気を消すべき納得の理由|電気の色にも決まりがある!?

車内灯

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夜間の駐車中など、車内で食事をしたり物を探したりする際には、室内灯を点灯することがあります。うっかりそのまま走行した場合、なんらかの違反となる可能性はあるのでしょうか?

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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走行中に点灯しても違反ではないが…

走行中に点灯しても違反ではないが…

一般的には、室内灯を点灯したまま走行することは推奨されていません。その理由は、車内と車外の明暗差が大きくなるため車外が見にくくなってしまうことや、ほかの車のドライバーに悪影響を及ぼす可能性があることなどとされています。

しかし、実際には、道路交通法の中には、走行中の室内灯の点灯について直接的に規定した文章はありません。そのため、夜間に室内灯を点灯したまま走行したとしても、即座に検挙されるということはまずないでしょう。

ただ、室内灯の点灯によって危険が生じる可能性があることは上で説明したとおりです。室内灯を点灯したまま走行すること自体は違反ではありませんが、もし、それによって明らかに危険な状態での走行であると認められた場合には、「安全運転義務違反」に該当する可能性があります。
道路交通法第70条には、「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない」と規定されており、これに違反すると検挙の対象になります。

これに反しないためにも、走行中は必ず室内灯を消灯するようにしましょう。

また、道路運送車両法では、室内灯そのものに関する規則が存在します。例えば、赤やオレンジのような、ブレーキランプやウィンカーと混同するような色の使用は禁止されているほか、青や紫もフロントウィンドウ付近に設置することは禁止されています。

室内灯をカスタマイズする際には、これらの規則に十分注意する必要があります。
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