消防車は個人でも所有できるって本当?

消防車

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消防車は、ビル火災が起きたときに活躍するはしご消防車をはじめ、消火栓の点検などを行う水槽付消防ポンプ自動車など、様々な場面で活動している車です。

この消防車ですが、個人で所有することはできるのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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個人でも購入することができる

個人でも購入することができる

消防車は、個人でも購入することが可能です。

そもそも、消防車とは道路交通法施行令の第13条によって定められた緊急車両の1つであり、火災や他の災害に対応するための装備を備えた特殊な車です。

消防車が個人でも購入できる理由は、耐用年数を過ぎた車両を地方自治体が払い下げを行うためです。
そのため、いくつかの中古車検索サイトにも掲載されており、各行政機関によるインターネット公売や公有財産売却が行われている官公庁オークションなどを通して購入することができるのです。

このことから、これまで実際に消防車を個人で購入したというケースもあるようです。
ただし、赤色灯やサイレンが作動する状態で、緊急車両としての許可を得ずに公道を走行するのは違法行為にあたるため、取り外さなくてはなりません。同時に、消防署のマークや所属の消防署名も消す必要があります。

つまり、緊急車両としての機能を無くしたうえで、自家用車として車検に通る要件を満たす必要があるのです。

2022年4月30日時点で、官公庁オークションに出品されている消防車の数は16台でした。消防車を購入したければ、オークションに参加して入札してみても良いでしょう。
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