春先はタイヤに小石が挟まりやすい?!その理由と挟まった時の対処法を解説

小石

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徐々に暖かくなって雪が溶けだす春先。実はこの季節、タイヤの溝に小石が挟まりやすいとされているのはご存知でしょうか。

タイヤの溝に挟まった小石は、すぐ取り除かなくては危険なのでしょうか?また、どのようにして挟まった小石を取り除けば良いのでしょうか?

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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危険性は低いものの、気が付いたら取り除こう

危険性は低いものの、気が付いたら取り除こう

春先はタイヤに小石が挟まりやすい季節であると言われています。その理由は、スタッドレスタイヤで走行している車が少なくないため。

スタッドレスタイヤは、積雪路面や凍結路面対して高いグリップ力発揮するために、素材として柔らかいゴムが用いられている上に、細かい溝が多く刻まれています。

このようなスタッドレスタイヤの構造が、小石が挟まりやすい原因となっているのです。同様に、新品の夏用タイヤもゴムがまだ柔らかく溝が深いため、小石が挟まりやすい傾向にあります。
また、もう一つの原因として、老朽化したアスファルトもタイヤに小石が詰まりやすくなる原因とされています。

特に、雪解け水はアスファルトを破損させる大きな要因と言われています。なぜなら、雪解け水が路面の隙間や小さなヒビに浸透していき、アスファルト自体の接着力を低減し隙間が広がってしまうからです。

さらに、浸透した水分は夜間の気温の低下によって再び凍結し、体積が膨張することになります。隙間が大きく空いてしまうとアスファルトは崩れやすくなり、小石がタイヤに挟まってしまう原因の1つとなっているのです。
タイヤの溝に挟まった小石を取り除くには、マイナスドライバーなど先が細い金属で取り除くのがポピュラーな方法です。そのままにしておくと、異音や振動の原因となったり、タイヤが痛む原因となってしまいます。

また、飛び石がタイヤに挟まったまま走行をしていると、後続車に飛び石が当たり、フロントガラスが破損する危険性があります。

急を要する事態ではないとはいえ、タイヤの劣化や飛び石のリスクを低減するためにも、タイヤの溝に小石が挟まった場合には取り除いた方が良いでしょう。
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