ガソリンの価格は何で決まるの?
更新日:2024.09.09
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旅行や出張などで遠出をした際、自宅周辺とのガソリンの価格の差に驚いたことはないでしょうか。
ガソリンの販売価格は地域によって異なり、製油所との位置関係をはじめ様々な要因がガソリンの価格に影響するのです。
ガソリンの販売価格は地域によって異なり、製油所との位置関係をはじめ様々な要因がガソリンの価格に影響するのです。
ガソリンが安い地域はどこ?「製油所が近いからガソリン安い」は間違い?
実生活で実感する通り、地域によってガソリンの価格は異なります。
このことは、経済産業省・資源エネルギー庁が2022年3月2日に発表した、石油製品価格調査内の給油所小売り価格調査を見ることで分かります。
2022年2月28日時点でのレギュラーガソリン現金価格は、鹿児島県がリッター当たり180.9円で最も高く、岡山県が166.7円と最も安くなっています。価格差はリッター当たり14.2円となり、実に10円以上も差が出ているのです。
このことは、経済産業省・資源エネルギー庁が2022年3月2日に発表した、石油製品価格調査内の給油所小売り価格調査を見ることで分かります。
2022年2月28日時点でのレギュラーガソリン現金価格は、鹿児島県がリッター当たり180.9円で最も高く、岡山県が166.7円と最も安くなっています。価格差はリッター当たり14.2円となり、実に10円以上も差が出ているのです。
価格は同じ地方であってもバラつきが大きく、例えば関東甲信越だけに絞って見ても、長野県はリッター当たり180.4円で最も高く、最も安い千葉県の169.5円と大きく異なります。
長野県は、新潟県(171.1円)・群馬県(175.2円)・山梨県(174.7円)・埼玉県(169.9円)と県境の一部を隣接しているのにも関わらず、飛びぬけてガソリンが高いのです。
長野県は、新潟県(171.1円)・群馬県(175.2円)・山梨県(174.7円)・埼玉県(169.9円)と県境の一部を隣接しているのにも関わらず、飛びぬけてガソリンが高いのです。
このガソリンの価格差は、まず輸送コストに左右されると言われています。原油から精製されたガソリンは、製油所から直接、あるいは各県に設置された油層所を経由して各ガソリンスタンドに運ばれていきます。
つまり、製油所から遠ければ遠いほどガソリンを運ぶコストがかかり、販売価格にその分のコストが上乗せされるために価格差が生まれるという理屈なのです。
加えて、ガソリンスタンド毎のガソリンの販売量もまた、価格差を生む要因の1つと言われています。人口や世帯当たりの自動車保有率が下がる過疎地域や山間部が多い場所では、どうしてもガソリンの販売量が少なくなることになります。
そのため、販売量の少なさを補うために販売価格を高くしなければなりません。ガソリンスタンドの経営を成り立たせるために、価格を上げることになります。そういった理由から、都心部との価格差が生まれる背景もあるようです。
つまり、製油所から遠ければ遠いほどガソリンを運ぶコストがかかり、販売価格にその分のコストが上乗せされるために価格差が生まれるという理屈なのです。
加えて、ガソリンスタンド毎のガソリンの販売量もまた、価格差を生む要因の1つと言われています。人口や世帯当たりの自動車保有率が下がる過疎地域や山間部が多い場所では、どうしてもガソリンの販売量が少なくなることになります。
そのため、販売量の少なさを補うために販売価格を高くしなければなりません。ガソリンスタンドの経営を成り立たせるために、価格を上げることになります。そういった理由から、都心部との価格差が生まれる背景もあるようです。