11,000回転まできっちり回せ!エンジンをレッドゾーンぎりぎりの高回転でずっと維持したら車は壊れる?
更新日:2024.09.09
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有名なセリフですが、実際はエンジンが最高出力を発生する回転数は千差万別。
レッドゾーンも6,000回転だったり、8,000回転だったりとさまざまです。
そんなレッドゾーンに近いところでエンジンを回し続けたら、どうなるのでしょうか?
※ 画像はイメージです
レッドゾーンも6,000回転だったり、8,000回転だったりとさまざまです。
そんなレッドゾーンに近いところでエンジンを回し続けたら、どうなるのでしょうか?
※ 画像はイメージです
そもそも現代のクルマでは11,000回転を出来ない!?
最近のクルマであれば、コンピュータがすべてを管理しているため、無茶なことをしようとしても、通常はクルマのほうで制御してしまいます。
電子制御スロットルシステムなら、AT車の場合だといくらアクセルを踏んでも効率的な回転数に収まるようにミッションを制御してきますし、マニュアル車も含め、理不尽なアクセルの踏み方をしたとしても自動でスロットルを絞ってしまいます。
現代のクルマでは、そもそも”限界付近でエンジンを回して車を走らせる”こと自体が、サーキット走行モードくらいでしかありえない話なのです。
電子制御スロットルシステムなら、AT車の場合だといくらアクセルを踏んでも効率的な回転数に収まるようにミッションを制御してきますし、マニュアル車も含め、理不尽なアクセルの踏み方をしたとしても自動でスロットルを絞ってしまいます。
現代のクルマでは、そもそも”限界付近でエンジンを回して車を走らせる”こと自体が、サーキット走行モードくらいでしかありえない話なのです。
電子制御の入ってない時代のクルマでアクセルを床まで踏んでとにかく全開で走ってみると…?
一般的に走行中の水温計は、よほどの温度にならなければ通常上がる位置以上には上がりません。しかし、数十分で安定していた水温が上昇します。
高速走行中にも関わらず水温が上がっているということは、マズイ状況です。
とはいえすぐにオーバーヒートは起きませんし、しばらくはエンジンも快調に回ります。
高速走行中にも関わらず水温が上がっているということは、マズイ状況です。
とはいえすぐにオーバーヒートは起きませんし、しばらくはエンジンも快調に回ります。
そのまま踏み続けてみると…?
すると、約2時間ほどでエンジンがすごくパワーダウンしたのを感じます。
鈍感な方でも、パワー感が無くなったことに気づくと思います。しかし、スロットルが無反応というわけでは無いようです。
水温計の針を見て、ちょっと冷えたかなと思ったところで、もう一度アクセルを床まで踏むとパワーが復活していました。
しかし、5分もしないうちにまた同様の症状が起きました。
鈍感な方でも、パワー感が無くなったことに気づくと思います。しかし、スロットルが無反応というわけでは無いようです。
水温計の針を見て、ちょっと冷えたかなと思ったところで、もう一度アクセルを床まで踏むとパワーが復活していました。
しかし、5分もしないうちにまた同様の症状が起きました。
急激な温度上昇だけでエンジンが壊れることも!
水温でも油温でも、そのクルマが持つ冷却性能を超えた場合は、まずそれらの温度が上がってきます。
ここで極端に耐久性に劣るエンジンや、いわゆる"ハズレ"のエンジンだと、エンジンブローやタービンブローを引き起こすこともあります。
クルマのエンジンや補機類のなかには、ヘッドガスケットなど各種ガスケットやシール類などの消耗品があり、短時間のストレスには耐えても、それ以上は壊れてしまう場合もありますし、急速に劣化することもあるでしょう。
もちろん、オイル交換を極端にサボっていたり、長時間放置していたクルマなどの場合は、普通に走行していても壊れてしまうこともあります。
ここで極端に耐久性に劣るエンジンや、いわゆる"ハズレ"のエンジンだと、エンジンブローやタービンブローを引き起こすこともあります。
クルマのエンジンや補機類のなかには、ヘッドガスケットなど各種ガスケットやシール類などの消耗品があり、短時間のストレスには耐えても、それ以上は壊れてしまう場合もありますし、急速に劣化することもあるでしょう。
もちろん、オイル交換を極端にサボっていたり、長時間放置していたクルマなどの場合は、普通に走行していても壊れてしまうこともあります。
今回の乗ったクルマは普段から、エンジンをガンガン回していたうえに、いわゆる"アタリ"のエンジンだったようで、かなり過酷な状態だった割には、壊れずに済みました。
もともと頑丈なことで定評があったり、素性が良くて普段から高回転を多用しているエンジンの場合は、そういうこともあります。
またキャブレター車でしたので、パーコレーションが起き、ブローまでは至らなかったのかもしれません。
インジェクション式のエンジンだったら、パーコレーションも起こさずエンジンブローするまで走るかもしれませんね…普通はしないと思いますが、豆知識として覚えておくと、何かの時に役に立つかも!?
もともと頑丈なことで定評があったり、素性が良くて普段から高回転を多用しているエンジンの場合は、そういうこともあります。
またキャブレター車でしたので、パーコレーションが起き、ブローまでは至らなかったのかもしれません。
インジェクション式のエンジンだったら、パーコレーションも起こさずエンジンブローするまで走るかもしれませんね…普通はしないと思いますが、豆知識として覚えておくと、何かの時に役に立つかも!?