非常時限定!給油口からガソリンを抜き取る方法とは?

給油口

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ディーゼル車に誤ってガソリンを入れてしまった場合や、自動車にしばらく乗らないのに燃料を満タンにしてしまった場合など、既に給油してしまった燃料を抜きたいときがあります。

そんなとき、自力で燃料を抜き取っても良いのでしょうか?
また、ガソリンを抜くための方法にはどんなものがあるのでしょうか?
Chapter
ガソリンの取り扱いは危険物取扱者の資格が必要
非常時の抜き取り作業には給油ポンプを使用
ガソリンの抜き取り作業はプロに任せよう!

ガソリンの取り扱いは危険物取扱者の資格が必要

大前提として、ガソリンは揮発性が高く、静電気などちょっとの火花でも引火し爆発する危険性があります。

そのため、ガソリンを取り扱うには危険物取扱者の資格が必要です。

1998年の消防法改正により、解禁されたセルフ式のガソリンスタンドは、危険物取扱者の資格を有する従業員がいる場合に給油が認められています。

また、危険物取扱者の資格を有していなくても少量であればガソリンの抜き取り作業は可能ですが、そもそも作業自体が難しく、常に危険が伴うため、資格のない人がガソリンを取り扱うことは、原則的におすすめできません

そのため、抜き取り作業は有資格者のいるガソリンスタンドや自動車専門店に依頼するのが良いでしょう。

自動車専門店は廃車時にガソリンタンクを空にしてから解体するなど、ガソリンの抜き取り作業に慣れていることも多いため、まずは行きつけのショップに相談してみてください。

非常時の抜き取り作業には給油ポンプを使用

基本的に、危険物取扱者の資格のない者がガソリンを取り扱うことはできません。

しかし、突発的な不測の事態に陥ってしまい、なんらかの方法でガソリンを抜き取らなくてはならない状況になった場合、最初に思いつくのは、給油ポンプによる燃料の吸い出しです。

灯油ポンプだと長さが足りないので、カーショップには緊急時用として販売されている給油ポンプを使用するのが良いでしょう。吸出&排出側がロングサイズの蛇腹ホースになっていて、使いやすくなっています。

ただし、このアイテムの本来の使い方は、出先でのガス欠時に他車からガソリンを補給する際に使用するもので、ガソリンの抜き取りはあくまで緊急時のみの限定的な使い方であることを覚えておいてください。抜いている最中に静電気で爆発が起こる可能性もあり、大変危険です。

(※ 最近では、ガソリンの盗難防止対策やいたずら防止のため、タンクの途中に網のような装置があり、タンク本体にまでホースが入らないような構造の自動車が多いです。)

その他にも、車両によっては、燃料タンクやタンクにつながるホースが露出している場合があり、その際はホースを外して燃料タンクから直接ガソリンを抜くことも可能です。

ただし、その際ホースには簡単に外せないような”カシメ”が付いていることがあり、それらの装置を壊す必要があります。

また、車両下部に取りつけられていることが多い燃料タンクを、ジャッキアップして確認、燃料ホースを外してガソリンを抜くといった作業でも抜き取りができますが、素人にはかなり難しい作業となるでしょう。

ガソリンの抜き取り作業はプロに任せよう!

ガソリンなどの燃料は取り扱うことは非常に危険です。そのため、危険物取扱者の資格が必要になっています。

突発的な事態が起きたとしても、やはりプロに相談してお任せするのが良策と言えます。

自分で抜き取り作業を行う場合は、あくまで緊急時の場合のみに留めておきましょう。
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