駐車場で隣の車にドアをぶつけてしまった場合、どんな対応が必要?

駐車場

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駐車場は、場所によって左右の幅が狭いこともあり、なかにはドアを開けた際に隣の車にぶつけてしまった、なんて方もいるかもしれません。

そういった”ドアパンチ”をしてしまったときに、どんな対応が必要なのでしょうか?
Chapter
当て逃げにならないよう車の持ち主に連絡
車の持ち主がすぐに見つからない場合は先に警察に連絡
ぶつけた側の過失割合10割で修理費用を負担

当て逃げにならないよう車の持ち主に連絡

駐車場などで隣の車にドアをぶつけられることを「ドアパンチ」もしくは「ドアパン」と言い、狭い駐車場ではドアを開けすぎないように気をつけていても、強風で煽られてぶつけてしまうなど、誰でも加害者になる可能性があります。

もし、ぶつけてしまった場合は、すぐに車の持ち主へ連絡するようにしましょう。

ぶつけた後に何も対応せず、その場を立ち去ってしまうと”当て逃げ”とみなされ、罰則を受けることになります。

近年、公共の駐車場には防犯カメラが設置されるようになり、当て逃げ犯も検挙される確率は高まっています。

”当て逃げ”で罰則を受けることがないよう、相手への丁寧な謝罪や修理の手続き、警察への連絡など、誠意ある対応を心がけましょう。

車の持ち主がすぐに見つからない場合は先に警察に連絡

駐車場だと、車の持ち主がいない場合が多く、相手がいつ戻ってくるか検討もつきません。

ショッピングセンターなど相手のドライバーを呼び出せるような場所であれば、店内アナウンスで呼んでもらう方法があります。

また、多くの人は自分の氏名や電話番号を書いた紙をワイパーなどに挟んでおくという手法をとっているようです。

しかし、自分の個人情報が関係のない人にまで知られたり、紙が風に飛ばされて紛失したりといった後々のトラブルを回避するため、相手を呼び出せる手段がない場合には、まず先に警察に連絡して、処理をしてもらうことが得策です。

道交法では、どんな些細な交通事故であっても警察への報告義務があると定められているため、もし報告義務を怠って逃げてしまうと、1年以下の懲役又は10万円以下の罰金が課せられてしまいます。

これは公道でも私有地である駐車場でも変わりません。

また、警察は被害車両のナンバーから運転者を探してくれます。警察からの連絡を受けた被害者が駐車場に戻ってきたら、今後の手続きについて話し合いを進めましょう。

ぶつけた側の過失割合10割で修理費用を負担

警察の実況検分が終了したら、自分が加入している保険会社にも連絡を入れて、今回の事故の手続きを進めます。

相手の車が止まっている状態でぶつけたわけですから、よほどのことがない限り過失割合はドアをぶつけた側が10割となり、全額負担となる可能性が高いです。

また、修理費用は被害状況によって異なり、コンパウンドで磨けば消えてしまうような傷もあれば、板金塗装が必要で数万円かかる場合もあります。
このようにうっかりドアパンチをしてしまうことで、自分にも相手にも痛手になります。

では、ドアをぶつけないようにするための方法はあるのでしょうか?

必ずとは言えませんが、なるべくドアを開けるスペースが十分取れる場所に駐車することが1つ挙げられます。

もし、ドアを開けるスペースが十分に取れない、ドアを開けると隣の車に当たってしまうかもしれない、という場合には、ドアのもっとも膨らんだ場所(隣の車に接触すると思われる箇所)を自分の手で掴み、緩衝材代わりとして利用します。

こうすることで、相手の車にドアパンチする可能性が低くなります。

風の強い日や、狭い駐車場で、ぶつける可能性がある場合に試してみてください。
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