フォルクスワーゲン ポロ新旧比較!6代目はモデルチェンジ前とどこが変わった?特徴や違いを徹底解説!(ABA-AWCHZ型)

フォルクスワーゲン6代目ポロ

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フォルクスワーゲン ポロといえば、日本で普及している輸入車の中でも特に多いことで有名。

男女問わず運転しやすい大きさから非常に人気があり、街中でもよく見かける車でもあります。

2018年にフォルクスワーゲン 6代目ポロ(ABA-AWCHZ型)へとフルモデルチェンジしましたが、モデルチェンジ前後ではは大きな違いがいくつかあるのです。

そこで今回は、現行モデルである6代目ポロと、先代モデルの5代目ポロの違いについて詳しく見ていきましょう。

※ 2021年12月 現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
フォルクスワーゲン6代目ポロと5代目ポロ新旧比較表
フォルクスワーゲン6代目ポロと5代目ポロは大きさが違う!
フォルクスワーゲン6代目ポロと5代目ポロは排気量が違う!
フォルクスワーゲン6代目ポロと5代目ポロはインパネ周辺の使い勝手が違う!

フォルクスワーゲン6代目ポロと5代目ポロ新旧比較表

新型モデル旧型モデル
新車価格209.8~448.5万円199.9~337.9万円
ボディタイプコンパクト/ハッチバックコンパクト/ハッチバック
全長4,060~4,085mm3,995mm
全幅1,750mm1,685mm
全高1,430~1,450mm1,445~1,500mm
燃費WLTCモード14.5~17.1km/L-
燃費JC08モード15.4~19.3km/L15.9~23.4km/L
ドア数5ドア5ドア
乗車定員5人5人
排気量999~1,984cc999~1,798cc
トランスミッションDCTDCT
ハンドル
最小回転半径5,100mm4,900mm
ホイールベース2,550mm2,470mm

フォルクスワーゲン6代目ポロと5代目ポロは大きさが違う!

ポロは、5代目から6代目にかけてボディーサイズが大幅に変更されています。

5代目ポロと6代目ポロのカタログ上のボディーサイズは、以下の通りです。

・5代目ポロ:全長3,995mm×全幅1,685mm×全高1,475mm
・6代目ポロ:全長4,060mm×全幅1,750mm×全高1,450mm

6代目ポロはモデルチェンジ前より全高こそやや低くなったものの、それ以外は大型化していることがわかるでしょう。

6代目ポロに近い存在としては、フォルクスワーゲン 6代目ゴルフに近くなったといえますが、その背景には、導入されたプラットフォームが変更されたという理由があるのです。

5代目ポロまでは各セグメントでプラットフォームが別々に作られていましたが、フルモデルチェンジごとに在庫部品が余るなどの問題を抱えていました。

また、専用設計なので汎用性がなく、必然的に本体価格上昇の原因にもなっていたのです。

6代目ポロからはこのシステムを廃止し、FF(前輪駆動)車全体で汎用の効く新開発プラットフォーム「MQB」に変更されました。

これにより部品の余剰在庫を処分する必要がなくなったほか、汎用性が高くなったことで本体価格を押さえることにも成功しています。

大型化したことによって取り回しの問題がありましたが、そこまで大型化したわけではないため従来通りの快適な取り回しのままです。

フォルクスワーゲン6代目ポロと5代目ポロは排気量が違う!

6代目ポロは、5代目ポロと排気量も違います。

大型化したのだから当たり前だと思う方もいるかもしれませんが、実は大型化した6代目ポロのエンジンはダウンサイジングされているのです。

この他にも、大型化して増加する車両重量を押さえるため、あらゆる箇所に手が加えられています。

5代目ポロの排気量はグレードによって異なるものの、1.0L~1.6L まで存在しています。

一番大きなグレードでも1.6L なのでそれほど大きな排気量ではありませんが、6代目ポロへのフルモデルチェンジに伴い、排気量は1.0L までダウンサイジングされました。

一見すると大型化した車体を動かすには不利な排気量に見えますが、搭載されているエンジンがそもそも違うため、結果的には最大出力・トルクともに向上しているのです。

また、6代目ポロには5代目ポロの特別仕様車であった「BlueMotion」がチューニングし直されて搭載されている点もポイント。

加えて、エンジンのダウンサイジング化によって、車両重量は5代目ポロの重量+60kgで収まっているのです。

のちに2.0L と1.5L のモデルも導入されたうえ、車体の大型化のことを考えれば実質軽量化に成功したことになり、高いエンジン性能と相まって更なる進化を遂げたともいえるでしょう。

フォルクスワーゲン6代目ポロと5代目ポロはインパネ周辺の使い勝手が違う!

6代目ポロと5代目ポロとの違いは、エクステリア(外観)だけではありません。

室内空間にもいくつかの変更が加えられ、より居住性の高いクルマに仕上がっているのです。中でもインパネ周辺の機能の進化は突出しており、ドライバーの負担を最小限に押さえるように設計されています。

5代目ポロのインパネ周辺は、良くも悪くも特徴がない普通のクルマといった印象を受けた方も多いのではないでしょうか。

もちろん質感などは高級感がありますが、使い勝手の面で言えば可もなく不可もないのが特徴。

対して6代目ポロは、エアコンの吹き出し口以外はすべて水平基調に変更されています。水平基調にすることでドライバーの視線移動の負担が軽減され、快適なドライブに一役買っているのです。また、ハンドルも完全な丸型からD型に変更されたことで、運転席からの乗り降りもより快適になっています。

大きな変更が加えられた箇所は他にもありますが、特にインパネ周辺の変更はドライバーにとってありがたいポイントといえるでしょう。
6代目ポロはモデルチェンジ前とどこが変わったのか、詳しく紹介しました。

本記事で紹介したのはごく一部であり、細かなポイントまで挙げればきりがありません。

しかし、結論として6代目に進化したことで、今まで以上に使い勝手がよくなったのは間違いないでしょう。

先代モデルである5代目ポロも優秀なクルマではあるので、5代目を中古車市場で探すか、6代目を新車購入するか検討しても損はないかもしれません。

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