フォルクスワーゲン 6代目ポロはボディ拡大によって後部座席の使い勝手も向上?
更新日:2024.09.09
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同じフォルクスワーゲン ゴルフと比較されることも多い1台であり、ゴルフと並んで人気の高いフォルクスワーゲン 6代目ポロ(3BA-AWDKL/AWDAD/ABA-AWCHZ型)。
2018年のフルモデルチェンジによって、さまざまな機能が追加・見直しされたクルマですが、リアシート(後席)の使い勝手も進化しました。
「先代である5代目よりも使い勝手がよくなった」との評判があるポロのリアシートは、どのように進化したのでしょうか。
今回は、6代目ポロのリアシートの使い勝手を、先代モデルとゴルフとの比較をしながら詳しく解説していきます。
2018年のフルモデルチェンジによって、さまざまな機能が追加・見直しされたクルマですが、リアシート(後席)の使い勝手も進化しました。
「先代である5代目よりも使い勝手がよくなった」との評判があるポロのリアシートは、どのように進化したのでしょうか。
今回は、6代目ポロのリアシートの使い勝手を、先代モデルとゴルフとの比較をしながら詳しく解説していきます。
フォルクスワーゲン 6代目ポロとはどんなクルマなの?
ポロは1975年の初代登場以来安定した人気を集める、フォルクスワーゲンが誇るクルマです。
同社が誇る名車・ビートルの事実上の後継車種として誕生し、世界戦略のクルマとして市場に投入されました。
日本ではゴルフと並んで人気が高いのが特徴ですが、特筆すべきは購入者の約60%が女性であるという点でしょう。
6代目から3ナンバーに変更され大型化はしたものの、かわいらしいエクステリア(外観)と取り回しのよさで人気の高い1台なのです。
全長4,060mm×全幅1,750mm×全高1,450mmと、大きいといってもハッチバックタイプのクルマなので取り立てて大きいというほどでもありません。
また、後述しますが現行ゴルフと大きさにあまり差がないのも特徴のひとつです。
ホイールベースも2,550mmと長く設定されているため、安定した走行が可能な仕上がりになっているといえるでしょう。
ポロは2018年に発売されたばかりのクルマですが、インテリア(内装)・エクステリアともにノスタルジックな雰囲気の装備もちりばめられています。
例えばパーキングブレーキは、各社電動化が進む中であえて手引き式を採用しており、新しさに伝統をプラスした仕上がりに。
反面、時代にあった最新機能も搭載しており、伝統だけではないフォルクスワーゲンのクルマ作りの哲学を感じることができます。
さらにポロには、個性豊かな下記の5種類のグレードがラインアップされています。
・TSI トレンドライン
・TSI コンフォートライン
・TSI ハイライン
・TSI Rライン
・GTI
いずれのモデルも毎年細かな仕様変更が行われているほか、発売当初のポロと現在新車購入できるポロでは、機能に一部違いがあることも覚えておきましょう。
大きさや車両重量は全グレード共通なのも、ポイントです。
同社が誇る名車・ビートルの事実上の後継車種として誕生し、世界戦略のクルマとして市場に投入されました。
日本ではゴルフと並んで人気が高いのが特徴ですが、特筆すべきは購入者の約60%が女性であるという点でしょう。
6代目から3ナンバーに変更され大型化はしたものの、かわいらしいエクステリア(外観)と取り回しのよさで人気の高い1台なのです。
全長4,060mm×全幅1,750mm×全高1,450mmと、大きいといってもハッチバックタイプのクルマなので取り立てて大きいというほどでもありません。
また、後述しますが現行ゴルフと大きさにあまり差がないのも特徴のひとつです。
ホイールベースも2,550mmと長く設定されているため、安定した走行が可能な仕上がりになっているといえるでしょう。
ポロは2018年に発売されたばかりのクルマですが、インテリア(内装)・エクステリアともにノスタルジックな雰囲気の装備もちりばめられています。
例えばパーキングブレーキは、各社電動化が進む中であえて手引き式を採用しており、新しさに伝統をプラスした仕上がりに。
反面、時代にあった最新機能も搭載しており、伝統だけではないフォルクスワーゲンのクルマ作りの哲学を感じることができます。
さらにポロには、個性豊かな下記の5種類のグレードがラインアップされています。
・TSI トレンドライン
・TSI コンフォートライン
・TSI ハイライン
・TSI Rライン
・GTI
いずれのモデルも毎年細かな仕様変更が行われているほか、発売当初のポロと現在新車購入できるポロでは、機能に一部違いがあることも覚えておきましょう。
大きさや車両重量は全グレード共通なのも、ポイントです。
フォルクスワーゲン 6代目ポロの後部座席の使い勝手は?
ポロのリアシートの使い勝手は、6代目に進化したことで大幅に向上しています。
先代モデルからプラットフォームが一新されたことで3ナンバー化してしまったものの、車内の広さを手に入れたのです。
2017年のコンセプトカーによる発表でも「リアシートが広くなった」と公表されていた通り、従来モデルのような狭さを感じにくいのが特徴です。
リアシートは6:4分割可倒式を採用していますがスライド機構はなく、リクライニング機構もありません。
車体が大きくなった分リクライニングができなのは残念に思う方もいるかもしれませんが、その分リアシート周辺には、先代ポロにはなかった広さが確保されています。
5代目ポロは5ナンバー車で全長が短く、フロントシート(前席)バックとリアシートの間が狭いことが欠点として挙げられていました。
フルモデルチェンジされた6代目ポロは、プラットフォームの一新も手伝ってこの問題を解決したのです。
仕様は5人乗りですが、大人が5人乗ると少々手狭さを感じてしまうかもしれない点は、ハッチバックのため仕方がないといえばそれまでかもしれません。
しかし、先代ポロよりゆとりがあることは室内空間すべてを見渡しても明白であり、標準的な大人が乗る程度ならそれほど不便に感じることはないでしょう。
特に、フロントシートを前に出さなくても膝部分にゆとりが生まれた点は特筆するに値します。
床面も完全フラットではないものの、リアシート内での移動も楽です。
ただし広くなったとはいえハッチバックなので、左右移動に窮屈な面は変わりないほか、足を組み替えることができるほど広いわけでもありません。
しかし、先代モデルに比べるとリアシートの居住環境が大幅に改善されたことだけは間違いないでしょう。
何人で乗るかにもよりますが、決して使い勝手の悪いクルマではないのです。
先代モデルからプラットフォームが一新されたことで3ナンバー化してしまったものの、車内の広さを手に入れたのです。
2017年のコンセプトカーによる発表でも「リアシートが広くなった」と公表されていた通り、従来モデルのような狭さを感じにくいのが特徴です。
リアシートは6:4分割可倒式を採用していますがスライド機構はなく、リクライニング機構もありません。
車体が大きくなった分リクライニングができなのは残念に思う方もいるかもしれませんが、その分リアシート周辺には、先代ポロにはなかった広さが確保されています。
5代目ポロは5ナンバー車で全長が短く、フロントシート(前席)バックとリアシートの間が狭いことが欠点として挙げられていました。
フルモデルチェンジされた6代目ポロは、プラットフォームの一新も手伝ってこの問題を解決したのです。
仕様は5人乗りですが、大人が5人乗ると少々手狭さを感じてしまうかもしれない点は、ハッチバックのため仕方がないといえばそれまでかもしれません。
しかし、先代ポロよりゆとりがあることは室内空間すべてを見渡しても明白であり、標準的な大人が乗る程度ならそれほど不便に感じることはないでしょう。
特に、フロントシートを前に出さなくても膝部分にゆとりが生まれた点は特筆するに値します。
床面も完全フラットではないものの、リアシート内での移動も楽です。
ただし広くなったとはいえハッチバックなので、左右移動に窮屈な面は変わりないほか、足を組み替えることができるほど広いわけでもありません。
しかし、先代モデルに比べるとリアシートの居住環境が大幅に改善されたことだけは間違いないでしょう。
何人で乗るかにもよりますが、決して使い勝手の悪いクルマではないのです。
フォルクスワーゲン 6代目ポロと5代目ポロの後部座席の差は、プラットフォームから生まれた?
ポロのリアシートが進化した背景には、先述のとおりプラットフォームが一新されたことが大きく影響しています。
5代目ポロは3代目から適用されたスペインの自動車メーカーであるセアトのイビザとプラットフォームを共有しており、コンパクトハッチバックらしい仕上がりをしていました。
このプラットフォームにより日本では人気があったものの、フォルクスワーゲンのラインアップにup! が追加されたことで、全車種ワンサイズずつ大きくなっていきます。
ポロは6代目でルールが適用され、日本の保安基準では3ナンバーに変更されたのです。
新たに採用されたプラットフォームは「MQB」と呼ばれる、フォルクスワーゲン独自のものでした。
このプラットフォームは2012年には登場していましたが、ポロへの採用には時間がかかりました。
「MQB」は、フォルクスワーゲンのラインアップの中でもFF車(前輪駆動)や4WD(4輪駆動)専用のプラットフォームです。
「MQB」登場以前はセグメントごとにプラットフォームが別々に設計されていたものを、全車で共有することで大幅なコストダウンに打って出たのです。
結果、現行モデルのポロは大型化した反面リアシートの拡張という恩恵を受けることができ、5代目との差別化に成功しました。
ここで、5代目ポロと6代目ポロのサイズを比較してみましょう。
5代目ポロは全長3,995mm×全幅1,685mm×全高1,460mmでホイールベースが2,470mmでしたが、6代目ポロは全長4,060mm×全幅1,750mm×全高1,450mm、ホイールベースは 2,550mmに設計されています。
ほんのわずかではありますが、全体的に6代目ポロのほうがボリュームがあるのがわかるでしょう。
クルマが長くなれば、当然その分室内にゆとりが生まれます。
プラットフォームの変更は、ポロのリアシートの使い勝手の向上をもたらしたのです。
5代目ポロは3代目から適用されたスペインの自動車メーカーであるセアトのイビザとプラットフォームを共有しており、コンパクトハッチバックらしい仕上がりをしていました。
このプラットフォームにより日本では人気があったものの、フォルクスワーゲンのラインアップにup! が追加されたことで、全車種ワンサイズずつ大きくなっていきます。
ポロは6代目でルールが適用され、日本の保安基準では3ナンバーに変更されたのです。
新たに採用されたプラットフォームは「MQB」と呼ばれる、フォルクスワーゲン独自のものでした。
このプラットフォームは2012年には登場していましたが、ポロへの採用には時間がかかりました。
「MQB」は、フォルクスワーゲンのラインアップの中でもFF車(前輪駆動)や4WD(4輪駆動)専用のプラットフォームです。
「MQB」登場以前はセグメントごとにプラットフォームが別々に設計されていたものを、全車で共有することで大幅なコストダウンに打って出たのです。
結果、現行モデルのポロは大型化した反面リアシートの拡張という恩恵を受けることができ、5代目との差別化に成功しました。
ここで、5代目ポロと6代目ポロのサイズを比較してみましょう。
5代目ポロは全長3,995mm×全幅1,685mm×全高1,460mmでホイールベースが2,470mmでしたが、6代目ポロは全長4,060mm×全幅1,750mm×全高1,450mm、ホイールベースは 2,550mmに設計されています。
ほんのわずかではありますが、全体的に6代目ポロのほうがボリュームがあるのがわかるでしょう。
クルマが長くなれば、当然その分室内にゆとりが生まれます。
プラットフォームの変更は、ポロのリアシートの使い勝手の向上をもたらしたのです。
フォルクスワーゲン 6代目ポロと8代目ゴルフの後部座席を比較!
6代目ポロの登場から1年後の2019年、兄弟分であるゴルフに8代目となるモデルが登場しました。
実はポロ誕生の背景にはゴルフの存在が大きく影響しており、この2台は切っても切れない関係にあるのです。
そのため購入希望のユーザーのあいだではよく比較検討されるクルマで、当然モデルチェンジされた最新型同士も例外ではありません。
さまざまな違いはあるものの、今回は6代目ポロと8代目ゴルフの車格を比較してみましょう。
先述の通り6代目ポロは全長4,060mm×全幅1,750mm×全高1,450mm、ホイールベース 2,550mmですが、8代目ゴルフは全長4,295mm×全幅1,790mm×全高1,475mm、ホイールベースは 2,620mmに設計されています。
もともとゴルフのほうが大きく設計されていたこと、ゴルフが大きくなったことでポロが生まれたことを考慮すると、大きさに差があるのは当然といえるでしょう。
当然ゴルフのほうが全長が長く、リアシートの使い勝手はゴルフに軍配が上がります。
ポロとは異なりフラットな床面で左右移動しやすいだけではなく、ニークリアランス(足元空間)にもゆとりがあるため快適さではゴルフの圧勝といえるでしょう。
しかし、ポロのリアシートの使い勝手も決して悪いとはいえません。
5代目ポロとも比較しましたがプラットフォームの一新によってニークリアランスが広くなったことは間違いなく、乗り心地が良くなったことに変わりはないのです。
そもそもゴルフとはターゲットが違うため一概に比較はできず、女性ユーザーが多いポロと比べて、ゴルフは男性ユーザーを中心に支持を集めています。
あくまでもコンセプトが違うと分かったうえで、購入の際はどちらを選ぶか慎重に検討すると良いでしょう。
実はポロ誕生の背景にはゴルフの存在が大きく影響しており、この2台は切っても切れない関係にあるのです。
そのため購入希望のユーザーのあいだではよく比較検討されるクルマで、当然モデルチェンジされた最新型同士も例外ではありません。
さまざまな違いはあるものの、今回は6代目ポロと8代目ゴルフの車格を比較してみましょう。
先述の通り6代目ポロは全長4,060mm×全幅1,750mm×全高1,450mm、ホイールベース 2,550mmですが、8代目ゴルフは全長4,295mm×全幅1,790mm×全高1,475mm、ホイールベースは 2,620mmに設計されています。
もともとゴルフのほうが大きく設計されていたこと、ゴルフが大きくなったことでポロが生まれたことを考慮すると、大きさに差があるのは当然といえるでしょう。
当然ゴルフのほうが全長が長く、リアシートの使い勝手はゴルフに軍配が上がります。
ポロとは異なりフラットな床面で左右移動しやすいだけではなく、ニークリアランス(足元空間)にもゆとりがあるため快適さではゴルフの圧勝といえるでしょう。
しかし、ポロのリアシートの使い勝手も決して悪いとはいえません。
5代目ポロとも比較しましたがプラットフォームの一新によってニークリアランスが広くなったことは間違いなく、乗り心地が良くなったことに変わりはないのです。
そもそもゴルフとはターゲットが違うため一概に比較はできず、女性ユーザーが多いポロと比べて、ゴルフは男性ユーザーを中心に支持を集めています。
あくまでもコンセプトが違うと分かったうえで、購入の際はどちらを選ぶか慎重に検討すると良いでしょう。
フォルクスワーゲン 6代目ポロの後部座席の使い勝手を向上させるオプションを紹介!
ポロの魅力のひとつとして、リアシートの使い勝手を向上させるオプションが豊富な点も挙げられます。
「シートバックポケット」や「ドアポケット」が標準装備されてはいますが、さらに機能を追加したいという方はオプションの購入がおすすめです。
長時間リアシートに人を乗せるのであれば、スマートフォンやタブレットの充電ができる「USBデバイス充電ソケット」は必須。
ポート数は1つですが、あるとないとでは大きく違いが生まれます。
同じくオプションの「タブレットホルダー」とは相性も良く、リアシートで映画や動画を楽しみたい方には嬉しいオプションといえるでしょう。
他にも、ペットを乗せる際に使いたい「ペットシートカバー」も取り揃えられているため、使用状況や家族構成次第でさまざまな使い方ができるのが魅力です。
「シートバックポケット」や「ドアポケット」が標準装備されてはいますが、さらに機能を追加したいという方はオプションの購入がおすすめです。
長時間リアシートに人を乗せるのであれば、スマートフォンやタブレットの充電ができる「USBデバイス充電ソケット」は必須。
ポート数は1つですが、あるとないとでは大きく違いが生まれます。
同じくオプションの「タブレットホルダー」とは相性も良く、リアシートで映画や動画を楽しみたい方には嬉しいオプションといえるでしょう。
他にも、ペットを乗せる際に使いたい「ペットシートカバー」も取り揃えられているため、使用状況や家族構成次第でさまざまな使い方ができるのが魅力です。
ポロのリアシートの使い勝手を、5代目ポロ、8代目ゴルフと比較しながら詳しく解説しました。
ポロに限らず、フォルクスワーゲンのクルマは毎年マイナーチェンジが行われるクルマなので、今後のマイナーチェンジでリアシートの使い勝手がさらに向上する可能性は十分にあります。
コンパクトハッチバックとしては十分な機能を有しているポロの進化はまだ始まったばかり。
今後の展開に大いに期待が寄せられる1台といえるのではないでしょうか。
※2021年7月現在
ポロに限らず、フォルクスワーゲンのクルマは毎年マイナーチェンジが行われるクルマなので、今後のマイナーチェンジでリアシートの使い勝手がさらに向上する可能性は十分にあります。
コンパクトハッチバックとしては十分な機能を有しているポロの進化はまだ始まったばかり。
今後の展開に大いに期待が寄せられる1台といえるのではないでしょうか。
※2021年7月現在