アウディ 5代目A4の長所を徹底紹介！ 走りの性能と安定性の高さが抜群

長所について語る前に、まずはアウディ A4がどんなクルマなのか歴史と共に簡単に説明していきます。

A4はDセグメントに属する中型のセダンです。快適な室内空間や、上質なクルマづくりが特徴だと言われています。価格からして高級車ではあるものの、価格以上の高級感があると言えるでしょう。

A4が登場したのは、1994年です。アウディ80の後継車種として発売された初代A4は、フォルクスワーゲンのパサートとプラットフォームを共有していました。異なるブランドでのプラットフォーム共有というところも、面白いところです。

FF(前輪駆動)を基本とし、4WD(4輪駆動)も選択可能でした。ステーションワゴンタイプの「アバント」も用意され、幅広い層に向けた訴求がされています。クワトロやアバントの設定は、現在も受け継がれているA4の変わらない良さです。

2代目はパサートと異なるプラットフォームを使い、サイズアップを果たしました。これにより室内空間が広くなり、初代にはなかったカブリオレも登場しています。

3代目は2005年に発売され、デザインが一新されたことが特徴的です。2代目までのようなクラシカルなデザインではなく、現代的でスタイリッシュなデザインになりました。同時に、あたたかみのあるフェイスから、どこか厳ついフェイスに変わったのも特徴です。

4代目は2008年発売。従来より前輪を前に配置して、前後の重量配分を最適化し、アルミニウムの多用による軽量化が加わり走行安定性が増しました。

そして5代目は2015年から発売されており、より磨きがかかったスタイリッシュなエクステリア(外装)デザインに、より洗練され質実剛健な雰囲気のあるインテリア(内装)が特徴的です。ドイツ車らしいと言うこともできるでしょう。

そんなA4の長所について、これから語っていきます。

まず、アウディ A4の長所として挙げるのがインテリア・デザインです。

プレミアムセダンということで、求められるのは室内空間の広さ・快適性と、質感や見た目の高級感でしょう。そのようなプレミアムセダンに必要とされる要素のすべてが、詰まっています。

メーターパネル部分にはアウディバーチャルコックピットが搭載され、地図情報や車両情報を表示可能。これが快適性に繋がっていると共に、車両情報の表示など高級車らしさのある情報表示機能が所有欲をくすぐってくれます。

インターフェースがすべて使い勝手の良い位置にまとめられており、この配置のデザインも秀逸です。

雰囲気としては、ドイツ車らしい質実剛健といったところ。華やかさはありませんが、アウディ好きが求めるのは華やかさではなく、シックな質感でしょう。黒を基調としながら随所に革素材をイメージさせる明るめのブラウンが使われています。

シルバーの使い所も非常に秀逸で、特に非の付け所のないデザインだと言えるでしょう。

アウディ A4には、TFSIエンジンが採用されています。

直列4気筒直噴2.0Lエンジンで、最高出力は110kW(150ps)/3,900〜6,000rpm、最大トルクは270Nm(27.5kgm)/1,350〜3,900rpmです。加速を重視しているというよりも、低回転域から大きなトルクを発生させることによる牽引力、走りのスムーズさを重視しているというような性能になっています。

そのうえ、ベルト駆動式オルタネータースターターと、12Vリチウムイオンバッテリー採用のマイルドハイブリッドシステムが搭載。

ベルト駆動式オルタネータースターターにより、アイドリングストップからの再始動がスムーズになっています。初動が素早いうえに、エンジン自体の高トルクによる牽引力があるので、スムーズにクルマを加速させる感覚が味わえるでしょう。

初速の物足りなさなどは、マイルドハイブリッドシステムも補ってくれています。

フロントサスペンションは、5リンクサスペンションです。操縦安定性や乗り心地を高めるよう調整されており、乗る人の快適性を考えてつくられているのがわかります。

リヤサスペンションも同じく5リンクサスペンションです。乗り心地の良さ、走行安定性を高めるエンジンとサスペンションになっています。

ここもA4の長所のひとつだと言えるでしょう。

今回は、アウディ A4の長所について紹介してきました。

歴史から見ても、アウディ A4はインテリアの良さと安定感で評価されていたことがわかります。5代目になって、それらにより磨きがかかったと言えるでしょう。

室内空間が広いという魅力も変わらず引き継いでおり、良い部分は変えず、年々技術進歩が激しいところは時代に合わせて進化させているところがアウディ A4最大の長所だと言えるのではないでしょうか。

※2021年8月現在